先日から、新聞や雑誌でよく目にする人がいる。
男子柔道百キロ超級の北京五輪代表、石井慧その人だ。
一本をとる柔道を完全に捨て、たとえ有効ひとつでも勝ちは勝ちと、内容よりもあくまでも勝ちにこだわる柔道は、嫌う人もいるがこれもひとつの美学である。
そして彼のこんな言葉も紹介されていた。
「立ち技は見る人によって評価が違う。だが寝技はきっちり30秒押さえ込めば誰も文句の言えない勝利となる」
日本柔道の伝統にこだわらず、相手によって戦い方を変える石井の柔道の背景には、猛烈な練習量と同時に、じつは、膨大な読書がある。(THE21、7月号P76より)
石井はテレビ番組のインタビューのなかで、こんな言葉を残している。
「自分のように海外のJUDOを採り入れ、先に対応できた選手が強くなれる。織田信長が鉄砲をいち早く採り入れたように」(THE21、7月号P76より)
変則的に相手の背中を掴みにいったり、組み手をさえぎる技術を磨く海外の選手を見て、これが柔道か?と首をかしげている人たちを尻目に、すでに石井はそのJUDOに平然と対応しているのだ。
井上康生の柔道とは正反対だと言われる。しかし、「勝たなければそもそも意味がない」と石井は言うだろう。
頼もしい代表が出てきた。試合は柔道最終日の8月15日。目が離せないぞ。
「技よりも、一本よりも、勝ちに価値」
男子柔道百キロ超級の北京五輪代表、石井慧その人だ。
一本をとる柔道を完全に捨て、たとえ有効ひとつでも勝ちは勝ちと、内容よりもあくまでも勝ちにこだわる柔道は、嫌う人もいるがこれもひとつの美学である。
そして彼のこんな言葉も紹介されていた。
「立ち技は見る人によって評価が違う。だが寝技はきっちり30秒押さえ込めば誰も文句の言えない勝利となる」
日本柔道の伝統にこだわらず、相手によって戦い方を変える石井の柔道の背景には、猛烈な練習量と同時に、じつは、膨大な読書がある。(THE21、7月号P76より)
石井はテレビ番組のインタビューのなかで、こんな言葉を残している。
「自分のように海外のJUDOを採り入れ、先に対応できた選手が強くなれる。織田信長が鉄砲をいち早く採り入れたように」(THE21、7月号P76より)
変則的に相手の背中を掴みにいったり、組み手をさえぎる技術を磨く海外の選手を見て、これが柔道か?と首をかしげている人たちを尻目に、すでに石井はそのJUDOに平然と対応しているのだ。
井上康生の柔道とは正反対だと言われる。しかし、「勝たなければそもそも意味がない」と石井は言うだろう。
頼もしい代表が出てきた。試合は柔道最終日の8月15日。目が離せないぞ。
「技よりも、一本よりも、勝ちに価値」