精神病でも生きている

北海道で就労支援組織に支えられながら、鬱病の治療と経済的自立を目指す生活者のblog。
BBSは「ブックマーク」から。

2023年・還暦の旅37

2024-06-17 12:45:21 | 沖縄の風景

6/17(月)

 

還暦の旅も、ようやく終わりです。

長らくのお付き合い、ありがとうございました。

次回からは通常の日常blogに…いや、北海道に戻ってからの後日談があるかも知れません。

あったら、ごめんなさい。

m(__)m

 

 

7/5(水) 続き

 

こちらはSの写真。

これから北海道に帰るので、暑い沖縄なのに上着を着ている以外は、どこにでもいるオジサン。

バイク乗り感もワイルドさも、まったくありません。

いや、バイク乗りって安全上の配慮から服装がイカツくなりがちなんですが、なるべく現地の方が行くような店に行きたいSとしては、「どこにでもいる普通の人」っぽい服装を心掛けているんですよ?

なのでライダーズジャケットもバックパックも、パッと見は普通のジャッケットやリュックに見えるモノを使用しています。

中身はライダー仕様で頑丈なんですけどね。

 

九州君の搭乗便が先に出発するというので、出発ロビーへ。

目標を達成すると、達成感と同時に何となく寂しさを感じてしまうのは何故でしょう。

そのせいか、ついこんな会話が。

 

S「とりあえず今回の『還暦の旅』で『全47都道府県を走る』っていう長年の目標も達成したし、これから何を目標に生きたもんかなあ。 まあ、ある意味『いつ死んでもいい』ってことだから、気が楽ではあるんだけど。」

九「あと2年もすると、今度は私が還暦になるんで、私の還暦の旅に付き合ってもらいますよ?」

S「そっかあ。 そりゃあ、あと2年は死ねんなあ。」

九「ええ、生き延びて下さい。」

S「よし、あと2年は生き延びて、現役ライダーを続けよう。」

 

Sは友人の多い方ではないのですが、友人には恵まれていると、しみじみ思いました。

この後、9月に食道ガンが発覚するのですが、この約束があったから、一番シンドイけど一番再発や転移が少ない治療を選びました。

まだ死ぬわけにはいかなかったもので。

( ̄▽ ̄)

 

九州君を見送った後、Sも北海道へ向けて出発。

新千歳空港到着後、その日のうちに浦河まで行く方法が無かったので、あらかじめ沖縄で予約していた千歳市のホテルに一泊。

翌日、鉄道とバスを乗り継いで浦河に帰還。

こうして還暦の旅は無事終了したのでした。


2023年・還暦の旅36

2024-06-11 12:51:45 | 沖縄の風景

6/11(火)

 

旅日記もいよいよ大詰め。

今回は九州君のご紹介です。

 

 

 

7/5(水) 続き

 

沖縄での最後の食事を終えて店を出ると九州君が

「そういえばSさん。 この旅で我々自身の写真って撮ってませんよね。 風景や食べ物ばっかりで。」

S「うん、まあ、こんなオッサン2人の写真なんか『旅日記』で見たい人はいないだろうしね。」

九「でもせっかくの還暦の旅なんだから、今の我々の姿も写真に残しておきません?」

S「それもそうか。 もう『いつ死ぬか分からん歳』だしな。」

 

というわけで、食事をしたフードコート前でパチリ。

こちらが、今回の旅に付き合ってくれた九州君です。(写真)

さすが剣道をやっていただけあって、良いガタイしてるなあ。

いかにもスポーツマンって感じで、バイクやアウトドアが似合うタイプだ。

 

(続く)

 


2023年・還暦の旅35

2024-06-10 12:47:02 | 沖縄の風景

6/10(月)これから

 

鬱病持ちの方には多いと思いますが、気圧が低く日照の弱い雨の日は、結構シンドイです。

頭の回転や反応もニブくなり、傍から見ると「ボーっとしている」とか「不機嫌になってる」ように見えるようです。

まあ、ここecoネット浦河では、そいうい心配はありませんが。

こういう「自分の病気の特性」は、あらかじめ周囲にカミングアウトしておくと楽ですね。

回らない頭で、今日も旅日記の続きです。

 

 

 

7/5(水) 続き

 

一方、九州君が注文したのは「島豚丼」。(写真)

「島豚」って言うと、沖縄固有種なのかな?

「アグー」と、どう違うんだろう?

