家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ガラスの保護

2011-02-28 07:32:44 | Weblog
窓ガラスと薪ストーブの間隙が20センチ足らずしかない。

薪ストーブに火が入ると当然ガラスは熱くなる。

ただしその位置は部分的であり範囲も狭い。

といって見逃しておくことも出来ない。

レンガやタイルを使って遮熱するケースが多いようだ。

だがそれだと外からの光を遮断してしまう。

断熱カーテンなども売られているが、それも部屋を暗くしてしまいそうだ。

とりあえず、どの程度の物で遮熱することができるのか試してみた。

ハンガーに掛けた濡れタオルを鴨居から吊るしてみた。

すると充分遮熱してくれた。

そこで思いついたのが額縁にパイプを入れて、そこに何かを掛けて遮熱する方法だ。

これならば限定的な部分のみの遮熱が可能で部屋を暗くすることもない。

次に何を掛けるのか。

友人は「車のボンネット」と発案した。

だがそれは却下した。

「それじゃぁラジエーターグリルはどう?」という。

それは面白そうだと帰宅してオークションで値段を見てみた。

友人は「アルファロメオ」を勧めたが、それでは小さすぎる。

BMW ベンツ ジャガー などいろいろ見てみてベンツに決めた。

別にベンツが大好きなわけじゃぁない。

安価だったのだ。

1000円だった。

さっそく落札して送ってもらっても2600円だった。

さて額縁にベンツグリルを掛けてみた。

ちょっと、いやらしいけど遮熱はしている。

ベンツグリルの中に遮熱用壁材を入れるつもりだったが、それも不要のようだ。

そして驚いたのは、そのグリル自体が熱くなっていないことだ。

その熱がどこに消えてしまったのか気になるところではあるが当初の目的は果たしたので当分の間このベンツグリルと共に巻きストーブを楽しむことにした。


酒飲みランチ2月号

2011-02-27 07:20:26 | Weblog
酒飲みランチ2月号はイタリアンにした。

歩いて約1時間。

イタリアンレストラン「VIVACE」に入った。

中は全員女性客だった。

カウンター席に案内された。

ピザとパスタのVIVAランチメニューを注文し赤ワインを頼んだ。

前菜とグラスワインが到着して、まず「乾杯」。

「これで今日一日は車の運転が出来できない」と口に出して確認した。

だがそういう日があってもいいじゃないか。

ピザが少し送れて到着する頃にはワインが不足しそうだ。

「ランチワインは何杯でも、この値段ですか?」と聞いてみると

「はい200円で提供しております」との答えだ。

すかさず追加の一杯を注文した。

ワインも飲み干しピザとパスタも食べ終えた頃ドルチェが来た。

シャーベットやらティラミスなどを食べてコーヒーを飲む。

満足したランチだった。

月に1度と決めた酒を飲むことを前提としたランチだ。

「定期的に行う」ということのシアワセ感。

「美味しかったね」で終わらない。

「また来月もあるよね」という期待が残る。

その確実な期待が、よりシアワセ感を強くする。

レジに向かった。

「御一緒でよろしいでしょうか?」の問いに

「奥さん。一緒でもいいですか?」と不倫を匂わせる。

レジの女性は夫婦を見抜いていた。

妻も「ふん、またかよ」の顔をする。

暖かい午後の空気と、さらに酔いが自由度を増してくれる。

コートの要らない季節が来た。

路地を抜けて帰路に着く。

屋根に寝そべるネコの写真を撮ってみた。

我々を「怪しい」とばかりに屋根を登って逃げた白猫。

「お前のほうが怪しいじゃないか」と言う間もなかった。

学校帰りの小学生が遊びながら帰っていく。

昼間からお酒を飲んだ大人とすれ違う。

酒飲みランチを教えるには、まだ早い。


足りなかったものの補充

2011-02-25 07:53:16 | Weblog
露天風呂に浸かった瞬間「これが足りなかった」と感じとった。

日々不自由のない生活をしているつもりだが、それでも何か不足している感覚があった。

