「東京湾の夏サーべルフィッシュ、富津沖で釣れ盛る!ドラゴン級も出た」
うふふ、釣りをしない人には、何が何やら全く分からない言葉ですよね。
あり抵に言えば「富津は大貫沖でタチウオが釣れていますよ、しかも大きなヤツも狙えますよ!」と言う事に。
夏のタチウオは何故か富津沖の浅場30Mダチに集まるのですね。冬の久里浜沖は水深80Mぐらいか・・・。
ジギングをやる人には分かるコトですが、ジグを落として巻き上げるこの「水深50Mの差」と言うのは非常に大きい。
水深があれば、タックルがもろに潮の影響を受けるので、必然とジグが重くなります。それを操作するのも容易ではないと言う事。
夏場の富津沖30Mダチで狙えるタチウオは、30g~50gとかなり軽めのジグで狙えるので操作もかなり楽!カップルや親子で仲良くトライ出来る、季節限定の釣物なのですよ!食っても旨いしの
「浅場のタチウオが安定してして釣れている」との報は、うかつにも君津図書館の某釣り雑誌で知りました・・・早速自宅に帰りPCでタチ情報探してみると・・・おおっ、本当に釣れているぞ。
真夏はあまり釣りに精出さないんですよね~、潜ってばかりで特に盆休みは家族も実家に帰ってしまって・・・どんな魚バシバシ釣っても、自分一人では食べきれないですからね。
だからと言って、いざ沖へ船を出せば「チョットの獲物で満足する」はずも無し。厄介なことですの~・・・あっ、俺のことだったか。
しかし、タチウオは別。下処理も他の魚と比べてほとんどかからないですし、しかもかなり美味!銀ピカの魚体は皮を引くこと無しに「そのまま刺身で」食べられます。
うふふ、これはもう行くしかないではありませんか。新生碧丸、大貫沖へ初遠征です!
富津は大貫沖のタチウオ船団。
お盆休み・・・皆ここぞとばかり釣りに行くのですね。しかし、お盆に殺生とは恐れ入る・・・いや、俺もか。
今回は私一人の釣行。事前情報は良し船団のなかに我がボートを突っ込ませ、ジグを落として・・・うふふ、これで今夜は刺身&塩焼き決定か
一投目、反応無し。
2投目、やはり沈黙・・・
3投目、・・・完全沈黙。
この時点で船団は北側から崩れて、各船バラバラと南下し、竹岡沖で再集結。
自分もその船団に追従・・・・そして再度ジギングにトライ。そして・・・・悲しいことにまさかの沈黙。
頭の中には今夜「居酒屋 朝日屋」での楽しき酒飲み風景が・・・。
「あきおマスタ~毎度申し訳無いがこのタチウオ、乱切りナデ斬りで良いから刺身で・・・あぁ、こっちの身は塩焼きで・・・いつもホントにすんません・・・あっエリさん、レモンの輪切り忘れないで」
ふふふっ、楽しくも空しい妄想が、頭の中をくるくると、狂る狂ると・・・・。
この日の釣果・・・・無し。
久方ぶりの悲しきボウズ。
翌日は他の釣り船HPチェックしましたが、やはりこの日は各船釣果芳しくなかったのですな。ふ~むこのタチウオ、楽ではありませなんだ。
しかし僕は「試し釣り」のつもりで出船したから良いのですが、本格遊魚船長の腹はいかばかりか・・・?
「釣れろ~釣れろ~釣れろ~釣れろ~誰か早く釣ってくれや~。」
大勢乗ってっいるのに、釣れないときの船長の心労・・・考えるに容易ではありませんな。オレなら胃に穴開きますね。
しかし、ボウズとは面白くも無し。
次回はキッチリ仕留めて見せねばの、うふふ。それでは、さらばさらば!