美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

なかなか次が咲きません

2023-05-06 12:49:03 | 薔薇と庭


スパニッシュ・ビューティーが満開に近づいて来ました。つる薔薇はとても華やかで、豊かな風景をつくってくれます。薔薇の楽しみは、風景をつくることだと薔薇の専門家村田晴夫さんに教わりました。私も実感しています。



今は、スパニッシュ・ビューティーが庭の中で華やいでいますが、あとがなかなか続きません。蕾はたくさん膨らんできましたが、写真を撮ってもあまり写真写りが良くなくて、まだ紹介できるものはあまりありません。

イングリッシュ・ローズのジェーン・オースティンは蕾が膨らんできましたが、虫の害がひどくて、きれいな花の姿が撮れません。もう少し、開いたら、虫の害も気にしないで、写真を載せようと思います。

そのほかには、オールド・ローズのブレイリーNO.2の蕾が膨らんできました。これは枝の伸びる薔薇なので、つる薔薇にしています。花が咲くとあでやかで美しく、楽しみにしています。


後、咲きかけているのが、ハイブリッド・ティー・ローズのクリスチャン・ディオールです。ハイブリッド・ティー・ローズは今はこれだけになりました。



薔薇といえば、一輪で美しいハイブリッド・ティー・ローズを思う方は多いでしょう。最初はハイブリッド・ティー・ローズに魅せられて、そして、薔薇の作る風景に魅了されていくのだろうと思います。

クリスチャン・ディオールは今年はとても生育が良く、10輪以上も蕾ができて、それは楽しみにしていたのですが、ある日、ふと目をやると、蕾の下の葉っぱに5cmくらいはあろうかと思う青虫が付いていました。

大きな蕾の下ですから、ちょっとお邪魔ですよ、という感じで眺めていましたが、こんなに大きくなったのだから、蝶々にならなくちゃ、と放っておくことにしました。

2・3日たって、見に行くと、えっ、蕾がない、というほど、びっくりするくらいきれいに蕾を食べてしまっていました。まあ仕方がないかなーと思っていたのですが、それからまた日にちがたち、さなぎになったのも見られないうちにいなくなってしまいました。どこに行ったのか、わからないのです。どこかで蝶々になってくれればいいと思います。

クリスチャン・ディオールは、まだ蕾がたくさんありますから、きっときれいに咲くことでしょう。

昔、薔薇の園を作ろうと思っていた頃は、庭を薔薇のための薬で消毒をしていました。そうしなければ、花がきれいに咲かないからでした。とても大変な努力をして育てているのだから、と思っていました。

でも、今は、ちょっと違います。青虫もアブラムシもコガネムシもみんな生きていると思うようになりました。薔薇が全然咲かないのは寂しいけれど、少しは咲いてくれるでしょう。だから、虫たちも生きていてほしいと思うようになりました。

私が病気になって、いろいろなところが痛み、いつまで生きられるかなーと思うようになったことが関係しているかもしれません。命は、無理やり絶たれるものではなく、自然に生きられる間生きて、少し傷があったり欠けたところがあったりしても、そのままでいいのではないかと思うようになりました。

完全なものなどないのだから、どう見られるかではなく、そのままの姿でいることがいいのだと思うのです。せっかくの命なのだから、そのままそのまま、と思うようになりました。薔薇はあまりよい姿ではないですが、それもそれ、味わいかもしれません。

最後に、今満開のスパニッシュ・ビューティーの写真を下に載せます。




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アーチのスパニッシュ・ビューティー

2023-05-03 14:12:02 | 薔薇と庭


スパニッシュ・ビューティーが花開き、薔薇の庭への入り口のアーチを華やかにしています。薔薇の庭へどうぞという感じで、アーチを置いています。

今咲いているのは、スパニッシュ・ビューティーと春霞だけなのですが、毎日庭を見るのが楽しみになってきました。

以前、たくさんの薔薇があったときには、本当にアーチをくぐると、薔薇の咲き乱れる庭という感じでしたが、今はとてもそんな感じには見えません。

夫が倒れた年の夏は、冷夏で、雨ばかり降っていたように記憶しています。それで、根腐れを起こし、何本かが枯れました。

その次の年に、私が病気になり、1年の内、7か月も入院していましたし、それから、だんだん元気にはなってきましたが、薔薇の世話をするほど元気にはなりませんでした。

この頃は、夏になると異常に暑くなり、雨が降らない真夏に、水をやらないと、やはり枯れてしまう薔薇もあります。

そんなことで、今は、18本の薔薇が残っています。でも、元気なのは8本くらいで、枯れそうなものも弱々しいものもたくさんあります。

やはり薔薇も世話をしてあげなければ、元気に育つという訳にはいかないようです。

そんな薔薇の庭ですが、それでも、花の季節には、心弾む風景が見られます。花の一生を見ていくことで、心打たれるのかもしれません。

早く他の花も咲いてくれればいいのに、と毎日一つずつ眺めてまわります。蕾を見つけ喜んだり、虫がついているのを困ったなと眺めたり、枯れた枝を見て、どうしてだろうと思ったり、花は私の心を動かせてくれます。

