家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

忍者シューズ

2015-02-21 08:26:14 | Weblog
里山の生活で必要不可欠な靴である地下足袋を購入した。

ある店で安価に売っていたものだから買ってみた。

箱なしだったから安価なのかもしれない。

MADE IN R.P.と書かれていた。

調べてみるとフィリピン製であるらしい。

まあどの国で作られようと履ければ構わない。

最近私の購入した「ロングブーツ」とでも言って面白くブログに載せようと考えていた。

その矢先TV番組で地下足袋を忍者シューズといって売っているとやっていた。

さっそくパソコンでNINNJA SHOES と入れて検索すると、ちゃんとその名前で出てくる。

地下足袋を春野で履いているとしっくりくる。

作業をするときには男も女も忍者だらけだからだ。

ただスパイクが着いていれば山、着いていなければ畑で作業という違いがある。

祭り用の地下足袋を持っている。

かかと部分にエアーが入っている。

それを春野で見せたら「へえーシャレたタビグツだなぁ」と感心された。

今度のは、コハゼが12枚あり、結構上まできっちり履ける。

コハゼを留める部分が3段階になっているのは便利だ。

夏の作業ズボンは薄い。

冬の作業ズボンは厚く中にタイツを履いていると更に足が太くなるので、その調整には欠かせない。

実はエアーの地下足袋が、そろそろ穴が空き始めている。

時間の問題で交換が必要になる。

でもまだまだ履き続けるので、この地下足袋の出番は、いつになるのか分からない。






女難

2015-02-20 07:33:44 | Weblog
私の顔に女難の相が出ていたかどうかは分からない。

市内繁華街にある市営ビルに絵画展覧会を見に行った。

その会場指定の駐車場に入る。

狭くて急な坂を登る。

すると後ろから来た車が前照灯を点けて私の後ろに着いた。

ゆっくり注意深く登っていくと、「早くいけ」とばかりに追い立てる。

もちろん声に出して、そう言ったわけではないが、その運転の仕方で、はっきり分かる。

2階まで登ってみて下りてくる車やバックする車などがないことが分かり少しスピードを上げた。

グングンスピードを上げると後ろの女性は付いて来れなくなった。

ハザードを出して車をバックして駐車した。

その彼女も遅れて来て近くに駐車した。

エレベーターが来て扉が開き私たちが入っても、その人は一緒に乗らなかった。

歩道に出て歩いていると、その御仁は私たちを走って追い越していった。

展覧会を観ていると順路と逆に歩いてきた女性が感激したらしく「すごいねー」と言いながら急に後ろに下がり始めた。

私と接触しただけでなく私の左足を踏んだ。

「ああ。ごめんなさい」と言うが興奮は覚め切らず何やらつまらん言葉を発し続ける。

駐車場から出ようとすると自転車が走ってきた。

私は車を止めて自転車の行き過ぎるのを待って発進しようとした。

すると別の駐車場から出てきたハイエースのお姉さんが私よりも先に車道に出ようとする。

私は先に発進させて、お姉さんよりも前に出た。

「自転車を優先させていたのを見ていただろ?」と言いたくなった。

自宅に近付く。

交差点に右折で並ぶ。

私の前に軽自動車の娘さんが同じく右折の先頭で並んでいる。

私の後ろから大きなトラックが走ってきた。

道路幅の関係上、私が、もう少し前に出たほうが通りやすい。

軽自動車の娘さんが、もう少しだけ前に出てくれればトラックも通りやすいだろうに。

娘さんはトラックが、かなり慎重にすり抜けしようとしていることを全く気にしない。

それどころか後ろにピッタリつけた私が腹立たしく思ったらしい。

前から何も走って来なくなっても、しばらくそのままで動かない。

私に意地悪したくなったようだ。

カマドで初染め

2015-02-19 08:29:48 | Weblog
カマドを使って初染めをした。

カマドに火を入れたことはあるが実際に利用するのは初めてだ。

カマドの炉に枯れた杉の葉を入れて着火する。

炉が狭いので大きな薪は使えない。

ステンレスの鍋を火の上に置き湯を沸かす。

炉の中に薪を入れるとき薪投入口からなら長い薪も入れることができる。

ただし薪投入口自体が小さいので太い薪は入らず細いものを選んで入れることになる。

枯葉を取ったあとに残る杉の枝は最適だ。

「ポキンポキン」と折って真っ赤に燃えたぎる中に押し入れる。

炉の火が安定的になってからは、太い薪を入れるようにする。

すると投入回数が減り別のことができるようになる。

炉の中は勢いよく燃えているが実は煙突に火が抜け過ぎないように細工されている。

もし、その細工がなければ火は煙突に吸い出されて、つまり熱は煙突にばかり逃げていってしまう。

カマドのフタに超効率と書かれたとおり超効率的に鍋に熱が伝わる。

昔の人たちが少ない薪で煮炊きを賄っただけあって、その効率は大したものだ。

Y爺さんの栗畑から拾ってきておいた栗のイガを鍋に投入した。

火を絶やさないように、その後も薪を焼べ続けた。

鍋のフタを開けてみると「バアッ」と湯気が立ち上る。

妻がヒシャクで、かき混ぜてみると既にチョコレート色に染まった液体ができていた。

更に煮出してから持参の布を投入し「グツグツ」と布の煮物を始める。

煙突からは煙が上り空からは粉雪が落ちてきた。

モアモアの湯気の中で妻が布を鍋から引き出して絞る。

まるで染め工房のような雰囲気だ。

カマドは以前使用していた薄いステンレス製の薪ストーブよりは効率よく使えるようだ。

また重い薪が必要なわけではないので妻にも火のコントロールがしやすい点で楽になった。

私は山に柴刈りに出たり溝に詰まった枯葉を掬い出したりと別のことができるようになった。

作業から戻ってみると、つい今しがたまで鍋に入っていたものが干してあった。

まだ布の段階ではあるが既に工作物となっていると感じた。

このあと、この布が形を変えるとき、また楽しい作業が始まる。