西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

534回の19日

2012-07-19 21:26:27 | 反戦・平和
台風の余波なのか、午後から雨。

長雨続きの佐世保では、昨日の梅雨明け宣言は待ちに待ったものだったのに、今日は一転、また雨…。 ああ~、ため息が出そうだ。

こんな日は、市民団体のデモなど少ないに違いない。デモの責任者としては、一人でも多くの人が参加してくれることを望んでいるけれど、参加はあくまで自主的なことだ。



しかし、悪天候の中、自主的に21人もの人が参加。
東京の17万人とは比べ物にならないけれど、顔見知りの多い小さな町で、それでも参加する勇気に拍手したい。

市中心部のアーケードの七夕飾りの中をゆっくりと進んで、デモの終点、アーケードの出口に到着。



そこで、参加者全員が集まって伝達事項を言い合う。

最初に「内部ひばくを生き抜く」という映画の上映会をMさんが、紹介した。この上映会には私も少し関わっている。紹介の後、突然「佐世保空襲を語り継ぐ会」のIさんが自分の体験を話された。



Iさんは、原爆投下直後の広島に入り、入市被爆をされた方だ。
「私が内部被爆をした証人です。」と話され、ぜひこの映画を見て欲しいと結ばれた。

次は長崎の反核団体のKさんが、8月9日に長崎でやる反核集会のご案内。



こちらには、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の佐藤幸子さんが来られるのだという。う~~ん。この集会にも参加したい。

最後は、「19日市民の会」の最初からのメンバーで、会の代表世話人であるF先生の話だった。



「私が40歳のときに、米原子力空母エンタープライズが寄港し、この会が生まれた。それから45年。人生の半分以上をこの会とともに生きてきたが、年をとって歩くのも大変になってきた。ここらで卒業させてもらいます。」

私がF先生の年齢になるまで20年。

私も、卒業挨拶をやれるだろうか?
それまでこの会は残っているだろうか?
バトンタッチできるような人がいるだろうか?




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