「私の貧幸生活」(選・構成:倉本聰氏)その中の一つ東京世田谷区在住K氏の投稿を読み、気づきを受けた。マナー「江戸しぐさ」についてだ。それは他者を敬い、共生を旨としたもの。舟に乗るとき一人でも多く座れるよう握りこぶしひとつ分腰を浮かせて詰める「こぶし腰うかせ」、雨の日に路地で人とすれ違う時、相手にしずくがかからないための「傘かしげ」などがその例だ。江戸時代は世界にも例のない260年戦争のない平和な時代だった。この平和な社会を支えていたのが「江戸しぐさ」だったのではという。江戸の人々は「人は皆、仏の化身」としてお互いに尊重すべきという人間観と「草(自然)が主人、人はそれに従うもの」という「草主人従」のエコロジー思想が根底にあった。日本を訪れた外国人が日本と日本人に新鮮な驚きを感じていた。「皆、笑顔で礼儀正しく親切」「町は清潔」「皆、幸せそう」等々、日本の貧幸時代は江戸時代にありと言えるようだ。きょうの楽しかったことは、○ウォーキング中の夕方、急な土砂降りと激しい雷音に見舞われ藤棚下で立ち往生したが小雨状態下でようやく帰宅できたこと、○Netflix配信『オデッセイ』(米)2035年の近未来を舞台に火星に1人取り残された火星探索者が生き延びようとする活躍と救い出そうとするチームのクルー達や地球のスタッフ達の努力を描くSF映画。○ほっかほっか亭のカツ丼、ウマかったことだ。(11,240歩)