馬頭琴日記

交通事故療養中に還暦を迎えた馬頭琴奏者が、馬頭琴に関する知識を書き遺します

ウランバヤル氏に 会いにゆく・・・モンゴル国の馬頭琴の ギアペグ化の先駆者

2024-03-09 13:00:17 | 馬頭琴の基礎知識

内モンゴルの馬頭琴は早い時期に真鍮製のギアが糸巻きに組み込まれ、短い弦長とナイロン弦が採用され

モンゴル国よりも高い調弦が可能となった。モンゴル国でも内モンゴル製ギアを組み込んだ例があったが

真鍮製のギアが重く精度も曖昧で、評価されなかった。まあ、モンゴル国と内モンゴル、仲がよく無いし

2003年にモンゴル国ウランバートルのゲストハウスの経営者の野口氏の紹介で、馬頭琴工房の主催者

ウランバヤル氏の工房を訪ねた。何度か氏の元を訪ねた際の手土産に、国産ゴトー製のエレキベース用の

ペグを持参した。で、出来上がったのが馬頭の表側に糸巻きの軸が突き出た、「メタルペグ仕様」である

日本製のパーツは高価で、アジア製のパーツを採用して・・・爆発的に流行するに至った。以前野口氏が

経営したウランバートルの定宿は、ホンゴルゲストハウスと代替わりして、当時少年だったホンゴル君が

メタルペグ仕様の馬頭琴を調弦して、「グレート」と叫んだ。モンゴル国の馬頭琴の最大の弱点は調弦だ

ドイツ・ウィットナー系のチェロ用のギアペグを、皮張りの馬頭琴に採用している様だ。つまみの部分に

ギアが内蔵されて加工が厄介なのだが、糸巻きの付け根の部分がかなり膨らんでいるので、識別しやすい

本日市ヶ谷ルーテルホールで開催される演奏会で、ウランバヤル氏が講演をするそうなので、会いにゆく

地平に雲が走る晴れ空、冷たい猛烈な北風、気温2〜12℃。 午後1時の気温10.1℃、湿度は24℃

左脹脛の筋肉痛に処方された芍薬甘草湯は、血圧を上げてしまう副作用があって、血圧の下が高めかな?

(11・151)35.8℃(85〜125)

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