日盛りの道の上で

日々の日記と家族のこと、仕事と趣味、雑感少々

一年という時間の重さ

2010-12-29 17:11:50 | インポート
地球が太陽の周りを1周するのに1年間かかると分かるずいぶん以前から、季節は一年おきに繰り返すということを人類は体感的に知っていたと思う、何万年もかけて私たちのDNAに刷り込まれたそのサイクルは、暑さ、寒さなどの物理的条件以上に、私たちの精神のいとなみに影響を及ぼしているのではないだろうか、特に日本のような四季に恵まれた土地に住む人々にとっては・・・

今年も一年が終わろうとしているが、年初に掲げた目標のほとんどは達成されないまま残ってしまった、そして、予測できない幾つかの悲しいこと、うれしいこと、後から思うとかなり濃密な一年だった。

来年の目標は立てないでおこうと思う、いきあたりばったりで何をしたかわからない1年になったとしても、それはそれでいいではないか、もともと自分の思うようになることが少ない浮世の暮らしであれば。

この1年間、駄文を読んでくださった皆さんに良い年が訪れますように、それでは。


人が貸してくれた本は読まない

2010-12-27 16:55:29 | インポート
「これ、なかなかいいから読んでみたら、」と本を貸してくれる人がたまにいる、本である場合もあるし、映画のDVDだったり、洋物ロックのCDだったりすることもある。

悪いのだが大概の場合、その本やDVDやCDは中身を確認することもなく机の上に置かれて、貸してくれた人から「あれ、どうだった?」と話しかけられるまでそのままになっている。

貸してくれた人はもちろん悪意などあるわけがなく、自分がいいと思ったから他の人にも読ませたい、見せたい、聞かせたいと、好意から貸してくれるわけだから、断るわけにもいかず上記の様子になってしまうわけだが、こういうことを繰り返しているうちに私に本や、DVDやCDを貸したがる人は少なくとも周りにはいなくなった。

この行為は大人の付き合い的に、人間的にどうかと思うが、自分の時間は自分の好きなように使いたいのだ、あなたが感動したことは分かるが私にはそれを共有しなければならない義務はない。

同じように、年寄りの説教(私もその予備軍の一人ではあるが)は頭に留まることはないし、成功者あるいは有識者、著名人の講演会などこれまでもこれからも絶対に行かないだろう、自己啓発本など貸そうとする人がいたら、黙ってその人の前から立ち去るだろう。

自分は愚かかもしれないが、生きることは一人で考え、一人で歩くほかないということだけは分かっているつもりである。




これからやりたいこと

2010-12-16 15:05:01 | インポート
人生終わったわけではないのだが、とうに折り返し点を過ぎて他人の生き方や自分の生き方が気になるようになってきた、それと同時に「自分の人生はこれで良かったのか」という問いかけが頻繁に心の中で繰り返される。

子育てを終えて、なんか喪失感を味わい、さあこれからは自分の時間だと大型バイクを買って仲間とツーリングに行ったり、夫婦で山登りにはまったり、海外旅行で若いころあこがれた地を訪れたり、自転車にはまって高級ロードバイクのうんちくと走った距離を自慢したり、など、など・・・。

これらの行動を批判するわけではないのだが、なんか「いたい」と思う、他人の視線を気にして「ほら、俺はすばらしい人生を送っているだろう、私の人生は平凡なあなたたちとは違うのよ・・・」と羨ましがってもらいたい、認めてもらいたい、という匂いがするからだ。

残念ながら、いくら若いころやりたかったことを実現できたとしても、決定的に不足しているものがある、それは茫漠とした未来への不安であり、みずみずしい感受性であり、はつらつとした肉体である、いくら人生を補おうとしても、押しとどめようのない時間の流れの前では、冥土の土産にしかならない。

ならば、老いていく私はこれから何をすればよいのか、「皮肉屋で頑固でやさしい人だった」と自分の葬式で言われるための準備を長い時間をかけてやりたいと思う。



こころざしを保つことの難しさ

2010-12-15 11:37:27 | インポート
「こころざし」と言うと大げさだが今年も残り半月を過ぎて、年初に立てた目標のどれくらいを実現できたかなと考えてみれば、自分の弱さに少しいやになる。

まあ、人間だれでもそんなもんだろと開き直りたい気もするが、だったら最初から目標など立てないほうがいい、夢では無くて目標なのだ、自分を少しでも高みに導くために実現可能な目標を立てたはずなのに・・・

怠けたい気持ちに流され、いろいろと理由をつけて明日のばしにし、いたずらに無駄な時間を過ごした結果、この年末の喪失感と自己嫌悪だ、これでは残り時間を知らなくてよかった若いころの過ごし方と同じではないか。

これからは目標など立てずに、淡々と毎日の努力を続けていこう、日々一歩でも前に進んで行けばその先に何か今まで知らなかったものが見えてくるかもしれない。

(くだらない、おっさんの愚痴になってしまいました、読んでくれた方すみません。)



Share The Road !

2010-12-09 09:29:58 | インポート
必要性があるバスやトラックは別として、無分別にでかい車は狭い日本の道には似合わないと昔から思っている。

舗装はされていてもさほど広くない田舎の道を、歩行者や自転車を脇に押しやりながら我が物顔で飛ばしていくセ○シオやエル○ランド、シチュエーションを間違えているアメリカ製のSUVなどなど、乗るのは勝手だが、この狭い道に乗り入れてくるな!、といいたくなるパターンが多くある。

過激な意見だが、”この道車両通行禁止”みたいな区間をあちこちに作れないだろうか、安心して散歩ができ、乳母車や、自転車が大手を振って真ん中を行くことができる道。

車の通る道はたくさんあるのだから・・・・