風呂にも勿論常々入っているが、そういうことではない。

友人と一緒に入る湯船。

遅れて到着した二人が加わり6人全員が湯船の中で揃った。

景色や湯を楽しむより積もった話をする。

旅館の夕食時再び「これが不足していた」と気付く。

食事を、また酒を楽しむのだが、やはり話を楽しむのがイチバンだ。

モーガン仲間のミーティングに何度か別の用事で参加できなかった。

「今頃皆は楽しくやっているだろうに」とその時満たされない気持ちを味わっていた。

それが悔しくて咽のつかえのように心につかえを残していた。

翌朝目覚めるとすぐに露天風呂に向かう。

「お早うございます」

沢の音の中での朝の挨拶。

あいにく今日は雨だ。

モーガンで雨はキビシイ。

だが「露天風呂のように雨のモーガンも風流じゃないか」と思うことにした。

やはり伊豆の山道を走るとき雨の路面は気を使う。

雪の残っている箇所があった。

遠くに雨に煙る海が見える。

今日の富士山は姿を隠している。

カーブを曲がったトタンに河津桜の桃色が目に飛び込んできた。

モーガンのエンジンブレーキ音と振動が気持ちよい。

フロントガラスの雫の向こうには友人の赤い車。

バックミラーにも友人の車。

雨も私の邪魔をしない。

足りなかったものの発見と、それを充たした伊豆旅行であった。


薪割り指導

2011-02-19 07:33:04 | Weblog
「しばらく見んうちに大分割ったじゃないか」とY爺さんがやってきた。

薪の山を見て

「金矢(カナヤ)買ったか?」との問いに

「買いましたよ」と言って物置から出して見せた。

「高かった。7875円でしたよ」と定価の貼ってある袋を見せて言うと

「そうか。5000円くらいかなと思ったん」と答えた。

何時時点での価格か分からないなと感じた。

「どれ」と言って私の手からカナヤをとりカケヤを持って薪のところに歩いていった。

「これをこうあてがって、こう叩くだぇ」と言ってやって見せた。

すぐに私との違いが分かった。

私は餅つきの杵のようにカケヤを振り上げて重さを利用してゆっくり下ろす。

ところがY爺さんは振り下ろすのを、ものすごい早さで行う。

つまり力がこもっているということだ。

カナヤは素直に喰い込み丸太を裂く。

小さくなった丸太をさらにカナヤで小さくする。

その際丸太を斜めにして何かを下の支えにして足で固定し、その姿勢のままカケヤを振り下ろす。

真上から振り下ろすのと斜め方向から振り下ろすカケヤの速度は変わらない。

右脚で薪を固定していようと左脚で、それをしようと変わらない。

まるでスイッチヒッターのように左右打ち分ける。

Y爺さんが帰った後実際にやってみた。

カケヤをあの速度で振り下ろすには、とてつもない筋力とその連携が必要なのだと私の身体が実感した。

また片足を薪の固定に使用すると、もうそれで振り下ろすタイミングやら力の入れ方が狂ってしまう。

カナヤの頭をカケヤの芯で叩く。

この当たり前のことが出来ない。

カナヤの頭には鉄製の枠がはまっている。

それをトチと呼ぶらしい。

そのトチにカケヤを当ててしまった。

カケヤが欠けてしまった。

「女じゃできん」

Y爺さんの言葉を思い出した。

私は女並みだった。

Y爺さんにカケヤを欠かしてしまったことを話して笑ってもらおう。

感謝の集い

2011-02-15 07:31:43 | Weblog
友人の主催する感謝の集いに参加した。

友人が何を思ったのか自分の周りの人に感謝したいと言い出した。

ついてはホテルでパーティーを開くという。

30テーブル総勢330名。

これって、個人が集める人数としては桁違いにすごくないかい。

学生時代の仲間 職場の仲間 趣味の会の仲間 御近所さん等々。

私と彼はスポーツジムで知り合った。

もう25年ほど前のことになる。

当日私は同ジムで一緒に汗を流した仲間の受付を担当した。

本人が歌を唄いながら会場に入ってくるところから宴は始まった。

ギター弾き語りもやりピアノ弾き語りもやった。

まるでリサイタルのようだ。

