もう30年くらい前になるだろうか、永井豪の短編漫画でこんなのがあった。
ある日突然大人たちが子供に対して殺意を抱くようになる。すべての子供が大人たちから逃げ惑う。
最後まで原因は不明だったのだが、とにかく怖い漫画だったということは今も覚えている。
下水道の中に逃げた子供達の中に主人公である少年もいた。
そして少年はやっとの思いで家にたどり着く。そこには夕食の支度をしている大好きなお母さんがいた。
「お母さん」少年は泣きながらお母さんに抱きつくのだが、お母さんもその持っていた包丁で…。
当時その漫画はとてもショッキングで、日常ではありえない恐怖をなぜか明るいタッチで描いていたのが印象的だった。
そうSFだったのだ。想像の中でしかありえないからこそ「漫画」だった。
今はどうだろう、もしあの漫画を今の子供達が見ても驚かないのかもしれない。恐怖を感じないのかもしれない。
親が自分の子供を殺めるといった、狂気の事件が毎日のように流れている。
本当にこの国はどうにかなってしまったのだろうか。あの漫画はこんな未来を予想していたのだろうか。
「原因はかわからないが、きっと大人と子供の絆が切れてしまったんだ。」
確か主人公がそんな台詞を言っていた。
もう30年くらい前の漫画だから記憶は定かではないが…。
ある日突然大人たちが子供に対して殺意を抱くようになる。すべての子供が大人たちから逃げ惑う。
最後まで原因は不明だったのだが、とにかく怖い漫画だったということは今も覚えている。
下水道の中に逃げた子供達の中に主人公である少年もいた。
そして少年はやっとの思いで家にたどり着く。そこには夕食の支度をしている大好きなお母さんがいた。
「お母さん」少年は泣きながらお母さんに抱きつくのだが、お母さんもその持っていた包丁で…。
当時その漫画はとてもショッキングで、日常ではありえない恐怖をなぜか明るいタッチで描いていたのが印象的だった。
そうSFだったのだ。想像の中でしかありえないからこそ「漫画」だった。
今はどうだろう、もしあの漫画を今の子供達が見ても驚かないのかもしれない。恐怖を感じないのかもしれない。
親が自分の子供を殺めるといった、狂気の事件が毎日のように流れている。
本当にこの国はどうにかなってしまったのだろうか。あの漫画はこんな未来を予想していたのだろうか。
「原因はかわからないが、きっと大人と子供の絆が切れてしまったんだ。」
確か主人公がそんな台詞を言っていた。
もう30年くらい前の漫画だから記憶は定かではないが…。