日盛りの道の上で

日々の日記と家族のこと、仕事と趣味、雑感少々

息苦しい人生の過ごし方

2013-05-27 15:42:00 | インポート
 昨日のニュースで言っていたが、私鉄の駅員への暴力で摘発されるのが多いのは40代、50代の男性らしい、時間は夜の9時以降、飲酒確率70%以上。
 何のことは無い、仕事や家庭やその他でストレスをためがちな、中高年サラリーマンが酔っ払って、立場の弱い若者にキレる構図。

 私も50代男性なのでキレるおやじの気持ちが分からないではないが、すくなくとも自分の親父たちの世代には貫禄ってものがあったような・・・

 そう、年功序列や経験則や職能という言葉がまだ死んでなかった時代、生きてきた経験を積み重ねることができた頃、親父たちは自分に自信と誇りというものを持っていのではなかったか。

 それが、このところの経済発展やら、息もできない情報の洪水やら、うかうかしてたら寝首をかかれそうな世間常識の崩壊とそれをあおるマスコミの偏向報道。

 やれやれ、この期においてまだ全速力で走れってか、追い立て追い落としているのは誰か、かといって昔は良かったなんで言うつもりは絶対にない。

 死んだふりをしながら、この国の行く末を見定めるだけだ、行き倒れるまでリタイアはしない。


通勤道路で

2013-05-19 16:28:04 | インポート
 毎日自転車通勤している堤防の道の、上からは見えにくいところにあざみの群生がありました。

 このごろなんだか愚痴や不満ばかりが心の中を行き来していたので、このあざみの淡い紫は気持ちに染みてきます。

 九州はもうすぐ梅雨入りです。

カウントダウン

2013-05-16 11:20:03 | インポート
 50歳を過ぎたころから折に触れて考えるのは、自分があと何年生きるのだろうということだ、日本人の男性の平均が80歳ならばあと25年、ぽっくり逝くのならいいのだが、病気で3年寝込むのなら、あと22年というところだろうか。

 「死ぬまでやっておきたい10のこと」だったか、昔貸しビデオで見たのだが、内容があまりにステレオタイプで見るに堪えなく、途中でやめてしまった。役者は確かジャックニコルソンとモーガンフリーマン、名優も脚本しだいということか。

 あと22年、カウントダウンは生まれた時から始まっているのだけれど、年をとらなければその声は聞こえない、これは今思いついたこと。

 その声がやむまで、さて、これから私は何処へ行って、何をしたいのか、だれか教えてくれないだろうか。

 

バーチャルの先にあるもの

2013-05-13 09:50:43 | インポート
 現在の歴史の本でルネッサンスや宗教革命や産業革命を人類史の中の転換点と記述してあるように、百年後の歴史書ではインターネットの発明と隆盛を20世紀の大きな転換点と記述するのだろう。
 
 そして私たちはその大きな変化を体験しながら生きている、例えば本が筆写で自分のものになった時代から、活版印刷が発明された後の情報の広がりにも似て、あるいは録音技術が発明された後のオーケストラの演奏にも似て、コンテンツは広く流布されすぎればその価値は下がる。

 紙からテキストデータになった論文や小説、レコードやCDからMP3データになった音楽、Mpeg4などで配布される動画データ等、インターネットに接続さえすれば世界はあらゆるコンテンツに満ちている、そしてそのほとんどは無料か、あるいは安価で手に入れることができ、安易に消費されほとんどはディジタルの海にまた沈んでいく。

 逆に個人の情報発信も呼吸をするようにたやすくなった、もっともそのせいでネットの海のコンテンツは途方もない混沌と阿鼻叫喚と追従と独断と、根拠のない決めつけ、批判が右往左往する、リアルな私たちの住む世界、いわゆる娑婆と同じか、顔無しと匿名のおかげでさらにひどい状況だ。

 で、何が言いたいのか、ことここに至ってのネットとの付き合い方である、なまじ人とつながるだけに、その先には未知の、明るい、素晴らしい前向きな世界への道が示されていると期待するが、そんなものは絶対にない。

 リアルな世界が苦しいからといって、バーチャルなネット世界にどっぷりつかってどうするのだ、それは夢なのだよ、街に出よう、世界を見よう、自分の目で見て、空気を感じて実感しよう、見るべきものはディスプレイではない、今、目の前にあるリアルなこの世界なのだ。


5月のおだやかな風の中には

2013-05-06 16:24:56 | インポート
 世間はゴールデンウィークだと騒がしいが農家はこの時期忙しいのだ。

 昔はハウスでメロンを作っていたから出荷の最盛期だったし、苗代の準備もしなければならない、田んぼも田植えに備えて耕しておかねばならない。

 おだやかな風に吹かれてトラクターの上で単調なエンジン音を聞いているとなんか眠くなってくる、空は青くどこかでひばりも鳴いている。

 ああ、どっかへ出かけて渋滞と人の多さに疲れて帰ってくるよりこの田んぼでの時間が、私の休日なのだろう。

 隣の田んぼではジャガイモの花が咲いていて、田舎もののわたしでもあまり見たことがなかったので思わず携帯のカメラでとったのが左の写真。

花はあまり見たことがないけど、葉っぱがジャガイモなのでたぶんジャガイモの花だろうと思う。

 5月の風、高い空、訳はなく生きてていいことも悪いこともあるけど、やっぱり生きてるほうがいいなと思える。