外国からのメッセージも大画面に映され海外にも多くの人脈を持つ彼の幅広い付き合いをあらためて実感した。

「人生を駆け足で駆け抜けようと思って」

これは彼の口癖だ。

毎日きちんとジムに通い徹底的にやる姿が彼のイメージだ。

それは、どんなことにも通じている。

「よく考えているように見えて実は何も考えていない」というのも彼の口癖だ。

定年退職後も資格を取ったりボランティアに参加したりで休む間もなく動き回っている。

去年は14Kgのダイエットにも成功した。

ダイエット後に会った時には「Who are you ?」 と言ってやった。

御祝儀を受け取らないということだったので「草刈り券」を渡した。

「肩たたきは、お孫さんにやってもらって俺は草を刈るから」と言って我々のテーブルに回ってきた彼に渡した。

彼の人脈の氷山の一角としての今日の人たち。

彼を慕って集まる人数が彼の人望を示している。

私は、そんなに多くの人たちとの交流を望んでいないが、それにしても彼の実力はすごいなと感じざるを得なかった。


薪割り

2011-02-13 08:20:59 | Weblog
薪ストーブを利用している人たちのイチバンの問題は薪の供給であるらしい。

幸い我が家は薪用の木材は周りに充分すぎるほどある。

小まめに薪を作っていけば心配はない。

つまり薪割りをするのだ。

以前ネットで購入してあった骨董品のマサカリを出してきた。

金太郎のタイプと別の形の物の二点。

振り下ろしてみた。

杉の丸太に刃が刺さる。

刺さった赤身部分から水が染み出した。

それほど植物は水を含んでいるのだと分かった。

マサカリが抜けなくなった。

こんな時にはマサカリの持つ手を逆さにして丸太ごと持ち上げ下に叩きつけると読んだ。
やってみた。

丸太が割れて外れるときと、そのまま、にっちもさっちもいかなくなる場合がある。

「マサカリは木を倒すための道具で薪割り用とは違う」と教わった。

薪割り用の物は、もっと刃の後ろの部分が厚く出来ている。

木材に食い込んだら、その厚みで割れ易くなっている。

食い込んでしまえば効率が悪い。

「薪割りは金矢(かなや)でやるのがイチバン楽だ」とY爺さんが教えてくれた。

早速金矢を購入してきた。

金属製のクサビの上に樫の木で出来た柄が着いていて、そこをカケヤで叩く。

すると金矢は木に食い込み更に叩くと金矢の厚みで木が裂けて割れる。

薪割りとの違いは金属製の重い部分が柄と別々になっている点だ。

重い部分を毎回持ち上げることなく同じ効果が出るということ。

これからは金矢で薪割りをすることにした。

さて薪を割るのは出来るようになったが次にその薪をストックし、ついでに乾かす干し場が必要だ。

まずは家の近くに作ることが先決。

そして後は山の中の適当な場所に設置しておく。

敷地内は小規模にしておいて山は大規模にする。

雨を避けるための屋根は山についてはブルーシートにして家の横は軒下に設置する。

次から次に出てくる、やらなくてはいけないこと。

ありあわせの物で作るのが最善だがネットなどは買ってこなくてはならない。

自宅と春野の間にあるホームセンターに何度も通うことになりそうだ。

煙突を立てる

2011-02-12 07:35:53 | Weblog
薪ストーブの煙突はストーブから真上に上げるのを最良とする。

しかし新築ではない我が家の屋根に穴を空けるのは難しい。

ストーブ屋さんに相談したが、どこからも断られた。

自力で壁に穴を空けて、そこから外に出すことにした。

横引きという、この設置方法はメーカーの資料によると2m以内に収める必要があるらしい。

さらに横引きの長さの1.5~2倍以上の長さが上に伸びる煙突の長さに必要であるらしい。

我が家は軒が張り出していて、その長さだけでも60cmあり壁から屋根下に辿り着くまでに既に80cm必要だ。

なるべく長さを抑えるために室内の長さを削った。

壁から20cm。

これでやるしかない。

さて煙突の最上部が建物から100cm以上の高さが必要であるとも書かれている。

それをクリアーするだけの煙突は用意できている。