調べてみたんですが、諸説あってよく分かりませんでした。

でも九州君曰く

「旨い!」

そうなので、まあ良いか。

沖縄の旅を締めくくるには、良い選択だったみたいです。

( ̄▽ ̄)

 

(続く)


2023年・還暦の旅34

2024-06-06 12:48:44 | 沖縄の風景

6/6(木)

 

今朝の最低気温は8.1℃、予想最高気温は14℃と、5月並みです。

寝具を6月仕様にしていたため、今朝は寒くて目が覚めました。

ここのところ熊の出没が相次いだため中断していましたが、ようやく旅日記を続けられます。

もうすぐ終わりますので、今しばらくお付き合いください。

m(__)m

 

 

7/5(水)

 

ホテルをチェックアウトして、タクシーで那覇空港へ。

九州君が先に搭乗するのだが、昼過ぎの便なので、この旅最後の食事にする。

空港内の某フードコートに入り、Sは「がちまやーそば」を、九州君は「島豚丼」を注文。

「がちまやー」とは沖縄の言葉で「食いしん坊」のことだそうで、ソーキと三枚肉とゆし豆腐(沖縄名物「島豆腐」の水切り前のもの。ふわふわ。)が乗っており、その名の通り「食いしん坊仕様」の沖縄そばです。(写真)

いろいろ味わえてお得だし、美味しかったのですが、ややお高めなのは空港内価格で仕方のないところ。

 

(続く)

 


2023年・還暦の旅33

2024-05-29 12:46:18 | 沖縄の風景

5/29(水)のち夜遅くに

 

「ガンの治療が一段落したら、診察を受けに来なさい。」

と呼吸器内科から言われていたので、明日、苫小牧の病院に行って来ます。

朝6時半出発です。

高速バスが1日1往復だけなんで、診察が長引くと無駄に宿に一泊しなきゃならないんですよねえ。

帰りのバスに間に合えば良いんですが。

いや、それよりも、またヘンなモノが見つからなきゃ良いんですが。

とりあえず、通院前に旅日記の続きです。

 

 

7/4(火) 続き

 

(そういや大阪にビリケンさんっていう神様がいたなあ)などと思いつつバリケンに別れを告げ、円鑑池(えんかんち)にある弁財天堂(べざいてんどう)へ。(写真)

どうやら朝鮮半島の王から送られた経典を保存するためのものだったらしいのですが、再建された時に弁財天の小像を納めたことから弁財天堂と呼ばれるようになったようです。

石橋でつながれた小島に建つ幾何学的な建物が、何となく趣深い。

(ただし立ち入り禁止なので石橋を渡ってはいけません。)

 

首里城公園を満喫したのでタクシーで首里駅に戻り、ゆいレールで県庁前駅へ。

ここからタクシーで某大手スーパーへ向かい、お土産を購入。

やっぱいかにも「観光地のお土産」って品よりも、現地では普通でも我々にとっては珍しいモノの方が、面白いですよね♪

あれこれ物色していると、あるわあるわ、さすが沖縄。

とりあえず持てるだけ買いあさり、ホテルへ戻る。

でも、これだけの量を持って帰るのは大変なので、ホテル近くのコンビニから郵送することに。

店員さんと箱詰めすると、少し空きスペースがあったので、コンビニでもヘンなモノを買い、隙間に詰め込んで発送。

よし、あとはホテルに戻って、沖縄最後の酒盛りだ!

 

レンタルバイクを返却したので、今回の走りを振り返ってみる。

総走行距離 326.7km (島だから、そんなに距離は走れてないなあ)

総給油量 10.8L

平均燃費 30.25km/L

景色を楽しみながら走ったせいか、まずまずの低燃費。

まあ、Bigboy君が低燃費車だからというのもあるんですけどね。


2023年・還暦の旅32

2024-05-23 12:51:41 | 沖縄の風景

5/23(木)

 

今朝の最低気温は10.6℃、予想最高気温は19℃と7月並みの最高気温です。

あれ? 6月はどこ行ったの?

なんか最高・最低とも、気温が乱高下です。

体調に気をつけなくちゃ。

 

それでは旅日記の続きをどうぞ。

 

7/4(火) 続き

 

芝生広場から順路に戻って、園比屋武御嶽石門の前を再び通り、円鑑池への細道を降りる。

池が見えてきた頃、何だか見慣れない鳥が芝生の日陰にいる。(写真)

どうやら「ゆいレール」から学校らしきモノの校庭にいたのはコイツらしい。

でも、鳩でも烏でも鴎でもないコイツは何だろう?

 

ちょうどこちらに戻って来る地元のオジサンがいたので、聞いてみました。

S「すいません、あのー、この鳥って何ですか?」

オジサン「ああ、バリケンだよ。 台湾アヒルともいうなあ。」

S「え? 台湾から渡ってきたんですか?」

オジサン「いや、家畜として輸入したのが逃げ出して、野良化したらしいよ。」

S「ヘー。 (ところ変われば品変わる、だなー。)」

写真がイマイチなので、詳しく知りたい方は検索してみてくださいね。

 

調べてみると、南米にいる野バリケンを家畜化したものらしく、沖縄ではそれを食用に輸入したようです。

で、逃げ出したのが野生化して、首里城や金城ダムなんかに居ついていると。

台湾アヒルなのに南米原産かよ!

