精神病でも生きている

北海道で就労支援組織に支えられながら、鬱病の治療と経済的自立を目指す生活者のblog。
BBSは「ブックマーク」から。

2014年8月・夏休みの旅6

2014-09-29 12:39:24 | 北海道の風景
9/29(月)

墓参りの旅から無事帰ってまいりました。

旅日記2日目の続き、再開です。


旅日記 2014・8/27(水) 続き

待つこと1時間、当別町方面から車両回収車がやってくる。
やれやれ、助かった。
乗っていたのは若い兄ちゃん。
普段は4輪車を積んでいるせいか、バイクの積載と固定に若干戸惑っている様子。
Sも協力して、なんとか固定して出発。
バイクを落としてしまわないように、超低速安全運転。



当別町のその会社事務所に着いたころには、既に13時半。
どのみちバイク屋まで運ばなきゃならないので、バイクは積んだままにしておく。
近所に飲食店が無いので、とりあえず携行非常食で昼食。

事務所の人が
「運送費かかるから、保険屋に問い合わせてみたら?」
というので保険屋に電話してみると
「Sさん、ツイてる。今年から、そのオプションが標準で付いてます。最高15万円まで出るので、絶対に大丈夫ですよ。」
とのこと。
とりあえず保険屋から直接運送費を払ってもらうよう手続きをして、次はバイク屋探し。

タウンページを借りて、まずは当別町のバイク屋を探す。
…無い。
じゃあ隣町の江別市ならどうだ?
…無い。
んじゃもう札幌市まで行かなきゃならないじゃん!

ここからだと札幌市の厚別区が近いので、そこに本店があり、札幌市内に5軒ほど支店のあるバイク屋に電話。
ここなら、その本店にタイヤチューブの在庫が無くても、どっかの支店には在庫が有るはずだ。
事情を話すと
「じゃあ到着は3時頃ですね。お待ちしてます。」
とのことなので、早速出発。

(続く)

2014年8月・夏休みの旅5

2014-09-19 12:45:45 | 北海道の風景
9/19(金)ときどき

旅日記2日目のさらにまた続きです。


旅日記 2014・8/27(水) 続き

再び山中に取り残されて、さらに1時間。
クルマを積んで運ぶ仕様の空荷トラックが通りかかる。
やった! アレならバイクも積める!

両手を大きく振って止まってもらい、助けを請うと、若い兄ちゃんが
「やー、助けてあげたいのは山々なんだけど、これからトラブッた別のバイクを助けに行くとこなんですよー。 そのお客さんを待たせるワケにもいかないんで、そのバイクを回収したら帰りに必ず寄りますから。」
なるほど、そうでもなければ「こんなトコロ」を「こんなトラック」が走ってるワケ無いよなぁ。
そのトラブッたバイク乗りだって、首を長くして助けを待っていることだし、ここは我慢だ。

バイク回収後のトラックを待つことにして、三たび山中に独り。
でも、救助の望みが持てる「待ち」なので、幾分気が楽だ。
とはいえ、あのトラックがバイクのトラブッた現場まで行き、バイクを積んで固定し、落とさないようにゆっくり戻ってくるということを考えると、30分やそこらでは帰って来ないよなあ。

そんなことを考えながら待っていると、予想通り1時間程してトラックが戻ってくる。
多分一緒に走っていたのであろう、もう1台のバイクも一緒だ。

「お待たせしましたー!」
「いや、助かります!」
「それじゃ、バイク屋か車両回収業者を探しますね」
とスマホを取りだす。

が、
「やー、最近スマホに変えたばかりなんで、まだ上手く使えないんですよねー」
え? 大丈夫?
「よっ、ほっ、あれ? こうかな?」
悪戦苦闘しながらも、なんとか当別町の車両回収業者を探し出し、電話することに成功。
途中で電話を代わり、S自身から状況を説明すると
「わかりました。これから回収に伺いますんで、絶対にそこを動かないでくださいね?」
とのこと。

救助の道筋をつけてくれたお兄ちゃんに深々と頭を下げて礼を言い、回収業者を待つことにする。
バイクを積んだトラックともう1台のバイクは、岩見沢市内のバイク屋へと走り去った。
こうして四たび山中に独り。
しかし、既に救助への道筋は立った。
もう、『ここで夜を明かす』というような心配はない。
希望を胸に回収トラックを待つことにする。

(続く)

