日盛りの道の上で

日々の日記と家族のこと、仕事と趣味、雑感少々

日盛りオン・ザ・ロード

2010-07-31 21:07:52 | インポート
毎年1回、同じ会社の10人ほどの仲間でキャンプに行っています。
今年も家から75kmほどの距離にある上天草市姫戸町の「小島海水浴場&キャンプ場」におじさんばかり集まりました、おじさんのキャンプ略して”オジキャン”です。

いつもは単車で行っていたのですが、今回は自転車、自分の体力と精神力を試すつもりで夏の日のオンザロードです、毎日通勤で往復30Kmほど走っているとはいえ、日盛りの国道、けっこうアップダウンもある道は、思った以上にハードで、行きも帰りも2リットルくらいのスポーツ飲料と熱で溶けないチョコレート系のスナックを4ブロック消費しました。

歩道の途切れた国道を走っていて一番注意するのは後ろから来る大型車のタイヤの音と、ハンドルすれすれをかすめていく注意力不足の未熟なドライバーの車です。自分も車を運転するのでドライバーの側からは狭い道の端を自転車が走っていると邪魔と思う気持ちは良く分かります、だけど道路はみんなで分け合うものです、車に遠慮しながら道の端を走っている自転車と歩行者と小排気量の単車にも思いやりを願いたいものです(もちろん自分も含めて)。

一年ぶりに会う人も含めて、酒を飲み、自前のこだわりの料理を食べ、海辺のキャンプ場には夕暮れの涼しい風が吹いていました、孫がいる人もいて、それぞれに忙しい親父たちが1年に1回、あらゆる用事や仕事を押しのけて集まるこのオジキャンは私にとって特別な行事で、そこへ出発するときから心がさわぐ訳なのです。

暑い休日の読書

2010-07-26 11:59:21 | インポート
土曜日曜と大変暑かったのですが、クーラーも付けず図書館から借りてきた本を読んでました、クーラーをつけないのは私の家が涼しいところにあるからではなく、もったいないのと体が心地よい環境に慣れてしまうのを避けるためなのですが・・・

さて、暑さを忘れるほど物語に引き込まれた2冊のご紹介、「神去(かむさり)なあなあ日常」、今年の本屋大賞第4位、三浦しをんの力作です、高校を卒業したてで目標も、気力もない都会育ちの青年がいきなり三重県山中の神去村というところで林業研修生として働くことになります。
物語はその1年後、青年が村の生活を振り返るという形式で展開されるわけですが、山里の日常は都会とは違った刺激がいっぱいで、生き生きと語られる村の人物描写や行事、自然のありさまを読み進んで行くと、自分がこの山里の住人の一人になったような気がし、読み終わったころにはその住人になっています。

ちなみに神去村という地域をはじめ、そこの方言、風習、行事はすべて作者の虚構らしいのですが・・・・


で、2冊目はがらっと変わって「容疑者Xの献身」でやられた東野圭吾の最新作「プラチナデータ」、ミステリーと共に推理小説的な味を持った小説ですが、途中から結末が予想できてしまうのがちょっと残念、ですが、さすがの筆力と着想の良さで読者をぐんぐん引っ張り回します、ネタばれになりますのであらすじは無しですが、5時間程度本を置くことなく一気に読み切りました。
個人的には「容疑者・・・」のほうが好きかも。

まあ、暑いこのごろ、家でごろごろ読書というのも悪くはないです、ただ読む本をよく選ばないと、あーあ無駄に時間を・・・となりますのでご用心を。







スターウォーズ年代記

2010-07-21 17:14:02 | インポート
5日ほど前から、NHK BS-HI放送でスターウォーズシリーズ全6作がエピソード1から順番に放送されていて、エピソード4(いちばん最初に公開された30年以上前の作品)を昔、映画館で手に汗を握りながら見た20代になったばかりの私でしたが、昨日テレビで見たエピソード4にはさすがに時代の流れを感じました、物語のストーリーはまあ一貫性はあるのですが、その映像のレベルの違いはいかんともしがたいものがあります。

CGを駆使して作られたエピソード1~3が圧倒的なスケールと迫力、CGが登場人物の心理描写まで表現できていることのすごさ、それらを見た後で「さあ、これはそれからのお話です」と見せられたエピソード4は「これはありえんだろ」と思う映像クオリティ。

やっぱり公開順に見せたほうがよかったのでは・・・、という1ファンの感想です。



与えられることに慣れすぎた私たち

2010-07-12 09:17:27 | インポート
参院選で民主党が敗北しました、過半数を目指していた議席が目標をはるかに下回る結果でしたので、大敗と言えると思います。

それでは、一時回復するかに見えた民主党の支持率が反映できず今回の結果につながったのはなぜか、マスコミが言っている通り「消費税」に言及した管首相の発言でしょう。

国民みんなが、借金大国となった現在の日本の将来を危惧しているのなら、消費税の引き上げは当然だとばかりに、気軽に口にした一言が世間の風を読み切れていなかった。

かって、自民党政権のときには土建業者、官僚、農業団体、その他自分たちの支持団体にばらまいていた金を、民主党は普通のサラリーマン、主婦などにばらまき、仕分けと称して勧善懲悪の時代劇めいたパフォーマンスを見せてくれましたが、わかりやすいだけにすぐ飽きられる三文小説のようなものでした。

昔を語るのは年を取ったということでしょうか、今までこの国を導いてきた政治家たちは10年先あるいは百年先の国の形を考えていました、そのために今は国民に嫌われるかもしれないが将来は絶対に国のためになるという政策、方針を進める力と、覚悟を持っていました、小泉純一郎氏は結果はともあれ、そういった政治家の最後の一人だったのかもしれません。

高速道路の無料化、子供手当、高校授業料の無料化、農家の所得保障、などなどこれらの政策に異を唱えるものではありませんが、場当たり的で子供に飴だけを与えるような政治は近いうちに破たんすることは間違いないでしょう。

政治が愚かであるなら、国民がその愚を正さなければならないと思います、幸いに今の時代は民主主義という、もの言える時代なのですから、さらにこの日本の民主主義を作ってきた先人たちに対する、今の私たちの責任でもあるのです。

ケネディが大統領就任演説で言った言葉、「国家があなたのために何をするかではなく、あなたが国家のために何ができるかを問いたまえ(Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country)」を私たちは今、実践すべきです。



なぜ自転車が好きか(3)

2010-07-07 08:36:28 | インポート
ということで、人間がゆっくり歩くことから、全力で走るまでのすべてのスピードレンジを自転車という道具はカバーしてくれるわけで、この緩急自在性と、歩けるところなら大概行ける自由さが自転車の魅力の一番大きな部分だと思うわけです。

この魅力は自転車の負の部分、雨にぬれる、汗をかく、寒い、車に邪魔者扱いされるなどを引いても余りあるものがあります、一人でもグループでも、いつでもレベルに関係なく楽しむことができるスポーツというのが形容としては当たっているでしょうか。

自転車通勤を始めてから5年以上になりますが、朝夕毎日15Kmの通勤路は私の生活の中で大きな楽しみになっています。