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家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

看取る

2006-05-28 11:24:28 | Weblog

先日道で倒れていたTお爺さんの介護を手伝うという事件が起きたが以前もっと深刻な事件に遭遇したことを私は忘れられない。 私だけがこんな事件に遭遇するのではなく見過ごしている人が多いのではないかとも思えます。 その一部始終をHP事件簿「看取る」に載せました。読んでみてください。

http://www.geocities.jp/utakatanoutage1324/page025.html

 


えび

2006-05-26 09:34:46 | Weblog
知り合いからメダカをもらった。

その同じ容器の中にエビが潜り込んでいた。

透明の金魚鉢でしばらく家の中に置いておいた。

尾びれを振って泳ぐメダカや金魚の泳ぎ方は見慣れているがエビの泳ぎを見るのは初めてだ。


まるで浮上、潜航を繰り返す潜水艦のようだ。

また水草の中に紛れ込むと姿を見つけるのは容易ではない。

そんなところも潜水艦。

ホームページ開設

2006-05-20 11:19:48 | Weblog
ホームページを開設しました。

不慣れなことと安価なソフトのせいで稚拙なものとなっています。

将来は良いものにしていきますので、よろしくお願いします。

不具合が出ているようでしたら教えてください。

HPタイトルは「うたかたの宴」です。

人生は うたかた のように消えていくものです。

現状を受け入れて悲観も油断もしないで楽観的に生きていきましょうという趣旨のものです。

私自身が「そうなりたい」という思いです。

このブログ同様今後ともよろしくお願いします。

http://www.geocities.jp/utakatanoutage1324/

T 爺さん

2006-05-15 16:47:09 | Weblog
平成18年5月15日(月) 昼

お使いから歩いて帰宅している途中小学校の横の道路に人だかりを見つけた。近づくと誰かが道路に寝転がっているということが分かった。辿り着いてみるとお爺さんが道路脇に寝転がり女性が二人世話をしていて、また別のお爺さんが自転車を止めて世話仲間に加わっていた。
「どうしました?」と私は声をかけた。
「こちらの方が具合が悪そうなので」中の一人の女性が答えた。
寝ているお爺さんの顔を見て、すぐにそれが近所の奥さんの父親だと気が付いた。
「ああこの人はTさんですよ。うちの近所の奥さんの父親です。今この方の娘さんを連れてきますね」と言ってTさん宅へ走った。
しかし留守であった。呼び鈴を押しても応答がないし玄関の鍵もかかっている。
いつもなら奥さんと定年退職したご主人が居るのだが今日はいないようだ。
私は一旦帰宅し妻に事情を話してTさんに電話してみることを頼み現場に戻った。
現場に到着して娘さんが留守なことを告げた。
「さて、どうしましょうかね。このままここに居るわけにもいかないし・・・・・・。救急車を呼んだほうが無難ですかね。顔色も悪いし・・・・・」と私が言って携帯電話をかけようとすると
「止めて」と小さな声で寝ているお爺ちゃんが言った。言いながら起き上がろうとする。
「ああ小山さん」と私に気が付いた。
そして駆けつけた妻にも「ああ小山さん」と言った。
「このまま通りの激しいところに、いつまでも置いておくことは出来ないから、とりあえず私の家に連れて行ってTさんの帰りを待ちます」と私が切り出し皆が同意した。中の一人の女性が「私の車を持ってきます」と言って付近に止めてあった車をとりに行った。
すると偶然通りかかった警察車両が止まり警察官が下りてきてくれた。
「どうかしました?」
私が事情を告げると
「じゃあ、この車で運びましょう」と言って警察車両を使って運ぶことに同意してくれた。
警察官は背中にT爺ちゃんを背負い警察車両まで連れて行った。
警察車両は大きなワンボックス車で後の席がロックされていたので私がエンジンキーを抜き鍵でスライドドアのロックを外しドアを開けた。
警察官の背中から下ろされたT爺ちゃんは目が死んでいた。開けてはいるが焦点は定まっていない。その上よだれが出てきて口から垂れ始めた。
