日盛りの道の上で

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農業について

2009-11-06 14:34:07 | インポート
 は兼業農家をやってますが、私の父の代までは専業で農家をやってました、農家は百姓とも言いますが、本当にいろいろな仕事をやります。

 なみに私が覚えている範囲では、稲作、野菜(だいこん、白菜、人参、牛蒡、小豆、大豆、その他)、養蚕(カイコ)、牛、馬、鶏、ヤギの飼育、味噌、しょうゆ、つけものなどの農産加工品、ビニールハウスでのメロンの栽培、、、などです。

 作業が暇になる冬場の時期は、日雇いで道路工事などの仕事に出てました、今でも覚えているのは、この冬場の日雇い仕事で手にした金で母が、私が欲しがっていたトランジスタラジオを買ってくれたことです。

 さい頃からこのように忙しく働き続ける両親を見て(私も農繁期にはよく仕事に駆り出されました)百姓にはなりたくないな、と思いづづけ、そのとおりに会社で働く仕事に就きました。

 の田畑は昔のまま残っていますが、今は少しばかりの稲作と家で消費するくらいの野菜を作っているだけです。

 うした家は私が住んでいる村でもごく一般的で、おそらく日本全国でも専業農家の数は減り続けているのではないでしょうか。

 れでは、なぜ専業農家が減るのか、一言でいえば「食えない」からです、確かに米や野菜を作っていますが、これ等だけを食べて生きていくわけには行かない、肉や魚も食べたい、衣類や教育費もかかる、家も車も金がかかる。

 
 業は利益が少ない商売です、作物を育てるのに必要な農薬、肥料、ビニールハウスなどの資材、農業機械の減価償却、燃料費などが必要となり、人の稼動費用を含むと赤字になることもあります、台風、大雨、少雨などの天候条件にも大きく左右され、極めてリスクの高い仕事と言えるでしょう。

 こで日本の農業政策を論じるつもりはありませんが、上に書いたような状況は実際に私が兼業農家をやりながら日々感じていることです。

 ちろん私は私の子供たちに「農業をやれ」とは言いません。

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