王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

GTOとアイアンクロー

2024-04-12 20:37:27 | エンタメ
●反町隆史の「GTOリバイバル」をあとからTverで鑑賞。
 クドカン脚本の「不適切にもほどがある」でも思ったけど、こうやって昭和カムバック、昭和の価値観よもう一度!みたいな流れは今のテレビのトレンドで、歓迎したい。

 ただ、単純に「昭和よ戻ってこい!」では世間に受け入れられないから、それをいかに令和の価値観と混ぜ合わせながら着地させるかに、みんな苦心・苦労している。そんなドラマだった。
 岡崎紗絵さんがこんなにいい女優さんだとは、これまで認識していなかった。

●フリッツ・フォン・エリック一家を描いた伝記映画「アイアンクロー」鑑賞。
 昭和のプロレス好きのおっさんがホイホイされる映画。短い感想はXにポスト済みなので、こちらにはちょっとネタバレありの感想を。これから見る人は注意してください。




●映画「アイアンクロー」、染みた。次々と家族に悲劇が起こり、呪いとまで言われたプロレスラー、フリッツ・フォン・エリック一家を描いた作品。

 昔はこういう悪しき家父長制度の象徴のような父親が当たり前だった。男は強くあれ。男は強くなれば夢は叶う、一番をめざせ、と。
 でも、男だって泣いていい。男は涙を見せちゃいけないなんて虚勢ばかり張っていると、余計に悲しい出来事が起きてしまう。そのことにやっとラストで長男が気付く。

「アイアンクロー」のタイトルが意味深い。必殺技の名前というより、父親のアイアンクローこそが息子たちに食い込む爪であり、それが呪いの正体だ。 
 ハリー・レイス、ブルーザー・ブロディ、テリー・ゴディら、往年の名レスラーたちの再現度が高い。リック・フレアーはどうなんだ、似てるのか、あれは!? 

 あらためてフリッツ・フォン・エリックの経歴を調べたら、プロレスラーとしてはナチス・ギミックの悪役設定だったと、初めて知った。そうか、あれはナチスなのか。

●映画館で流れた予告編。清原果耶さんの出演する『青春18×2 君へと続く道』と、『碁盤斬り』が続けて流れた。相変わらず売れっ子だ。ジャンヌ・ダルクより前の撮影だろう。
 草彅剛との共演は初めてかな?

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