今、スパニッシュ・ビューティーが咲き始め、そして、満開になり、少しずつ散っていきます。そんな風に命の動きも眺めながら、薔薇の咲くのを待っています。



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薔薇が咲き始めました

2023-04-28 15:28:39 | 薔薇と庭
先日、春霞という薔薇が咲いたことと、写真を載せました。それは、本当に珍しいことで、私の庭では、今まで4月20日ころに咲いたことはなかったと思います。

たいていは、4月末に最初の薔薇が咲きました。スパニッシュ・ビューティーというつる薔薇です。大輪の華やかな薔薇で、香りもあります。それが咲いたら、薔薇の季節が始まります。



今年も27日にスパニッシュ・ビューティーのがくが降りて、何輪かが濃いピンクの蕾を見せてくれました。

スパニッシュ・ビューティーって、スペインの美女っていう意味ですよね。(スペインの美という意味かもしれないけど、美女のほうが薔薇の名前としてはいいかな)。どんな美女を思い描いて付けたのかなーと思います。

薔薇の名前は作出した人が付けられるそうで、いろいろなものがあります。自分の奥さんの名前を付ける人もいたり、イメージで付ける人もいたり、有名人の名前を付けるということもあります。

それぞれの薔薇が、自分の名前のように見えるのは、不思議な気がします。スパニッシュ・ビューティーは、華やかで、美しく、ダンスを踊っているようなそんな躍動感がある薔薇なのです。

これから、家にある元気な薔薇や弱々しい薔薇などが、花を咲かせていきます。写真が良い具合に撮れたら、ブログに載せますね。1か月半くらいの短い期間ですが、薔薇が庭を彩って楽しい時間が過ごせます。

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薔薇がおしゃべりしています

2023-03-28 19:42:14 | 薔薇と庭
3月24日に、薔薇に肥料をあげました。もちろん、私は肥料を測っただけで、妹が薔薇の周りに穴を掘って、埋めてくれました。



これで、花が咲くまでの仕事はおしまいです。剪定もして、誘引もして、肥料も上げて、あとは花が咲くのを待つだけになりました。

枝は早いものでは、芽が伸びて葉っぱで覆われ、緑の枝になりました。これからは、枝がずんずん伸びて、枝先に花芽が付きます。



一番早いのは、いつもスパニッシュ・ビューティーです。5月になったらすぐに花が咲きます。夫はこの花が一番好きでしたから、一番に咲くのは、嬉しいですね。

早咲きの薔薇から、遅咲きの薔薇まで、1か月近く楽しむことができます。今は、薔薇の数が少ないので、花の饗宴という訳にはいかないのですが、少しずつ咲いて私たちを楽しませてくれます。



私は体がだるく思うように動かないし、薔薇はもうあきらめようと思っていました。でも、妹が誘引を手伝ってくれ、肥料もやってくれます。母も水が足らない薔薇には、水やりをしてくれます。

こんな風に、何とかみんなで力を合わせて薔薇を咲かせて、自分の力のなさを補ってもらえて、これも花の力かなーと思ったりします。



花が咲いている庭にいると、気持ちが丸く豊かに弾んでいくようです。今年も咲いた薔薇の写真を撮って、ブログに載せようと思います。見てくださいね。


今日載せた薔薇の写真は上から、スパニッシュ・ビューティー、春霞、アンジェラ、ピンク・プロスペリティ、クリスチャン・ディオールです。薔薇がおしゃべりしているように見えるでしょう?

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薔薇の咲く5月を楽しみに

2023-02-27 16:42:35 | 薔薇と庭
23日につる薔薇の剪定・誘引が終わりました。

今は5本のつる薔薇ですが、私にあまり元気がないので、1日1本ずつを剪定・誘引していきました。それからシュラブ・ローズも5本くらい剪定しました。

つる薔薇を剪定・誘引し、他のブッシュ・ローズなども剪定すると、庭はきれいに見えるようになります。

剪定した後の写真を載せます。写真はあまりきれいに見えないのですが、実際は剪定・誘引が終わると、庭がこれから咲く準備をしたように、きちんと形を作って庭に意思が感じられる様になります。

 

3月の終わりころに元肥をやって、芽が少しずつ伸びてきます。4月には小さな葉っぱが見えるようになり、5月には花が咲きます。

毎年、そうやって、命をつないできた薔薇たちです。一番古いものは、2000年に買った薔薇です。もう23年もいきているのですね。どの薔薇も、もう13・14年以上前に買ったものです。

年を取ってきて、薔薇の数を減らしました。そして、夫が倒れて、もう薔薇のことなど何もしない年が数年ありましたから、薔薇は皆お年寄りです。そんな中でも生き残ってくれた薔薇たちが、今の私の庭の薔薇たちです。

スパニッシュ・ビューティーの誘引した写真を載せてみます。あまり上手な写真ではありませんが、一番元気な薔薇の1本です。

 


この薔薇の剪定・誘引は、妹が助けてくれたからできました。母も切った薔薇の枝をゴミ出し用に小さく切りそろえてくれ、誘引する麻ひもを切ってくれたりもしました。チャーリーは皆が庭にいることが嬉しくて走り回っていました。こうして、みんなのおかげで、薔薇が今年も咲くことでしょう。

5月に咲いたら、薔薇の写真を載せますので、見てくださいね。


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