物欲の秋は

　東京モーターショーでホンダのブースにCB1100が展示されているらしい、ネットで見てみるとホンダ定番のインライン4のエンジンに4in1の集合管、単色の赤いタンクと、30年くらい前に発売されて爆発的な人気だった伝説のバイクCB400Fourにイメージ的に似ている、たぶんホンダもそのあたりを意図して、あの頃あこがれながらも乗れなかったアラ50の親父たちをターゲットにしているのだろう。
　
　日本の公道で４００cc以上のバイクが必要か、という議論はずいぶん前からあるが、実用的な面からすれば必要ではないだろう、1200ccのビッグバイクだろうが、５５０ccの軽自動車だろうが高速道路も含め公道で出せる速度は最高100Km/ｈである、最高速度が200キロを超えるようなスポーツカーやビッグバイクは常識から言えばまったくの無駄、ガソリン食うし、やたらでかいし、値段高いし、性能を発揮できないし、、、、、となるのだが、このCB1100実は私も欲しい。

　この存在感、圧倒的なパワーと、クラシックなデザイン、なによりマフラーの芸術的な造型、そしてホンダのインライン４エンジンの信頼性、赤い燃料タンク、、、買ったらうれしいだろうな、あの開放感、緊張感、達成感、、、。

　

働くということ

　今日も一日お疲れ様でした、まだ残業で会社に残っている方もいっぱいいると思いますが、とりあえず私の今日はいつもの一日で終わりそうです。

　高校を卒業して以来30年以上働いて来ましたが、その行為について突き詰めて考えたことはありません、両親も当然働いていましたし、何より働かなければお金がもらえないし、食べ物や衣料をはじめ家族や自分が必要とするものを買うことができません、つまり生きることができない。

　今日私の82歳になる母を病院へ連れて行きました、2日ほど前から胸のむかつきと、頭のふらつきを訴えていて、1日目は、町の医院で簡単な診療と点滴をしてもらい特に心配なことはないということで帰って来たのですが、まだ頭のふたつきが取れないということで、精密な検査を受けたほうが良いのではないかと思ったからです、とりあえず今日の検査では異常はなかったので少し安心したのですが。

　母は第2次世界大戦中に青春を送り、60年以上農業をやってきた働くことの強者です、ボロと言えるような粗末な作業着をいつも着て、手の皮膚はなめした皮のように厚く強く、日差しを浴び続けた顔は深い憂いを含んだ皺が刻まれ、老いたライオンのように畑に伏して作物の世話をしています。

　私は働くということのあいまいな意味をこの母の生き方に重ねて見ています、それは幾千万の言葉より現実の重さがあるように思うからです。
　

朝食について

　今日の朝食はクノールのカップスープと棒状のパンでした、昨日はブログに書いてますがホットミルクとバナナ、これらがないときは卵かけご飯というのが私のいつもの朝食のパターンです、栄養バランス的にはどうかと思うのですが必ず食べるようにしています、でないと昼まで仕事にならないくらいお腹が空くからです。
　
　たまに旅行などでホテルに泊まるとバイキング形式の朝食がよくあります、そんなときは思い切り豪華な朝食になるのですが、私の場合は和洋折衷で節操がないといえばない、ご飯、卵、味噌汁、玉子焼き、パン（トーストでないやつ）、ベーコン、ポテトサラダ、ゆで卵、オレンジジュース、牛乳などなどがテーブルの上に並び最後にコーヒーといったパターンです。

　毎日このような朝食がとれたら布団から起きるのも気合が入るのですが、明日は何を食べようかな、冷蔵庫の中を思い出しています、そうだクノールのスープとパン、それにスクランブルエッグ（なんだか今日と変わらない気が・・・・）。

　

　

雨の日と月曜日の朝は

　職場まで片道約15Kmの道を自転車でかよっていることは以前書きましたが、今日は朝から雨、しかも戦闘開始の月曜日です。

 　ブルーな気分でホットミルクとバナナの朝食のあと、使い込んだ雨合羽、ブーツカバー、背中のリュックはレインカバー+中身はコンビニ袋でさらに防水処理をしていざ出発です。

 　夏の間はサウナ並に蒸し暑い雨合羽を着ての自転車通勤ですが、さすがに今の時期となれば、快適とまではいかなくてもペダルを漕ぎながら鼻歌くらいは歌える余裕があります。

 　自転車の通行量はいつもよりかなり少なく、ゆったり歩道を走ることができます、みんな雨の日は何で行ってるんでしょうか、バス、車？、私はとりあえず飲み会の日以外は自転車です。

　 このごろのスポーツ系自転車は泥除けがついてないのが大部分なので、こんな雨の日は道路上の水溜りにも注意します、うっかり気付かずに通過しようとすると自転車のタイヤがはねた水を背中と顔に浴びることになります。

 　というわけでいつもより少し遅く職場に着けば、今朝の起き掛けのブルーな気分の中に少しだけ「さあ、今週もがんばるぞ」とポジティブな要素が混じってきます。

 　ちなみに私が理想とする通勤、通学用の自転車についての条件は
 
１．泥除けがあること。
２．変速ギアが少なくとも12速以上あること。
３．タイヤがパンクしにくく、かつ乗り心地を損なわない程度で細いもの。
４．明るいライトと尾灯（赤いやつ）がハブダイナモで点灯すること。
 　　（バッテリーライトでも可）
５．フレームはクロモリで丈夫であること。
６．ハンドルはフラット、またはセミフラットであること。
７．ブレーキはVブレーキまたはサイドプルブレーキであること。
８．個々の部品はシマノの[ティアグラ」グレード以上を使用していること。
９．上の１～9の条件を満たした上でできる限り重量が軽いこと。

婚活の条件みたいですが、私の理想の通勤自転車にはまだめぐり合えていません。 　

田舎だより2（春にはレンゲの花が・・・）

トラクターはゆっくりゆっくり田んぼの土をくだき、また新しい作物の種を蒔くためのフィールドを作ってくれます、気候がいいとハンドルを握りながら眠くなってきます、歌でも唄おうか。

昨日耕した田んぼに今日レンゲの種を蒔きました、袋はこんな感じ、中国産のようですがミツバチ屋さんが無料で分けてくれます、ミツバチとレンゲの花の関係はみなさんご存知のとおりです、レンゲの花の蜜はくせがなく甘く、薄い琥珀色をしています。




袋の中身はこんな感じ、一見土のようですが、小さく軽いレンゲの花の種です。






今は耕したばかりで無愛想な田んぼの風景ですが、






来年の4月のはじめくらいにはこうなります、レンゲは花も綺麗ですが根っこに窒素やリンやカリなど植物の成長に必要な成分をためこんでくれるので肥料の代わりになります、もちろんその蜜はおいしい蜂蜜に、、、太陽と空気と水と土が何もない大地から多くの恵みをもたらしてくれます、私達人間は何かお返しができているのかな、そんなことを思う午後であります。