ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

本州最東端

2015年08月28日 19時00分45秒 | 旅行
道の駅「みなとオアシスみやこ」は、港にある。港の一帯は東日本大震災で壊滅し、港や建物が新たに建設されている。道の駅の建物に、津波の高さが表示されており、建物の1階を越えて2階に達していた。周りの道路等は、まだ盛んに工事が行われている。港なので、朝早くから夜遅くまで魚を釣っている人が多く、イワシのような魚がどんどん釣れている。宮古湾が奥深くなっているせいか、水の色はどす黒いようである。
浄土ヶ浜に行く。浄土ヶ浜から潮吹穴まで散策しようと思ったが、道路が通行禁止になっているようである。そのため、汐吹穴近くまで車で行き、少しだけ散策する。風と波が静かだったので、潮は少しだけ上がっていた。
次に、とどが崎に向かう。宮古市のパンフレットにあったのだが、本州最東端だそうだ。最東端に行って何があるかというと、灯台があるのだが、最何とか端に行かないと、一周した気がしない。宮古湾に沿って半周し、白浜漁港から重茂半島を越えて行く。行く途中に「月山展望台」があるというので、立ち寄って行くことにする。気楽にそう思ったのだが、4kmほど未舗装の狭い道路が続き、水溜りも多い。それでも何とか駐車場に到着し、そこから100mほど歩いて、(第2の)月山山頂(455.9m)に登頂。山頂には無線の中継施設があり、端に展望台があったが、霧が出ていて何も見えない。道路は、中継施設のためのようである。幸いにも、こんなところに来るもの好きはいないらしく、車とすれ違うことなく元の道に戻れた。それから先は、とどが崎の登山口のある姉吉(あねよし)漁港までスムーズに行けた。ここも、津波で全壊したらしく、港がほぼ完成し、少し高台の方に建物を作り始めていた。登山口からなだらかな道を4kmほど行くと、とどが崎灯台と本州最北端の碑がある。ごつごつした岩の上で昼食にする。少し日が射していて、風がなく気持ちがよい。
宮古市に戻って、そのまま車で駅の方に向かったが、混雑しているようなので道の駅に戻り、歩いて駅周辺の散策をすることにする。宮古と言えば、「流す涙で割る酒は だました男の味がする あなたの影を ひきずりながら 港、宮古 釜石 気仙沼」(森進一:港町ブルース)ということで、以前から知っていたわけだが、大震災の影響か、あまり、船、酒、女という感じは受けない。それより、建設工事と労働者という感じだろうか。駅の周りを歩いても、普通の商店街で、港らしさはわからなかった。

本州最東端の一