日盛りの道の上で

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走る・走りながら

2013-02-18 10:21:44 | インポート
 昨日2月17日第2回の熊本城マラソンが開催されました。

 今年は抽選で出場者を選ぶ方式になったのですが、めでたく当選の私は去年の9月ごろからフルマラソンを意識した練習を余儀なくされることとなったわけで、半分以上外れることを期待して、それを言い訳に苦しい練習を避けようというひそかなたくらみは実現しなかったわけでありました。

 とりあえず出るとすればタイムは5時間以内、歩きはなしで完走をめざす、というのが今年の目標でありました、結果何とか達成、4時間46分はフルマラソン3回目の私のベストタイムになります。

 まあ、それはともかく走りながら考えたのは、この長い苦しみを共有する私の周りのランナーたちは何を考えて走っているのだろうということです。

 私の場合はだいたい、ひたすら残りの距離を考えながら自分の体と対話しています、「あと25キロもあるのか、給水をしとこうかな」とか、「あし痛くなってきたけど少しペース落とそうか」とか、「あ、この人さっき抜いたのに追いついてきた」とか、「あの女性ランナースタイルがいいな」とか、「次の補給でバナナ食べとこう」とか、4時間も5時間も単調に走り続けるわけですから頭の中はフル回転します。

 残り10キロほどになると「少しだけ歩くか・・制限タイム内にゴールすればいいし。」、「足が痛いもう歩こう、もうだめだ」、「ここまで頑張ったからもういいんじゃ・・」とか、荒れ野で修行中のキリストにささやきかける悪魔の言葉のように体にブレーキをかけさせようとします、去年はこれにやられました。

 ほとんどの市民ランナーにとって、マラソンは自分との闘いです、フルマラソンを走るために月何百キロのトレーニングをし、煙草をやめ、酒をひかえ、食事に気を配り、そうして走り、走り終えたランナーたちは今日はそれぞれの仕事に戻っているのでしょうか。


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