ただその高く突き出す煙突を支えるのはメーカーから売り出されている金具だけで持つものだろうかと心配になった。

重さ的には問題ないのだが。

不安になっているときY爺さんがやってきた。

「どうだ。出来たか?」

私の不安を伝えると

「パイプを買ってきて立てりゃいい。オレの軽トラで行って買ってくりゃいい」

と答え、その答えを出すための足を与えてくれた。

早速ホームセンターに走りパイプを購入してきた。

パイプ小屋を建てた経験からパイプの扱いは楽だった。

地面に埋けたパイプの固定用コンクリートが乾いたことを確かめて煙突を組み立ててパイプに固定した。

煙突は、それぞれ10cmほど差し込んで組むのだが、その煙突ごとにパイプに固定した。

Y爺さんの検査があった。

「おお、これなら台風でも大丈夫だぇ」と太鼓判をもらった。

Y爺さんは安全を第一に考えている。

ストーブを使っているときに煙突が外れても室内では、それに気付かないから危険だという。

Y爺さんのお墨付きを得て、いよいよ初点火をした。

杉の枯葉を中に入れてライターで火をつけた。

炎と煙は煙突に吸い上げられていく。

新品の塗料の焦げる臭いが耐えられなく窓を全開にした。

だが薪ストーブの暖かさは窓から侵入する冷たい空気にも負けない。

焚き口の扉を開けたままにしてゴーという燃える音を聴いた。

揺らめく炎と照りつける明るさになるべく額を近づける自分がいた。


薪ストーブ導入

2011-02-11 07:25:18 | Weblog
「薪ストーブが欲しいな」と思っていた。

それは火で遊びたいという思いだ。

寒くなっては、そう思い、また暑くなって忘れてしまう。

今年も最も寒い時期を越えた。

しかし去年の末我が家の周りの森林を間伐してもらって環境がガラッと変わった。

杉やヒノキがあちこちに倒れていて山を歩くこともママならなくなった。

それらを山から下ろして売却できないのなら朽ち果てるのを待つしかない。

だがそれには想像以上の日数がかかる。

で「燃すしかない」と決心した。

① 火で遊ぶ ②暖を取り室内の湿気を取る ③湯を沸かし料理する ④倒れている木がなくなる

これほどの需要があったら普通実行するよね。

でも薪ストーブは、お金がかかり過ぎる。

ざっと100万円くらいかかるのだ。

友人のようにステンレスのストーブにすれば安価だが、それはまさに実用一点張りで遊びの感覚が薄れる。

そんな私の思いをクリアーする物があった。

日本メーカーの物で中国で生産された鋳物のストーブだ。

しかもネットで安価に入手できた。

ステンレス製が1万円くらいで私のが39800円。

煙突を入れても80000円ほどだ。

「ヤスーイ」

煙突は勿論シングルでステンレス製。

本体は最小のタイプだが、それでも57Kgある。

道路上で運送屋さんのトラックからY爺さんの軽トラに移してもらい軽トラで敷地の中まで運び込んでもらった。

Y爺さんとふたりで「よいしょ」と窓から入れて運び込みは終了。

木箱を開けると鋳物の真っ黒な重たい物体が冷たく私を待っていた。

まずは薪ストーブを乗せる炉台を作成した。

木枠を作りその中に不燃材料のボードを敷き表面をタイルで仕上げた。

その上にストーブを乗せた。

なかなか良い見栄えだ。

あとは煙突の組み立てと壁だしだ。

最も危険な部分なので慎重に行う。

だがイソライトという不燃でしかも軽量そして加工しやすい材料を使うのでマニュアル通りに作業すれば問題ない。

楽しい春野の作業は、このあと若干の問題を起こす。


頼もしいハスクバーナ

2011-02-10 07:18:01 | Weblog
頼もしい助っ人がやってきた。

ハスクバーナ262XPというエンジンチェーンソーだ。

私の所有しているのはSTIHL192Cで排気量30.1CCガイドバーの長さは30cmだ。

借りてきたハスクバーナは61.5CCでガイドバーが49cmだ。

排気量は倍でガイドバーは1.5倍超だ。

61.5CCといえば原動機付き自転車ならば、どうどうと大人二人が乗って公道を走れる排気量なのだ。