でも、そんなのと普通に共存してるところが、沖縄っぽいといえば沖縄っぽい気もします。

 

( ̄▽ ̄)

 

(続く)


2023年・還暦の旅31

2024-05-21 12:51:14 | 沖縄の風景

5/21(火)のち

 

今朝の最低気温は11℃くらいだったのですが、予想最高気温は15℃。

気象予報士によっては最高気温12℃を予想している人もいて、とにかく寒いです。

最低気温と最高気温が変わらないじゃん。

それでも旅日記は続きます。

 

 

7/4(火) 続き

 

復旧の様子を見学して、ここからは下り。

来た道を戻るのも何となくアレなので、下之御庭(しちゃのうなー)横の道を通って木曳門(こびきもん)をくぐり、ちょっと気になっていた「弁財天堂(べざいてんどう)」を目指すことにする。

すると途中に土産物屋とレストランらしきモノのある芝生広場を発見。

何かに呼ばれるように土産物屋に行ってみると、有りました「ヘンなTシャツ」。

そっかー、コレがSを呼んでいたのかー。

結局アレコレ吟味して4種類を購入。

結局買っちゃうんだよなあ。

 

( ̄▽ ̄)

 

その後、レストランらしき建物に行ってみると、やっぱりレストランでした。

でも、なんか随分と小じゃれた感じで、入るのがためらわれる。

ええい、ままよ、どうせ明日には沖縄から帰るんだ!

という「勢い」で入ったのは、レストラン「首里杜(すいむい)」。

外観にたがわず内装も小じゃれた感じ。

若干の場違い感を感じつつも席についてメニューを見てみると、あれ?普通の観光地価格で、そんなにお高いというわけでもないな。

これなら普通に食べられる。

ヘンなモノにチャレンジしたいSは「サクナ(長寿草)そばセット」(写真手前)、ご当地料理にこだわる九州君は「ゴーヤーチャンプルー定食」(写真奥)を注文。

サクナとは沖縄では「長命草」とも呼ばれる「ぼたんぼうふう」というセリの仲間だそうで、沖縄では「内臓に良く、刺身のツマにすれば食中毒予防になる」とされているそうです。

へー、初めて知ったなあ。

それがそばに練り込まれているわけですが、長命草と言う名前から、食べると何となく長生きできそう。

いやまあ、その後、9月にはステージ3の食道ガンが発覚してしまうわけですが。

 

(;^_^A

 

美味しくいただいた後、あらためて目的の弁財天堂へ。

 

(続く)


2023年・還暦の旅30

2024-05-20 12:32:05 | 沖縄の風景

5/20(月)

 

そいうえば去年の今頃、ecoネット浦河でプランターを使った家庭菜園を始めたんですが、今年はやらないのかな?

つか、すっかり忘れてしまっているような気も…。

私も回復途上で、自ら言い出して始める元気も有りませんしねえ。

ともかく旅日記の続きです。

 

 

7/4(火) 続き

 

公福門をくぐって左側にあるのが「奉神門」(ほうしんもん)。(写真)

これをくぐると正殿のある「御庭(うなー)」に出るのですが、ここから先は有料区域。

しかも先の火災で修復中ということで、我々はここまで。

いや、実際はここまで石段を登ってきて疲れちゃったから、早く休憩所に入りたかっただけなんですけどね。

とにかく暑いし。

 

(;^_^A

 

休憩所でしっかりクールダウンして、休憩所と奉神門の間にある「復旧の様子を展示している建物」へ。

中には入れないけど、窓ガラスが大きく取ってあり、復旧の様子がよく分かる。

…こっちの方が勉強になるんじゃないかなあ?

 

(続く)


2023年・還暦の旅29

2024-05-18 12:36:29 | 沖縄の風景

5/18(土)

 

今日は土曜日ですが、ecoネット浦河は開所日です。

というわけで、今日も旅日記の続きです。

それではどうぞ。

 

 

7/4(火) 続き

 

漏刻門の右手にあるのが、首里城の第4の正門「公福門」(こうふくもん)。(写真)

「公福」とは、「福を行き渡らせる」という意味だそうです。

キツイ石段も、ここまで。

この門を抜けると、ようやく首里城正殿への最後の門に出ます。

 

(続く)


2023年・還暦の旅28

2024-05-16 12:31:29 | 沖縄の風景

5/16(木)のち風強し 深夜に

 

今日も旅日記の続きです。

なんか「いつガンが再発や転移するかも知れない」と思うと、気持ちが急くんですよねえ。

 

 

7/4(火) 続き

 

前回の旅日記で漏刻門からの眺めを見た場所のすぐ側にあるのが、この日時計。(写真)

日影台(にちえいだい)というらしく、水時計の補助的道具として使われていたそうです。

王国時代からハイブリットで刻を告げていたとは驚きです。

 

(続く)