2014年8月・夏休みの旅4

2014-09-17 12:47:35 | 北海道の風景
9/17(水)ときどき

旅日記2日目の、さらに続きです。


旅日記 2014・8/27(水) 続き

クルマが通りかかるのを待つにしても、当別ダムのほとりということで日差しを遮る木立は無く、日影が無い。
天気はピーカン。
とりあえず傘代わりの防水帽子を被る。
朝、出発前に日焼け止めを塗ってきたので、日焼けの心配は無い。
山の中でダムのほとりという環境なので、耐えられないほど暑くもない。
よし、待つとするか。

ただし、熊の出現は脅威なので、周りの物音には注意を払う。

1時間後。

黄色と白の々でおなじみの道路パトロール車(道路に異常が無いか見まわってる、例のクルマ)が通りかかったので、両手をブンブン振って止まってもらう。
訳を話して助けを請うたところ、
「あー、このあたり、ド○モしか通じないんだよねー。」
はー、浦河町近辺の山中ではa○の方が通じるんだけどなー(だからSのガラケーはa○)。

とりあえず、そのオジサンのド○モのスマホでイロイロ調べてくれたのだが、どーもスマホの機能を使いこなせないみたいで、道路管理局事務所に電話して
「近くにバイク屋ってなかったっけ」
と聞くだけ。
いや、検索機能とかイロイロあるでしょ?

結局、道路管理事務所の職員がバイク屋を知っているはずもなく、打つ手無し。
そのオジサンもあきらめたのか、
「いやー、我々も『時間』で見まわってるから」
と、Sを見捨てて走り去る。

いや、確かにアナタの仕事は道路の点検で、人助けではないだろうけどさ。
やっぱ親方日の丸や、そこから仕事を請け負っている半親方日の丸の民間企業は、頼りにならんなぁ。

こうして再び山中に一人取り残される。

(続く)

2014年8月・夏休みの旅3

2014-09-16 12:51:34 | 北海道の風景
9/16(火)ときどき

旅日記2日目の続きです。


旅日記 2014・8/27(水) 続き

下り坂の道道11号から平地の道道28号に左折して、すぐ路肩に停車。
バイクを降りて後輪を指で押してみると、簡単にベコベコと凹む。
空気、完全に抜けてんじゃん!
この状況で、よく転倒しなかったなぁオレ。

タイヤの外観をチェックしてみるが、穴も開いてなければ何も刺さってもいない。
こりゃあ中のチューブだなあ。
オンロードバイクはチューブレスタイヤのことも多く、携帯式パンク修理剤が使えるのだが、オフロードバイクは大抵がチューブタイヤなので、パンク修理剤は使えない。
ので、当然そんなモノは持ち歩いていない。
近くの町までバイクを押していこうにも、バイク屋が有るかもしれない一番近い町は21km先の当別町。

「こりゃあバイク屋に回収に来てもらわんとイカンなあ」

とりあえずケータイ(ガラケー)のWEB検索でバイク屋を探そうとケータイを取りだすと、表示用小ウインドウに「OUT」の文字。

「は? なにこれ」

パカッと液晶を開くと「圏外」の文字が。

「えー!? 圏外て! そりゃ、有る意味『OUT』な状況だけど!」

とケータイにツッコミを入れてみるが、何の解決にもならない。
クルマが通りかかったら手を振って止まってもらい、助けてもらう以外に方法は無い。

が。

ここは山の中。
当別ダム沿いの道道。
クルマなんぞ、滅多に通るはずもない。
それどころか、ヒグマが出ないとも限らない山の中だ。
幸い、非常食と水は常に携帯しているので、日干しになる心配は無いが、状況的にはちょっとしたサバイバル状態。
つか、プチ遭難状態?

こーいう時は焦ってはいけない。
焦ると体力と気力を余計に消耗する。
ここは腹を決めて、現在位置を動かずにクルマが通るまで待つことにする。

(続く)

2014年8月・夏休みの旅2

2014-09-15 12:47:38 | 北海道の風景
9/15(月)

敬老の日だけどecoネット浦河は仕事です。
ので、昼休みに旅日記を書いてます。

旅日記2日目です。


旅日記 2014・8/27(水)

今日も良い天気。
荷造りして走り出すと、いきなり後輪が滑る感覚が。
某会社の駐車場に停めさせてもらい後輪を確認すると、チェーンから飛んだであろうオイルがベッタリ。
原因はコレだろうと思って後輪を布で拭き、再び国道234号を北上して岩見沢市を目指す。

が。

再び後輪の激しい横滑りが。
加えて左右に激しく揺れる「軸ブレ」が発生。
「ヤバイ! これはタタゴトじゃない!」
とりあえず路肩に寄って30km/hで低速走行。
自動車修理工場を見つけたので、命からがら飛び込む。

