西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

テレビの影響力

2015-02-28 21:19:48 | 市民活動
今日と明日の2日間は、佐世保市男女共同参画推進センター・スピカの「スピカまつり」である。



スピカに登録して活動している16の団体とスピカの職員のみなさんとで実行委員会を作り、この1年の活動をパネル展示したりワークショップをしたりと、それぞれの会の報告をするのだ。







私は「広報させぼを読む会」という会を友人と3人で運営している。
佐世保市が毎月発行している広報紙を、批判的に読み合うという会である。

今年はワークショップを取りやめて、県内各地の広報紙の展示だけを行なった。

「スピカまつり」では、毎年、男女共同参画にかかわる活動をされている方を招いての講演会も行なわれるのだが、参加者が少なくてチラシを配ったり知り合いに呼びかけたりと、苦労続きだった。

ところが今年は、連日、スピカの電話が鳴りっぱなしだったという。

NHK・Eテレで放送されている「猫のしっぽ、カエルの手」のベニシア・スタンリー・スミスさんを講演者としてお呼びしたからだ。



名前が知られている方だから、中ホール(500名収容)がいっぱいになればいいね~などと話していたが、前日までで、スピカへの問い合わせは884件にのぼった。

急きょイベントホール(300人収容)も借り、スピカの研修室と創作室も使用して、テレビ中継が行なわれることになった。

午後12時開場なのに朝早くから人が並び初め、展示物のコーナー辺りまで人でいっぱいになった。

こんなことはスピカが開館したときに、評論家の田島陽子さんをお呼びして依頼のことだ。

上野千鶴子さんをお呼びしたときも、イベントホールはいっぱいにはならなかった。

せっかく展示物のそばに並んでいるのに、展示物を見る人などほとんどいない。
みんなの関心はベニシアさんであり、座って話が聞けるのかどうかだけに係っているのだ。


いつもは「男女共同参画」などには、何の興味もない人たちがこれだけ集まるのだ。

それにしても、テレビの影響って、すごい!


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