家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

スペアタイヤ水没

2011-04-01 07:29:01 | Weblog
ヴィッツのトランクに植木を入れて運んだ。

植木を下ろした後に土が少し残っていた。

土を取り除くためにトランクのシートをめくり上げてみた。

シートが何故か湿っぽい。

植木に水は掛けていない。

めくり揚げたシートの下には格納されたスペアタイヤのフタがある。

そのフタにも水滴が付いている。

フタを外してみて驚いた。

スペアタイヤは水没していた。

「チャプチャプ」という音の発生源はこれだった。

少し前からチャプチャプ音が聞こえていたがガソリンがタンク内で立てる音だと思っていた。

雑巾で水を吸い取って外で絞る。

何度繰り返しただろうか。

水が坂道を下り長い線を描いた。

タイヤを外してさらに続けた。

水を完全に吸い取り乾くまでトランクと後部ドアを開け放しておいた。

ジャッキを見ると錆だらけだ。

14万キロ走行しているが幸いまだ一度も使ったことがない。

「ひょっとして」

やはり錆び付いていてジャッキは動かない。

スプレー式のオイルを吹き付けて少しは稼動するようになった。

だが使い物にならない程度でしかない。

スペアタイヤの存在というのは今では、たいした意味はないようだ。

車検に出しても、この部分は別に点検する必要もないらしい。

スペアタイヤ自体乗せていない車もあると聞いた。

ジャッキは別の物を持っているが純正品でないとキチッと納まらない。

しばらくしたら、もういちどジャッキの稼動範囲を広げる処置をしてみる。

だがその間はタイヤ交換をしなくて済むように祈るだけだ。