レトロな団地を見ると素通りできない。
昼休みの腹ごなしに歩いてて同潤会上野下アパートに遭遇。
こんなとこにあったか!仕事に通ってる間に撮っとかないと。
天気のいい日を選んで、コンパクトデジカメを忍ばせ、同僚には「ちょっと散歩」。
あんまり女子には共感されない趣味なので。 |
|
立て札には・・・
御忠告
当建物は、1929年(昭和4年)に建築された老朽建築物です。昨今写真撮影等で勝手
に敷地内及び建物内へ立ち入りされる方が多くおります。私たち生活する居住空間への
部外者の立ち入りは甚だ迷惑でございます。また、外壁に亀裂が発生しており剥落の危
険も有ります。その際の事故には私たち住民は一切の補償もいたしません。
上野下アパート住民
敷地の外からだと、わたしの技量では案の定、ありきたりな写真に。お蔵入りにしかけていた。 |
|
しかしながら、ここにきて再び解体が決まったというニュースを目にした。
これとて恐らく何度も立ち上っては消えた話題であろうけれど、またボツになる保障はどこに
もないので真摯に受け止めておかねばなるまい。だからUPしておこう。
わたしも実際に築40年を超えた鉄筋コンクリートの集合住宅に数年住んだ経験があるので、
日々そこで生活する人間の不便さを抜きにして建物の存続だけを願うことは出来ないとも思うし。
(とゆーか私はかなり身に沁みて懲りた)
外観だけ残して、内部をそっくり作りかえる都合のよいリフォームが短期間かつ低予算で出来
るならいろんな建物が保存できそうなのに。 |
|
|
|
|
東側の1階には店舗。年季の入った定食屋と中華料理屋が営業中。角は理髪店らしい。
まだ新しい居酒屋も見えるが…(;´д`) |
|
きっとこのお風呂屋さんは、住民のご用達だったんだろう。お風呂屋さんの横からも少しだけアパートメントの姿が見えた。 |
|
やっぱりそうなんですよねー。改築にしても補修にしてもメンテナンスにしても、
金銭的な問題がいつもネックらしいです。
なので(ちまちまと)クレジットカードなどの溜まったポイントを文化財の保護などへの
寄付コースに使ったりしてるけど、焼け石に水なんでしょうけど~(^-^;
京都の中京郵便局も歴史のある建物を改築して利用してるのですが、実際働いてる
ひとたちからすると何かとご不便なようでした。
お!いよいよ中央郵便局が完成ですか?!
ざっくり切れっぱしが見えてたのが、タワーに?それは見に行かねば。
東京駅のホテルもそろそろ補修終わってオープンするらしいですね。
ものっすごい古いものは残そうとするけれど、ちょっと古い(明治大正)ものも
もっと大事にされていいと思うのですが、なかなか資金援助やらの整備もなくて日本では難しいみたいですね。
特に関東大震災をふまえて耐震性などに配慮して建てられたそうなので、昨年3月の震災でも
あまり被害はなかったという話も聞きました。
なによりコミュニテイとしての役割も含めて設計されているらしくて(屋上の共同洗濯場など)
阪神大震災の後に建てられた復興マンションでの孤独死多発には活かされなかったのでしょうか。残念です。
築36年だと、だんだんいい味が染み出してきそうですね!
私が住んでいた建物は廃止・解体の方向が早くに決まっていたようで、阪神の震災時も
最小限のメンテナンスだけでした。
特に風呂場の排水が入居時からかなり悪く、浴槽の水を抜くのに1時間かかり、しかも
洗い場に逆流するのでしばらく立ち入り禁止→もれなく逆流汚れを清掃→おもむろに
お湯をはる(これも水圧低くて1時間かかる)
という毎日の悪循環が一番疲れました。
近所に風呂屋があってよかったー。
樹が茂ってないので建物の形状がとてもよくわかりました。
洗濯物干してるひとんちが、てつさんの写真とおんなじ部屋(笑)。
同潤会系(893のようだ…)は関東大震災の被災を教訓に建てられたということで
関東大震災ってたしか大正時代!あのころの浅草には凌雲閣(十二階)なんかもあって
超最先端なエリアだったんでしょうか。
入居希望者はいまだ絶えないらしくて「上野下アパート」と検索バーに入れたら「家賃」が候補として出てきます。
(結局家賃は検索しても不明のままですが)
このスタイルの住居だとほぼ風呂は外湯でしょうから、近所にあるかと探しましたが真裏とは便利です。
私が学生のころはワンルームマンションに住むのはリッチなおうちの子で、たいがいは
風呂トイレ共同の下宿住まいだったので、泊まりにいくとお風呂やさんに行ってました。
だから懐かしくて。その風呂屋も学校の移転などですこしずつ姿を消してってます。
東京に来た当初は、まだまだ風呂屋さんが多いのにはびっくりしました。
歴史的建造物とかで文化財の指定を受ければ国や県から補助金が出て、修繕も定期的に行われますが、集合住宅だとそうも行かないでしょうし。
昔の築100年以上の日本家屋とかは文化財に指定されたりするようですが、結局住むことはできなくなるみたいですし、住民からすれば安定した居住空間の方が大事でしね。
例は違いますが、東京駅前の中央郵便局がいよいよ完成して移転しますが、あそこも外観の一部を残して新たにタワービルとしたのですが、やっぱり工期・費用共に大変だったようですね。
でも、写真を見ると、築80年以上とは思えませんね。昔の建物の方がきちんと作られていたのかな。
私が今住んでいるのは築36年の鉄筋マンションですが、エアコンをつけるのが非常にむずかしくて、風通しがいいからエアコンはあきらめました(それ以外では特に不具合なし)。
建物はメンテナンスしだいといいますけど、築40年以上だとどういうところが大変なんでしょうか。
三ノ輪アパートが解体されてからも
随分頑張ってきたのに残念ですね。
出来たの昭和4年だというから凄いです。
当時はさぞハイカラだったんでしょうな。
数年前までは入居希望者が結構いたとか。
見た目は風情があるけど実際に住むのは辛いかもね。
裏の寿湯までチェックするあたりはさすがにゃぁさん!