後のベンチシートに横たえると、そのよだれが喉に引っかかるらしくむせて咳を出した。よだれは泡っぽくなっていた。
私はこのままにしておくと気管支によだれが入ってしまうと思い警察車両に乗り込み後の席からT爺ちゃんの頭を起こすように支えていた。
T爺ちゃんは、思いのほか重い。右腕の中にT爺ちゃんの頭を入れて起こしていた。
腕にはT爺ちゃんの体重と体温と汗を感じた。また独特の体臭がした。
突然「うぉー・・・うぉー・・」と小さな声で辛そうに叫んだ。泣いているような響きだった。
「大丈夫だよ。お爺ちゃん」と私は声をかけた。
しかしT爺ちゃんは目も開けず泡のよだれを垂れ続けた。
私は一瞬このまま私の腕の中でT爺ちゃんが亡くなるのかと思った。
T爺ちゃんの異変に気が付いた警察官が無線で救急車を呼んだ。
救急車を待つ間にT爺ちゃんは元気になり始め警察官の問いにも何とか答えられるようになってきた。
妻がT爺ちゃんの娘婿を連れてきた。
婿さんは警察車両の中に座っているT爺ちゃんを見て、いたわることなくいきなり
「だめだって言ったじゃん。出歩いちゃ。今日は人が来るって言ったじゃない」と静かではあるが叱る口調で言った。眼は怒りに満ちていた。
そして警察官に「済みません」と言い私にも体裁悪そうな顔をして「済みません」と言った。
警察官が「今具合が悪そうだったから救急車を呼びました。病院に行くようでしたら救急車で行ってください。もしこのまま帰って様子を見るようでしたら、このまま私が家まで送ります」と言った。
だが婿は何の判断も下さず、ただ自分の妻が来るのを待っていた。赤の他人の事故のように立ち入ることを避け自分はこの人で困っているのだということだけを我々に示したそうだった。
T爺ちゃんがなぜ救急車を呼ぼうとした私を制したのか分かったような気がした。
救急車がサイレンを鳴らしてやってきて我々の居る警察車両の前でサイレンを止めて駐車した。隊員が下りてきた。警察官がことの経過を説明した。
T爺ちゃんは、元気になり「うちに帰る」と言う。
隊員は「それじゃあ血圧だけ測らせて」と言って測り始めた。
別の隊員が駆けつけたT爺ちゃんの娘さんにサインをさせていた。
血圧120~?
私は全てやるべきことをやり終えたと思い
「それでは後はよろしくお願いします」と皆に伝えて帰路についた。
歩きながら妻の憤慨について聞いた。
「まったく、あのご主人はひどい人。私が呼びに行ったら、奥さんのケータイに電話して、いきなり『バカヤロー。お前、何やってんだ。すぐ来い』って怒鳴ったのよ。怒鳴ったってしょうがないじゃないね。お前の親でもあるんだよって言ってやりたくなっちゃった」
妻は婿さんの態度を直接目の当たりにして、かなり腹を立てていた。
余命幾ばくもない老人に対する態度だけでなく自分の妻に対する態度にも許しがたい姿勢を見たからである。

4時間ほど経過してT爺ちゃんの娘さんがお礼を言いに寄ってくれた。
あの後救急車ではなく警察車両に乗せてもらって家に帰った。警察官が家の中までおんぶして入れてくれたと聞いた。

初めに世話をしていてくれた女性も別のお爺ちゃんも警察官も救急車で駆けつけた隊員も皆親切であった。私の住んでいる町も捨てたものでもないなと実感し嬉しくなった。

怒るな

2006-05-13 10:11:25 | Weblog
妻と会話をしていた。
私は妻の誤解を発見し少し大きめの声で
「いゃ、そうじゃなくて、こうこうこういうこと」と言っていたら
「ニャア」と麿君の声が割って入る。
妻がすぐ気づいて
「違うのよ。けんかしているんじゃないの」
と麿君に言い聞かせた。
それでも麿君は少しの間私たちの動向を見守っていた。

同様のことが昔起こっていた。
妻と議論していると保育園に行くか行かないかぐらいの長男が
「おい。止めろ」と私に言うのである。
私が妻をいじめていると勘違いしたのだ。
何回か、そんな出来事があり、男の子は母親を守りたいのだと気づいた妻であった。
あるとき、やはり長男が誤解した。
「おい。止めろ」といつものように私に言う。
妻は「あなたは良い子ねぇ」と言って長男を抱きしめる。
だがそれだけでは私に掛けられた嫌疑は晴らされていない。
「あなたが彼に説明しないと」と妻に言うのだが妻はいっこうに説明しない。
「だから説明しろよ」と言うと再び「おい。止めろ」と長男が言い始める。
妻に何回か、からかわれてしまったことがある。
子どもも猫も夫婦間での言い争いは聞くに堪えないのだろう。

