家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

松本クラフトフェアに行ってきた

2019-05-28 20:11:14 | Weblog
もう何年通っているのだろう。

5月の最終土日松本市で開かれているクラフトフェアだ。

暑いくらいの晴天で人出も多かった。

実を言うとクラフトフェアの中身については少し飽きている。

会場には向かうし中の店もすべて見て回る。

数年前からは会場に来ている犬に興味を持った。

今年も生後5か月のチワワに遊んでもらった。

若夫婦が交代でチワワを日陰に退避させているところだった。

私に興味を持ったチワワと、そこに在った枯葉や枝で遊んだ。

「良かったねー」と若奥さん。

妻から電話が入り、その場を離れるときに体全体を撫でているとチワワは気持ちよさそうに横になってしまった。

それを見ていた若夫婦の他にも隣のおばあちゃんも若者たちも「おー」と発声した。

ホテルに到着して車を預けるとすぐに隣のソバ屋に行く。

ソバ屋であってもいわゆるソバは食わず日本酒を中心としたツマミをとる。

今年は 馬もつ煮 焼き味噌 葉わさび エイヒレ ソバがき コシアブラの天ぷら そして冷酒を3本。

これが昼食かと驚く人もいるだろうが、まだ続く。

オールドロックというアイリッシュパブでギネスビールをハーフパイント飲む。

そして夕食は23人での宴会に出席して再びアルコールを摂取する。

5年生の昆虫好きの知識には驚いた。

私が勝てるとしたらキイロスズメバチとミツバチに刺されたことがあるくらい。

じゃあ松本市には飲みに行くのだな、というとそれだけじゃあない。

今年は信濃一号というソバの種を入手したし街中のどこにも湧き出している水も好きだ。

翌朝は朝食後明治に建設され国宝に指定された開智学校や既に国宝である松本城も行った。

早朝の散歩の気持ち良さは澄んだ空気のおかげもあるだろう。

往路の4時間はトイレ休憩以外は寄り道しないが復路は自由だ。

今回は「かじかの湯」という日帰り温泉に寄った。

昼食もそこで、と思っていたが団体客が入っていて風呂だけだった。

湯船に浸かるとヌルヌルしているので「どんだけ自分が汚れているんだ」と思ったが、すぐにアルカリ温泉のせいだと気がついた。

露天風呂に移ったら中に入っていたお兄さんが二人共すぐに出て行った。

自分の顔の怖さは自分では分からない。

Aのバッテリー上がり

2019-05-15 16:04:25 | Weblog
春野で昼食をとっていると妻からメールが来た。

ベンツAのリモコンを操作してもドアが開かない。

しかたなく買い物を近所で済ませたから帰宅後見てねということだった。

帰宅してまもなく、まだ靴を脱ぐ前にAのところに行った。

たしかにリモコンのロック解除スイッチを押しても何の反応もない。

キーから緊急用のキー本体を出した。

キー穴に差し込んで回すがドアロックボタンは上がらない。

いつもの車屋さんに電話した。

「回しながらドアノブを引く」のだそうだ。

やってみたらロックボタンが「ポン」と上がった。

だが開いたのは運転席のみである。

もう一度電話した。

「ドアは開いたのですがバッテリーはトランクでしょ?」と聞くと

「いえ違います。運転席の下です」という

カーペットをめくってみると、それなりの場所があった。

コインを差し込んで開けるようになっている。

開けてみるとバッテリーの他に色とりどりのヒューズがきれいに配置されている。

購入して初めて使うジャンプスターター。

こんな小さな物で車のエンジンを始動できるなんてと思いながら接続する。

昔は隣に車を配置してジャンプコードをつなげて掛けたもんだった。

通電すると、いつものような警告音が鳴り始動準備の音がし始める。

キーをひねると弱々しくもエンジンは掛かった。

「ねえ悪いけど明日使いたいから、どっか走ってきて」と言われた。

先ほど帰宅してまだ靴も脱いでいないから、ちょうどいいちゃ、ちょうどいいね。

そのまま1時間ほど走行して戻った。

明日これでエンジンが掛からなかったら私が乗せていくことになる。

ところでなぜ冬でもないのにバッテリーが上がったのかというと駐車灯がつけっぱなしになっていた。

だからバッテリーがあるだけ点灯して、あとは自然に消えていったというわけだ。

