サーファー院長の骨休め

“ビッグマッサータハラ”のライフスタイル

伝承

2013-04-12 | Weblog
歴史ある大磯サーフィンコンテストの優勝カップ。

リボンには、歴代の優勝者の名前が掲げられている。

私は、これまで入賞は、あるが、優勝したことはないので、ここに名前は、ない。


この大会は、地元をはじめ、湘南や県外からも選手が集まって来る。



そして、大会を運営するのは、ローカルだ。

先輩から代々受け継がれて来たこの年に一回の「お祭り」を年代も所属クラブ関係なく、みんなで協力し、築き上げてきた。



自分が最初にこの大会のスタッフになったのは、確か高校生くらいだったと思う。

下っ端は、テントの日陰には、入れない。

何をやるのかといえば、ジャッジペーパー集め。

それと大会エリアに侵入してきた一般のサーファーを波打ち際で拡声器を持って、

「ここには、入って来ないでくださーい。」と言いに行く係り。

それが少しでも遅れると「若けー衆使えねーなー。」と後ろのテントの中の怖い先輩たちに怒られたものだ。


こうやってサーフィンから上下関係を学び、顔を覚えてもらって、時には、遠征に連れて行ってもらったりする。

だから大会の手伝いっていうのは、普段関わることのできなかった人たちと顔見知りになれたり、色々なことを学べる場なのだ。




そうやって自分も出場しながら手伝い、仕事を覚え、いつしか大会を運営するようになった。




そして今年。


今まで選手として活躍してきた地元の子供たちが成長し、全国で名を売り、今度は、彼らが大会を仕切ることになった。


こうやって脈々と受け継がれる「大磯の文化」をこのカップと共に伝承して行ってもらいたい。









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