日盛りの道の上で

日々の日記と家族のこと、仕事と趣味、雑感少々

胸の中の柔らかい場所

2012-04-05 17:27:25 | インポート
春になればいつもせつない、年を取って世の中のことがだいたい分かるようになれば、こんな気持ちもあじあわなくて済むかと思っていたのだが逆だった、年を取ればとるだけ思い出が増えすぎて余計せつなくなる。

特に家族や子供のことなどを桜の風景と一緒に思い浮かべると、私の胸に千のナイフがささる、入学、卒業、就職・・・なんで日本は春なのだろう、だから、九州では桜が満開になるこの時期が私の一番嫌いな季節になった、だけど死ぬならこの桜の季節がまたいい、葬式に来てくれる人が寒くないし、暑くもないし、私は魂だけになって桜の花の枝の上から来てくれた一人ひとりにお別れの挨拶を言おう。