リモコンを押した時に小さな赤いパイロットランプが点灯したからリモコンの電池切れではないだろうと憶測していた。

全部うまくいったから良い経験ができた。



静まり返った巣

2019-05-12 08:25:24 | Weblog
一旦狙いを定めたヘビが、そう安安と諦めるとは思えない。

冬眠明けで腹はそうとう減っているだろう。

だが私が追い払った時のことが記憶に残り、あれに懲りて二度と襲うことがなければ幸いだ。

あれから3日後巣に近づいてみる。

何も聴こえない。

ほぼ99パーセントやられたな。

別の作業が終わったあと巣を下ろすことに決めた。

もしヒナの1匹がやられて、その後親鳥が巣を放棄したとしたらヒナは飢えて死んでいるだろう。

そうなるとヒナの体が腐り虫が湧き始めるに違いない。

ハシゴをかけて巣をブナから下ろす。

電ドルでビスを外して中の様子を見てみた。

カラだった。

スピーカーに元々入っていたウールの上にコケが敷いてあり、その他は何もない。

ヒナの鳴き声から最低でも3羽以上いたはずだが。

卵のカラもないので何羽いたのかは分からない。

中を見てがっかりしているとヤマガラの声が聞こえた。

ああ、いるじゃん。

エサを2箇所のエサ場に置いた。

「おーい。置いたよエサ」と少し離れた杉の木からこちらを見ているヤマガラに伝えた。

いつもなら「サーッ」と降りてくるはずが、いつまでも枝に留まったままだ。

考えてみれば複数のヒナがやられたということは、その都度修羅場を目撃していたということだ。

恐怖で我が家の敷地に降りてこられないのだろうと想像した。

私は以前自宅にあったツバメの巣のことについて思い出した。

カラスに襲われ何度かヒナを持って行かれたり巣ごと落下したり留守になった巣をスズメが自分たちの巣にしてしまったり。

その都度ツバメたちは気を取り直し新たな巣作りを開始し最終的にはヒナを立派に巣立ちさせていった。

今度は私が立ち直る番だ。

中を掃除した巣をいままで実績のあるエゴノキに掛けることにした。

比較的低い位置にして人間の生活の範囲に入るようにした。

これまでも3組ほどヒナを巣立ちさせた、その場所だ。

巣としては合格のようだから、位置の問題を解決して、ぜひもう一度入居して欲しいと望む。

シジュウカラの入居

2019-05-08 08:45:48 | Weblog
今年2月に廃スピーカーを利用して小鳥の巣を掛けた。

ブナの木とモミジの2箇所に設置しておいた。

先日妻がブナ側のスピーカー巣にシジュウカラが入居したことに気がついた。

今日の仕事が一段落したので、親シジュウカラがエサを与えているところを撮影しようと考えた。

私が近くにいると警戒音を出すので家の角から少しだけ顔を出して写すことにした。

カメラを用意し巣の大きさに合わせてズームアップして待機した。

なかなか親は来ない。

その時とんでもないものが目に入った。

アオダイショウというヘビが巣にいるヒナを食べようとしてブナの木に這っているのだ。

写真どころではない。

1枚だけ写してカメラをしまい、ヘビを追い払うことにした。

少し離れたところから板切れを投げた。

当たった。

だがヘビは、かまわず進む。

もう一つ投げたが外れた。

3メーターの高枝切りハサミで叩いた。

当たった。

自分の真上に落ちてこないか心配だったが、やるしかない。

もう一度叩くと今度はシッポに当たった。

ヘビは巣をのぞくこともなく逃げ始めた。

下に下りてくると思いきや木の上方向に行く。

巣の設置してあるブナは3本のモミジと枝の先端が交錯している。

まるで自分が重さがないみたいに身軽に細い枝を渡っていく。

ただし1メートル20センチほどの体は隠しようがない。

スリングショットというゴム銃で打ってやろうと思い小さな石を挟んでゴムを引き絞り放った。

「パチン」という音を立てて当たった。

だがその場で動かない。

もう一回狙おうと思って石を探して拾い上げセットしているうちにヘビは消えた。

3本のモミジのどれかから下りたのか、まだ葉の上に隠れているのか全く分からない。

その一部始終をシジュウカラが見ていた。

私が味方だと思ってくれたのか私が見えていても巣にエサを咥えて入っていく。

このまま私が離れると、その間にまたヘビがやってくるかも知れない。

奴は懲りてしまったかもしれないが別のヘビもたくさんいることだろう。

前途は多難だが是非頑張って欲しいと思いながら帰宅した。