西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

水の日

2011-07-31 20:47:12 | 石木ダム
明日8月1日は、国が決めた「水の日」である。

限りある資源である“水”を貴重なものとして、国民の理解と関心を高めようと1977年に制定された。
佐世保市では今年から、この「水の日」に近い日曜日に水のイベントを行うことになった。
佐世保市の水のイベントといえば、もちろん石木ダム建設を推進するためのイベントである。

それで今日午前中は、私たち石木ダム建設に反対する「水問題を考える市民の会」と「石木川まもり隊」とで、“ダム反対”のチラシ配りをやった。

いつもにも増して、チラシを受け取る人が少なく苦労したけれど、受け取った人の反応はよく、「私もダム建設には反対です。」という人がかなりの数あったのには驚いた。

市民たちの中に、このまま建設されれば水道料金に跳ね返ること、無駄な公共事業であることが理解されつつあると感じられた。

午後からは、佐世保JA会館で行われた市主催のイベントに出掛けてみた。
6階大ホールは200人ほどの市民でいっぱいだったが、これは例年と同じく市の町内会連合を通じて、人集めが行われている。「町内会長から行ってと言われて来たんですけど、何があるんですかね。」という人もいて、笑ってしまう。

来賓は、県知事・衆議院議員2人・県議6人・市議17人、それに促進市民の会会長に川棚の促進町民の会会長などなど。









市長、知事、県議会議長、市議会議長、促進市民の会会長と挨拶が続いたが、内容はみな同じようなことだ。
○佐世保は慢性的な水不足であること。
○佐世保の経済活性化のためには水が必要である。
○国の方針に従って、再検証をやったが石木ダム建設が一番有効である。
○地権者のみなさんの痛みを理解して話し合いをやり、事業が円滑に進むよう努力する。
??????

あなた方は、馬鹿じゃないの??
佐世保市は慢性的な水不足ではない!水道局が公表しているデーターでは、十分に足りているではないか。
佐世保市の経済活性化のためだって?じゃあ、佐世保市内にダムを造るべきでしょう。
川原の人たちの生活権を奪い、ぬくぬく暮らしていいのか!

そして、恒例のパレード。









消防局の音楽隊を先頭に、市長をはじめとする議員団。
動員の町内会役員たち。

島瀬公園では、パネルの展示や子供たちのお遊戯や蛇踊りが行われていたが、この暑さの中、熱中症で倒れる子供はいなかったのか心配だな~。









水道局にも、「子供たちを使うようなイベントはお止めなさい。」と申し入れをやっていたのに。