間伐された杉やヒノキを薪にすべく長さ30cmくらいで玉切りする(30cmの長さに切り揃える)必要がある。

自分のチェーンソーでも切れるのだが幹の太さが30cm以上あると難しくなる。

1回で切れないものだから何度にも分けてソーを入れる。

すると当然多少ずれて刃が入りロスが出る。

また自分の位置を材木の反対側に回りこみ左手に持ち替えて作業しなくてはいけない場面も出てくる。

これは更に難しい。

足場の良い所で安全に切りたいと思うと、どうしても長いバーのチェーンソーが必要になる。

そんな話を友人のところでしたら出てきたHusqvarna262XP。

まるでドラえもんのポケットのように私の欲しい物をどこからか出してきた。

長年使っていなかったようなので業者に整備をしてもらった。

ガソリンキャップとエアークリーナーを交換してもらった。

エンジンも調整されているので元気な音を立てて動く。

重さも半端ではなく、片手で作業など決して出来ない。

その重さが上から切っていく場合に今度はプラスとなり自重でスイスイ刃が吸い込まれて行く。

その重さでもエンジンが暖まり夢中になっているときは空中で左手にハスクを持ち右手でエンジンを掛けられるようになるのだから不思議だ。

私のSTIHLから出てくる木屑は細かなオガクズのような物だが、このハスクからは、かなり大きめの木片が吐き出されてくる。

あっと言う間に木屑の山が出来上がる。

先日私のSTIHLで作業をしていた。

近所の人が「チェーンソーの目立てが出来てない」と私の立て続けた音で判断し、わざわざ目立てを教えに来てくれた。

大した太さの丸太でもないのに、いつまでもエンジンが唸り声を上げていたものだから放れた所にいた彼にも音でバレバレだったのだ。

今度は力強い別の排気音を立てているので別の意味で近々彼が見に来ることは確実だ。

感覚 とにかく寝たくなった

2011-02-09 08:03:02 | Weblog
とにかく寝たくなってしまった。

まだ午後7時半だ。

TVを見ながら縫い物をする妻に「お休み」と言ってベッドに入った。

腹が膨り過ぎで寝付けない。

「吐いておこう」と決心して起きだした。

ぬるま湯を無理やり飲みトイレに入った。

妻が何時ころ寝に来たのか知らない。

今度は大をしたくなった。

下痢だった。

まるで水のような便だ。

お腹は痛くない。

ベッドに戻り再びトイレに駆け込む。

何がどう悪かったのか分からない。

翌朝もちろん食欲はない。

「何を食べる?お粥でいい?」妻の問いに

「お願いします。ヨーグルトも飲んでおくかな」と答えた。

何も食べていないのに腹は膨れていた。

「今日一日は寝てなさいよ」と妻は言う。

お粥を少々食べスポーツ飲料を少し飲みヨーグルトLG21を食べた。

昼間も何度もトイレに入った。

あい変わらず「シャー」だ。

夜になり、また少々のお粥とリンゴ半分そして飲むヨーグルトにオリゴ糖を混ぜて飲んだ。

日中眠った割には眠りに入りやすかった。

だが午前1時前と2時頃またトイレに入った。

「シャー」だ。

翌朝「今日は病院に行くよ」と初めから病院に行くことを薦めていた妻に言った。

先生は私の食べた物を中心に聞いた。

実はヨーグルトやスポーツ飲料は私の場合回復を遅らせてしまうものだった。

「食欲は?」の問いに

「少し出てきました」と答えた。

「じゃあもう良くなってきているよ」と言ってくれた。

薬は何も出なく元気になる言葉を受けて養生の仕方を教わった。

本人しか分からない感覚。

「寝たほうが良さそうだ」

「何も食べたくない」

「お腹が空いてきた」

これらがとても大切だと分かった。

回復する前には、その日に食べたラーメンの話を聞いただけで「ウワ-ッ くどい」となっていたのに今はフライドチキンのTVコマーシャルを見るだけで「美味しそう」となる。

自分でも良くなってきた実感を味わうことができる。

ダイエットし始めの頃の空腹に比べれば今の空腹は楽だ。

3日前には59キロ台あった体重が昨日は58キロ台に今日は57キロ台になった。

不健康で体重を落とすのはいけないが、ついでに落ちる体重は苦しんだ代償とも思える。