事情を話して、まずはパーツ洗浄剤(オイル汚れなどを落とす溶剤)で後輪を洗浄してもらう。
すると
店主「ん? ナニコレ? 後輪に空気が入ってないよ?」
S「えー!?」
主「釘も刺さってないし、穴もあいてないし…空気漏れかな? とりあえず空気入れとくよ」

プシュー。

店の若い衆「でも、タイヤを点検してないんで、パンクかも知れませんから気を付けて走ってくださいね?」
S(うっわ、ヤなこと言うなあ)
とりあえずパンクの形跡も無いし、まあ大丈夫だろうということで、走行再開。
うん、快調快調♪

岩見沢市内の国道12号とのT字路を右折して北上。
三笠市の本町信号で左折して道道275号に入って西に進み、月形町を目指す。
月形町で国道275号とのT字路に出たら左折して、若干南下したところにあるセ○ンイ○ブンで休憩。
予定では、これから道道11号で山を越え日本海側に出るのだが、しばらく休憩ポイントが無いので、ここで休憩しておくのだ。

コンビニからすぐ南の南耕地1の信号で右折して、道道11号に入る。
しばらくは狭くて平坦な道だが、途中から狭くてコーナーの多い山間路になる。
スピードは出せないが、森林浴気分で走れるこの道が、Sは結構好きだったりする。

一つ目の峠を越えて下りに差しかかったあたりで、再び後輪の横滑りが起こり出す。
「え? これヤバイんじゃない?」
と思ったら案の定、軸ブレ発生。
コーナーの多い下り坂で軸ブレって!
「あ、オレ死ぬ?」
とりあえず速度を落として、コーナーで車体を倒さないようにして曲がりながら、ソロソロと下る。
下りきって道道28号とのT字路に出たところで平地になったので、停車。
良かった、まだ生きてる。

( ´o`)

(続く)

2014年8月・夏休みの旅1

2014-09-11 12:42:41 | 北海道の風景
9/11(木)ときどき

ここのところ旅日記ばかりで、すみません。
なにしろ今月(9月)はまた「墓参りの旅」に出る予定のため、サクサク書いていかないと「ネタ」が溜まっていってしまうのです。

しかも職場の同僚からは
「早く書かないと冬になっちゃうよ!(笑)」
と責められてるし。
キミら、そんなに読んでもいないだろお!? 

そんなこんなで、旅日記の始まりです。


旅日記 2014・8/26(火)

お盆の仏さんのアレコレも終わり、8/24(日)に旅立とうと思ったら日・月と雨。
この日、ようやく晴れて旅立ち。
既に旅立つ気満々で荷造りとバイクのメンテをしておいたので、朝食と入浴を済ませて荷物を積み、いつもより早い時間に出発。
う~ん、この時間なら、いつもの早来のキャンプ場より先まで走れそうだなあ。

例によって国道235号を北西に進み、鵡川(むかわ)から道道10号に入って北上、早来で国道234号にぶつかったところで右折して、さらに北上。

この先のキャンプ場事情には詳しくないので、安くて買い出しに便利そうなキャンプ場を調べることにする。
う~ん、追分町の鹿公園キャンプ場か栗山町の栗山公園キャンプ場あたりが狙い目かなあ。
とりあえず16時頃まで走ってみて、決めるとするか。

16時手前で栗山公園に到着。
ミニ動物園とかバーベキュー広場なんかと併設のキャンプ場なので、本格的キャンプ場に比べて手入れは行き届いていない。
が、ファミリー向け施設なので、利用料金は100円と大変安い。



近所のセ○ンイ○ブンで食料と酒を調達。
晩酌をして、今日は終了。

本日の走行距離 157.1km 給油量 9.46L

20014年7月・GWリベンジの旅12

2014-09-09 12:34:32 | 北海道の風景
9/9(火)

昨日は十五夜。
浦河は晴れたので、良い月が見られました。
今日はスーパームーンだそうです。
さて、見られるかな?

旅日記4日目・旅もラストです。


旅日記 2014・7/19(土)時々のち

一夜明けると雨が止んでいる。
予報をチェックすると、室蘭あたりで12時~15時頃に雨の他は、曇りのち晴れの予報。
う~ん、午前中に室蘭を突破すれば、合羽は要らないかな?

