日盛りの道の上で

日々の日記と家族のこと、仕事と趣味、雑感少々

読書メモ(神去なあなあ夜話)

2013-02-20 16:58:05 | インポート
 前作「神去なあなあ日常」に続く"神去村"シリーズ、安心のストーリー展開となじみの登場人物、それに今回は神去村の名前の由来と過去の悲しい出来事が盛り込まれて、読み応えはありますし面白いのは間違いないのですが・・・

 前に本屋大賞1位になった「船を編む」もそうだったのですがこれが三浦しをんさんのカラーなのかな、読みやすく、わかりやすく、ストーリーが面白い、だけど半年もすれば読んだことさえ忘れている。

 なんだかなあ。





走る・走りながら

2013-02-18 10:21:44 | インポート
 昨日2月17日第2回の熊本城マラソンが開催されました。

 今年は抽選で出場者を選ぶ方式になったのですが、めでたく当選の私は去年の9月ごろからフルマラソンを意識した練習を余儀なくされることとなったわけで、半分以上外れることを期待して、それを言い訳に苦しい練習を避けようというひそかなたくらみは実現しなかったわけでありました。

 とりあえず出るとすればタイムは5時間以内、歩きはなしで完走をめざす、というのが今年の目標でありました、結果何とか達成、4時間46分はフルマラソン3回目の私のベストタイムになります。

 まあ、それはともかく走りながら考えたのは、この長い苦しみを共有する私の周りのランナーたちは何を考えて走っているのだろうということです。

 私の場合はだいたい、ひたすら残りの距離を考えながら自分の体と対話しています、「あと25キロもあるのか、給水をしとこうかな」とか、「あし痛くなってきたけど少しペース落とそうか」とか、「あ、この人さっき抜いたのに追いついてきた」とか、「あの女性ランナースタイルがいいな」とか、「次の補給でバナナ食べとこう」とか、4時間も5時間も単調に走り続けるわけですから頭の中はフル回転します。

 残り10キロほどになると「少しだけ歩くか・・制限タイム内にゴールすればいいし。」、「足が痛いもう歩こう、もうだめだ」、「ここまで頑張ったからもういいんじゃ・・」とか、荒れ野で修行中のキリストにささやきかける悪魔の言葉のように体にブレーキをかけさせようとします、去年はこれにやられました。

 ほとんどの市民ランナーにとって、マラソンは自分との闘いです、フルマラソンを走るために月何百キロのトレーニングをし、煙草をやめ、酒をひかえ、食事に気を配り、そうして走り、走り終えたランナーたちは今日はそれぞれの仕事に戻っているのでしょうか。


読書メモ「冷血:高村薫」

2013-02-14 15:52:31 | インポート
 「新リア王」で高村薫にはまり、「晴子情歌」、「太陽を曳く馬」のいわゆる福澤彰之3部作の長大で難解で限りなく重苦しい長広舌に感心してしまった私にとって、合田雄一郎が登場しようがしまいがどうでもいいことなのだが・・・

 むしろ本編の主人公は2人の犯人井上克美と戸田吉生なのではなかろうか、下巻においてみしみしと音がするほど書き込まれていく2人の取り調べに絡んだ刑事との問答、生い立ち、経歴をとおして作者は現代の日本社会における少し不幸でついてなかった男たちの存在と破滅を描き出していく、戸田吉生が聞いた「生きよ、生きよ」との声の主はだれなのか、その前になぜこの殺人が起きたのか。

 上下巻合わせて約620ページしかも2段組み、読むのに覚悟も時間も必要だが、2012年発表の日本の小説の中では間違いなく傑出した傑作。

 

予想どうりの

2013-02-12 11:26:22 | インポート
 成り済ましメールの容疑者が逮捕されたが、あまりにも予想どおりの人物でちょっと引いた、世間でも反応は同じようで2ちゃんでも「おまえらと同じ・・」云々の書き込みが多々見られるし、容疑者への同情論も多い。

 今週発売の週刊誌あたりが彼の経歴から家庭環境から知人の人物評まであることないこと書きたてるのだろうが、写真を見てまず感じるのは彼のいわゆる”オタク臭”である、本人が意識してその臭いを発しているならそれはそれで大したものだと感心するのだが、ちょっと太り気味の風采のあがらない風貌、彼女いない歴=年齢方程式の確からしさ、猫好き、オートバイ好きなどなど、現時点で判明している彼の人物像のすべてが世間が想像する”オタク”のイメージを具現化している。

 勝手なことを承知でさらに彼の人物像をプロファイルさせていただくと、頭は割といい、だからうまく立ち回れるのでいじめられた経験はない、両親からはかなり期待されて育てられたし褒められて来たので自分の実力以上に高みを目指すところがある、自分の容姿に自信はないがプライドは高い・・・、こう書き連ねてみると、これは私じゃないか。

 あまりにも予想通りで大丈夫か警視庁。


ふたたび・・・

2013-02-05 15:30:24 | インポート
約1年ぶりにブログを書いてます、去年の今頃は熊本城マラソンを何とか完走して、燃え尽き症候群というかなんとなく無力感を感じて、そしたらこんな個人の日記のような意味のない情報発信がなんとなくいやになって、面倒臭くなって今日まで休んでいた次第です。

それでも多少なりともPCやコンピューターネットワークに関わる仕事をしている以上は何らかの形でこの世界に関わりを持っていないと不安があるというのは私の小心さからの言い訳にすぎないことは分かっているのですが、ゆるゆるとまた、書き連ねていこうと思います。

で、今年もまた熊本城マラソンを走ることになりました、去年は早いもの順で参加が決まったのですが、今年は抽選になったので私の周りでも申し込んだのに走れない人が結構います、まあ私は運が良かったというか、本当は外れたら練習しなくていいから外れてもいいなと思ってたのですが、ここに来たらもう完走を目指すしかありません、しかも去年を上回るタイムで・・・、実は去年は最後の5Kmくらいを歩いてしまって5時間50分くらいかかってしまったわけで、ことしはせめて全部走ってゴールしたいと思っています。

フルマラソンと同時に開催される熊日30Kmロードレース、これは陸連公認選手だけのエリートレースなのですが、先日別大マラソンで優勝した川内選手も参加するそうで、沿道の人出も多くなると思われます。

去年より練習はできているのでなんとか5時間切りを狙っていきます。(写真はガーミンのGPS時計の軌跡です。)