小声で言う皮肉や嫌味のときは見逃すのだから公平でないね。


犬との距離

2006-05-09 09:16:56 | Weblog
久しぶりに犬の散歩を経験した。

犬と私は散歩用の鎖で繋がっている。
犬は、その鎖を通じて私の意思を汲むことが出来る。
最初はやる犬が嬉しさを堪えきれずに先を急ぎたがる。
その時鎖はぴんと張った状態になり犬は私が、そんなに急がないことを知る。
犬は現実に草の匂いを嗅ぎ始めると嬉しさを忘れ情報収集に没頭し始める。
犬と私の間の鎖は少したるみお互いちょうど良い間隔で歩く。
犬が何か気になる匂いを発見したとき、今度は私の方が前に行き過ぎ犬にストップをかけられることになる。
私は犬に充分な観察時間を与え犬を充分観察する。
犬は辺りを隈なく嗅ぎまわり急に腰をかがめて用を足す。
今までの観察は排尿のための儀式だったのかとも思える。
また犬と私は歩き出す。
再び犬が何かに興味を惹かれた。
クンクンと嗅いでいる先には食べ物が落ちていた。
私は思い切り鎖を引っ張って犬が拾い食いをしないように指令した。
犬は咄嗟に拾い食いがいけないことを思い出し何事もなかったかのように散歩に戻る。
私は犬にとって、ちょうど良い足場の方向に誘導する。
足元が気持ちが良いと犬は我慢できずに前足の元に後ろ足を近づけて尻尾を思い切り上に上げる。
私は犬から出てくる物質の色艶を見て健康を判断する。
「ようし。健康そのもの。合格」と言い、物質を袋に入れながら、あまりの量に
「ちょっと食べすぎだぞ」と自分を棚に上げて言う。
犬は軽快になった身体が気持ちよく後ろ足で土をける。
初めのうちは、ちゃんと物質の方にめがけて土を蹴るのだが、次第にいい加減になり<まったく無関係な方向にバサバサと土や草が跳ね上がっていく。
私にも小石やら抜けて飛ばされた草の根が降りかかる。
犬はとうとう私を待ちきれず走りだそうとする。
「おおい」
まだ袋に仕舞いきれない内に手を引っ張られ最後の一つを落としそうになる。
「ちょっと待って」
犬にお願いする。
「よし。さあ行こう」
犬と私は少し走る。
鎖は少したるんでいてお互いに楽しいモードになっている。

妻や息子との鎖もたるんだ状態でいると思っている。

今は私が犬だってか?

本 その2

2006-05-07 10:31:59 | Weblog
最近ヤフーオークションで本を落札している。

「トンボの本」や「ふくろうの本」などの図説本だ。
写真や絵がふんだんに使われているため理解し易いしきれいだ。
その代わり高価である。
ところがオークションで中古を購入すれば送料を含めても割安で手に入れることが出来る。
いちばん安く手に入れたのは「写真の見方」1100円と「ヌード写真の見方」1100円の2冊セットで500円。
送料が210円であった。また振込み手数料が128円かかったので合計838円である。

また「ヌード写真の見方」という本を買おうとするとレジに提出するのに、この年になっても少しの勇気が欲しくなる。
写真家のような顔をしてみたり芸術好きのような顔をしてレジに並ぶ必要を感じてしまう。

インターネット時代に感謝する今日この頃である。

本 その1

2006-05-05 17:10:16 | Weblog
このところ本読みに追われている。

図書館から借りているので返却期限があるのだ。

また複数リクエストしているため、読んでいる途中に次の図書が届いてしまうこともあり忙しいわけだ。とり置きは1週間と決まっているので、その間に今読んでいる本を読み終えて次の本を引き取りに行かなくてはならないということになる。急いで読み終えてとりに行くと再び次の本が届きましたというメールが届いたりする。

わが街の図書館は自分のパソコンからリクエストできる。そして本が私の指定した図書館に届くとメールが私のケータイに届く手はずになっている。これは大変便利だ。

ただし今多くの人に読まれている本をリクエストすると順番は、そうとう後になる。
ちなみに今リクエストしてある藤原正彦著「祖国とは国語」420円の順位は12番である。ひとり2週間まで持っていられるから自分の読める番が回ってくるには半年くらいの時間がかかることになる。