西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付け替え道路工事再開26日目

2016-09-05 20:52:45 | 石木ダム
台風がやってくるとの情報で、先週金曜日にはダム事務所前のテントには新しいシートを取り付けたり、ゲート横のテントは中に置いてある冷蔵庫や戸棚が倒れないようにテーブルをくっつけたりと補強をして帰ってきた。



幸いなことに、佐世保も川棚も雨風ともにたいしたことはなくて何の被害もなかった。

まだ、台風の余波が残っているし今日の参加者は少ないだろうと思っていたが、20名を超す人たちが集まってくれた。




午前10時05分、ダム事務所所長をはじめとする県職員10名と業者3名がやってきた。



所長は、妨害物の撤去がまだ行われていないということと、台風でゲート内に被害がなかったかを確認させてほしいということを繰り返した。



9月5日ゲート前


ダム事務所の言い分としては、ゲート内は県がすでに購入した土地であり、自分たちが工事をするのは当然であること、反対派の土地でもないのに、地権者・支援者が工事を妨害するのが理解できない、ということらしい。

確かに、いま県がやろうとしている工事は、現在ある県道に代わる「付け替え道路工事」である。

しかし、この道路はダムの本体につながり、ダム本体工事に使用する工事用道路にもなるのだ。

ダムに反対している私たちが「付け替え道路」工事に反対するのは、当然のことなのだ。

ものの10分ほどで県職員たちは帰っていったが、いつもは口数が少ない所長がよくしゃべっていたし、うろうろ写真を撮ってまわる建設課長も動き回らず静かにしていた。



「いつもと様子が違ってたね。」とテントで話して帰ってきたが、いつもと違ったのはこれからやろうとすることがばれないように、緊張していたのかもしれない。

私たちが帰った後、午後2時30分、ダム事務所職員と業者20名あまりがやって来て、番線を切り寒冷紗を取り外し、ゲートを開いたのだそうだ。

人が少なくなるのを監視カメラで確認してから、やってきたに違いない。

悔しいな~!

だが、これくらいのことで私たちは落ち込んだはりしない。

バイタリティー溢れる地権者の皆さんと、次なる策を考えて対応していく。さあ、明日から忙しくなるぞ~!


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