めっきり仕事帰りの冷え込みを感じるようになりました
日によっては、着る物を考えて来ないともう寒くて寒くて
さてさて・・・ウィスキーには大切な「揺りかご」のお話です
ウィスキーの樽の材質でよく耳にする「シェリー樽」
スペイン産のオーク材が主だと思ってしまうんですが、
実際はアメリカ産のオーク材が中心です
最初からこのオーク材が熟成に適していると分かっていたから
スペインに持ち込んだわけではありません
16世紀ごろ・・・
ヨーロッパからアメリカ大陸への貨物船が帰国する際
空になった貨物船は安定せず、転覆の恐れがあったため
アメリカ産のオーク材を伐採して船の錘にしていたようです
その木材を樽に使用してみたら、液の漏れが少なく、蒸散しにくかった
それで現在の樽の大分部分はアメリカン・ホワイト・オークを
使うことが多いみたいです
もちろんスペイン産と比べ、アメリカ産のオーク材の方が
成長の早いということもあるでしょう