続・黄色い春の叫び

黄色い春の叫びの反響がすごいので、
なんか恥ずかしくなってきた。
というのも、これを書いたきっかけになったやりとりがあったのだ。
もともと、
ある方と嫉妬についてやりとりしていた中で、
ふと、その方がお子さんの担任の先生が仰った言葉を教えてくれたのだ。

「お友だちにいいことがあったとき、『ずるーい！』じゃなくて、『いいなー！』って言える人になってほしいです」

この言葉が全部表している。
こういう先生のクラスの子は幸せやなぁと思う。
これ、昨日の記事に書きたかったのだけど、
勝手に載せたら悪いかなぁと思って書かなかった。
でも、
ご許可いただいたので改めて。
なんていい言葉だ。

ついでに言うなら、
お友だちでなくても誰でも、
いいことがあったら「いいな！」だし、悪いことがあったら「残念！」だと思う。
昨日も書いたように、
アッチが上がったらコッチが下がるとか、
アッチが下がったらコッチが上がるとか、
そういう人とシーソーやってるような幸せはないと思っているから、
いいことも悪いことも同調したらいいのだと思う。

どんなに自分を攻撃した人でも、
その人にいいことがあったらよかったと思うし、
その人に悪いことがあったら残念だと思う。

妬みや、利害関係などで、矛先が自分に向いて攻撃され、
酷く弱ったことは何度もあるのだけど、
攻撃してきた人に「悪いことがおきますように」と思ったことはない。
むしろ、その人の状態が悪いから、
こういうことをしてしまうんじゃないかと思う。
きっとあの人が満たされたら、私に嫌がらせをする気も起きないだろうと思ったので、
「あの人が幸せになって、私から興味を失いますように」とか言っていたら、
友達から「とんだお人好しだ」と言われた。

「ざまあみろ」「いい気味」「人の不幸は蜜の味」みたいな言葉を使わないことだなと思う。
どんなに嫌な人でも、不幸になってほしいなんていうのは、
なんか怖い。

勧善懲悪が過ぎるんだろうなぁと思うときもある。
悪に巣くってほしいわけじゃないけど、
「善」「正義」など「正しさ」こそが、曖昧で相対的だと思う。
本当に桃太郎が鬼ヶ島を攻撃したことが善だったのか？法律を破った人が悪いのか？
鬼の立場からしたらどうだったんだろう？とか、各国によって違う法律というものが本当に完璧なのか？とか、
そういうこと考えると、
「正しい」ことがわからなくなる。

記事の内容もあったのだろうけど、
メールいただいた方は親御さんの立場の方が多かった。
子育ての「正しさ」を追求していくとわからなくなり、
余所と比べて一喜一憂してしまうようなお話しをたくさんいただいた。
私はおこがましくも子育て相談なども仕事としているのであるが、
「どうするのが正しいか？」「どうすれば普通になるか？」という質問に、
「わからん」と答えることが多い気がする。
酷い！これでお金をいただいてるのである！
私の答えは、「悪い子どもなどいない」という前提のもと、
「試行錯誤する」「あがく」「とりあえずこうする」みたいになってしまう。
標準や真実を追求するより、
失敗したときに「じゃあ、こうしてみよう」と方法を変えたり、
完璧ではないけど「ま、いっか」と思えたりする方が、
強い人になる気がする。
人生はこうすれば必ず答えが出るとか、努力すれば結果が出るとか、
そんな単純ではじゃないと思うからだ。
そうなると、行為の「正しさ」なんかわからないのだ。
あ、決して、よい方法をとってみても意味がないとか、努力しても無駄とか言ってるんじゃないですよ、
必ず結果がでるとは限らないってことですよ。


「あの人狡い」の中には、
「平等」から逸脱している！という嫉妬があるように思う。
「ざまあみろ」「いい気味」の中には、
「正しさ」から逸脱しているから当たり前だという奢りがあるように思う。
「自分のことは棚にあげて」みたいなことができる方がまだいいような気がする。
それは曖昧さの一種だから。
自分にも他人にも厳しく、平等や正しさこそが大事だと言ってる人はしんどそうだ。

えー、つまり、
私は真実も正しさも平等もわからないのに、
相談員やら親やらやってるダメな人だってことです。
誰であってもいいことはいいこと、悪いことは残念なことと単純で、
ダメなことを「まあいいかぁ」と思えるダメな人は楽で幸せですばい！

今日は雨です

今日は雨なので、
アレルギーがおちついています。

昨日の記事にたくさんメールいただいて、
色々考えています。

今日は何かと気ぜわしいです。
いろんなことがなかなかうまくいかんもんですなぁと思います。

モモにドラえもんを買ってやったら夢中で読んでいます。
何十年の時を経て凄いなぁと思います。