まずは宿の食堂で朝食。
まだ7時だというのに、Sがラストの客。
え? なに? みんな修行にでも来てるの?
もっと旅を楽しもうよ。



朝食は品数も多く、ご飯3杯はイケる量。
でも、そんなには食べられず、少々残して宿のご主人に詫びる。
宿台を支払ってバイクに荷物を積み、いざ出発。

国道37号と230号の重複区間を東へ向かい、伊達市へ。
伊達市からは国道37号で室蘭を目指す。

が。

黄金(こがね、地名)のあたりで雨が降り出す。
えー? まだ10時なのにー。
合羽を着ようにも、バイクを止められる場所が無いので、駐車場のある場所まで走らざるを得ない。
びしょ濡れになった頃にGSを発見し、合羽を着させてもらう。



叩きつけるような雨の中、室蘭を突破して国道36号に入る。
北東に進み、苫小牧に入ったあたりでようやく雨が止んだので、コンビニの駐車場で合羽を脱ぐ。
そろそろ昼食の時間だが、こんなずぶ濡れの状態じゃあ店には入りにくいので、コンビニ飯を駐車場で食べて昼食を済ませる。



服は走ってれば乾くだろうけど、問題はグチャグチャなブーツの中だなあ。

苫小牧市内で道道259号に入って、国道36号をパス。
直接、国道235号に入る。
ここから先は、浦河への一本道。
サクサクと南東に走り静内に入ると、んん?路面が濡れてるぞ?
どうやら一雨降った後らしい。
当たらなくて良かった。

このまま湿った服とグズグズの靴下で帰るのも気持ち悪いし、ひとっ風呂浴びて全身着替えることにする。
そーいえば静内温泉は耐震化工事の建て替えで、新しくなってるんだよなあ。
新しくなってから、まだ行ったことが無かったので、立ち寄ってみることにする。
すると、お?おお?なんじゃ、このこじゃれた白い建物は。
予算の都合か、建物は若干小さくなってるが、エラくオシャレになったもんだ。
中のお風呂も若干狭くなっていたが、以前は無かった露天風呂が出来ている。
う~ん、やっぱり風呂は露天だよねぇ。

風呂でさっぱりして、全身着替えて、さあ浦河に帰るか!
と走り出すと、三石あたりで霧雨。
路面もかなり濡れている。
どうやら雨雲に追いついてしまったらしい。



しょうがないので三石の道の駅で雨宿り。
せっかく風呂に入ったのに濡れたくないし。
1時間ほど待つと雲も流れて霧雨も止み、路面も乾いてきたので出発。
ただ、用心のため合羽は着ていく。

その後、無事に浦河に帰着。
今回も生き延びた。



本日の走行距離 276.7km 給油量 16.17L

総走行距離 822km 総給油量 30.5L 平均燃費 26.95km/L

2014年7月・GWリベンジの旅11

2014-09-04 12:34:04 | 北海道の風景
9/4(木)のち

先日、夏のツーリングに行ってまいりました。
が、なかなかにトホホな展開で、さっぱり走れませんでした。

帰ってきてecoネットで働いてたら低血糖を起こしてしまい、1日半の静養。
う~ん、ここんとこダメダメだあ。

そんな訳で、本日ようやく旅日記3日目・ラストです。


旅日記 2014・7/18(金)続きのちのちまた

外に出てみると、若干霞がかかってるせいか、五稜郭タワーは見えない。
でも良い眺めだ、うん。

深呼吸して高原の空気を堪能して、出発。
城岱(しろたい)スカイラインを、今度は下る。
当然、下りも勾配とカーブがキツイのだが、実は下りの方がバイクは危険だって知ってました?
登りの場合は駆動する後輪が路面との摩擦(トラクション)が有るため路面とのグリップ力が高いが、下りの場合はトラクションが小さくグリップ力も下がるため、より慎重な運転と高度なテクニックが要求されるのですよ。

つまり、下りは「怖い」。

神経も擦り減る。

自分の「腕」を信用していないSは、集中力を高めて慎重に下る。
函館本線の踏切を渡って大沼まで下ると道道338号とのT字路にでるので、そこを左折。
ここからは平地。
ホッ。

大沼公園の信号を右折して道なりに行くと、国道5号とのT字路に出るので、そこを右折。
あとは国道5号を、ひたすら北上。
長万部(おしゃまんべ)に着いた夕方ころには、またどんよりと曇り空。
鬱病持ちの特殊能力「脳内気圧センサー」が
「今夜は雨になる」
と告げるので、長万部温泉の安宿に入る。
1泊朝食付で5,500円。
温泉旅館としては破格の安さだよなあ。
まあ、設備的には民宿に近かったりもするのだけど。



家風呂的温泉に入ってから、コンビニで買い出し。
お惣菜を肴に一杯やってると、夜半から雨。
う~ん、脳内気圧センサー予報は、よく当たるなあ。

雨が降ってきたので、就寝。

本日の走行距離 239.9km。 給油量 6.74L。