昨日は画像の読み込みが拒否された、馬頭琴日記だ。で、メールで窮状を訴えたが、正月三ヶ日は休みで明日から順次返信しますという状況だし。が、本日試したら呆気なくアップ出来て・・・気分は狼少年だ
雑煮の出汁を仕込んだ鍋が思った以上に大きく、神前の捧げ物と自分用の2杯の雑煮とふたつの餅が食べ切れず、神前に捧げた餅1個をお下がりで頂くので、出汁も減らないし餅の消費は未だ4個である。取り敢えず出汁の消費に、コンビニの石臼引きで残念な思いをした年越し蕎麦の仇を打つべく、蕎麦の調達に駅ビルまで歩いた。加えてヨーカドーの合鴨のスライスが薄く思ったほど出汁が加わらないので、鴨探し
西洋弦楽器の F 字穴は、 単に美しいだけではなく、大変合理的に創られている。 ボディの上下に柾目が通っているが、 F 字穴の切削で柾目の上下共に切断されてしまった部分は極く僅かなのだ。 馬頭琴でも F 字穴が用いられるが、単にデザインだけしか考えずにカーブを切り込んでいて、柾目の上下を共に切断した面積が大きく、強い力が表板に掛かった場合に、けっこう大きく柾目に沿って割れる可能性を抱える
内モンゴル製の桐の表板の F 字穴に相当する部分に、奇妙奇天烈な文様が彫られている。 誰からの伝聞だったかは忘れてしまったが、チベット仏教の有り難い印・・・だとか。が、この強度的には華奢な桐の板と紋様は、ヒビが入って脱落する危険を秘めている。私がメインで使用する布和工房の2001年製の2号は、ハードケースに入れての航空機での移動の際に2回、左右其々が脱落して・・・修理済みである
裏板を剥がすことなど、通常の馬頭琴の修理では有り得ない。せっかくの機会なので、裏板の接着の前にあれこれ点検したら・・・ F 字穴に4つのヒビを見つけた。 クランプを掛けた2箇所は表まで貫通したヒビで、他の2箇所は裏側だけで貫通していない。 で、西洋弦楽器の F 字穴から修理する際に使用する特殊なクランプを引っ張り出した。長めの2本は、ほぼ活躍に機会が無いが、4本セットで売られている
西洋弦楽器であればどうって事ない作業だが、4種類の長さの違うクランプを、この有り難い紋様に組み合わせるのは、知恵の輪的な作業である。今回は表まで貫通した2箇所だけだったので、1回で済んだが
雲の隙間から稀に陽射し、北のそよ風が冷たく、気温4〜7℃。午後4時の気温6.9℃、湿度は63%
(2・131)36.1℃(77〜116)雲隠れした・・・富士見庵