歌集春雷

生きることはイッヒ・ロマン(Ich-Roman)....
   

flamme…

2013-05-30 02:20:40 | Ich-Roman
人の子はかく色ふかく生(あ)るるかな胸の火種を合はす日の底
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sommeil…

2013-05-23 15:49:16 | Ich-Roman
熟寝(うまい)の児おゐてをんなの照りかへる濡れくちびるの谺(こだま)日の底
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mouill…

2013-05-19 16:01:29 | Ich-Roman
ささめける胸の高鳴りかくしてはしきりに息の熱(ほとほ)りくるかな
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trahison…

2013-05-16 13:49:04 | Ich-Roman
膝に乗る不惑の温もり押しやらむ空の底までこころ透かさる
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vermillon…

2013-05-15 13:09:34 | Ich-Roman
言の葉も聞き外(そ)れ一夜朱の肉(しし)をめぐりめぐれる海鳴りの音
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oeil…

2013-05-14 15:18:28 | Ich-Roman
崩(な)れきれぬ花弁(はなびら)恥(やさ)し脛をわる目線の熱く刺さる日の底
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adorer…

2013-05-11 17:52:49 | Ich-Roman
明日見えぬ恋するらしも子の母の女(め)生ぐさし脛白き夏
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chagrin…

2013-05-09 09:15:02 | Ich-Roman
一つ恋なせば多情の母に似るその横顔の炎(も)ゆるときはも
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perte…

2013-05-06 15:59:33 | Ich-Roman
産まざりし乳房の赤の鮮(あたら)しきしきり多情の尖(とが)りくるかな
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tristesse…

2013-05-04 01:34:17 | Ich-Roman
頭を膝に置きくるをとこかなしみの一つ消ゆまで空青く透く
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amende…

2013-05-01 14:06:29 | Ich-Roman
草を藉(し)く素足のをんな情深し青立つものも盗るといふこと
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germer…

2013-05-01 04:29:13 | Ich-Roman
雨に濡るをんな一人をはかり得ず手より洩らすも恋と呼ぶかな
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