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家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

間伐依頼

2010-03-15 08:27:15 | Weblog
間伐の着手前に森林組合担当者が現地を見に来た。

「だいたいの図面は頭に入っている」とのことだ。

それもそのはず。

彼は、ここの前のオーナーから依頼を受けてこの辺一体の整備を行っていたのだ。

私よりも、当然この地域には詳しい。

「あのコナラは私が植えました。ここはかなり暗い状態だったのですよ」とあちらこちらを説明してくれて私の方が「ああそうですか」と聞く。

入り組んだ土地の形状から、その所有者まで把握している。

「ここを、こうしたいのです」と私が言うと

「じゃぁこうして、こうしましょうか?」と最上の案をすぐその場で提示してくれた。

これなら任せられると感じた。

切り倒す予定の杉にピンクのテープを手際よく縛りつけていく。

テープを切るのは、やはり腰に付けたナタだ。

「ピシッ」と気持ちよい音で切れる。

「ここは、きれいになっていますが誰か雇いましたか?」

という質問が誉め言葉に聞こえた。

「いや。私がやりました」と得意な顔になって答えた。

「全く変わってしまいましたね」と言う。

ほぼ1年中3年間草刈りをしてきたから山の奥まで陽がさして明るく見えるようになった。

補助金を受けて間伐をする。

これは私個人の利益ではなく多くの人のためになることだと思っている。

「美味しい海の魚が食べられるのは私のおかげでもある」という気持ちで山を整備していこうと思う。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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感謝 (温故酒新堂)
2010-03-15 18:54:28
こんど、遠州灘で獲れた魚を食べる
時には、このお話を思い出そうと
思います。m(__)m
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Unknown (山水)
2010-03-15 23:42:46
栄養のある山に育てて 海に栄養を流してやらないと魚は育ちませんもの
漁師は山を大事にしますね
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温故酒新堂様 (無職無収)
2010-03-16 08:09:59
たいそうな話になってしまいましたね。
ただの私の意気込みだけです。
思い出していただくのは自由でありがたいことすが。
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山水様 (無職無収)
2010-03-16 08:13:20
切り捨てた木も山の栄養となるわけですから無駄ではありません。
私のところは山崩れが起きないようにしますね。
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