歌集春雷

生きることはイッヒ・ロマン(Ich-Roman)....
   

潮騒…

2012-07-27 15:59:56 | Ich-Roman
無造作に髪かきあげてストラップ落とす婦(をんな)の腕照りかへる
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潮香…

2012-07-27 15:53:53 | Ich-Roman
潮の香の残る婦(をんな)のえり首の明るきほどにまぐあひの汗
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木陰…

2012-07-26 14:50:00 | Ich-Roman
麦藁の匂いがきみの髪にして夏のかたみの恋の始まり
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花重…

2012-07-25 01:16:26 | Ich-Roman
陽炎に灼(や)かれるごとに愛(いと)ほしき男の汗も鬼棲む肉叢(しし)も
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花生…

2012-07-24 23:24:37 | Ich-Roman
義弟(おとうと)よ帯をとかれてしばらくは胸の空洞(うつほ)は紛れゆけども
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陽炎…

2012-07-22 10:43:19 | Ich-Roman
陽炎に抱かれて心抜けてゆく帰省の義姉の赤い帯留
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beach…

2012-07-15 21:35:18 | Ich-Roman
夏蝶の忘れし紅をさす頬にキスほど熱き伊豆の海風
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夏風…

2012-07-15 08:56:04 | Ich-Roman
夏の間の短き出会ひその風の行方知らゆな帯解く夕べ
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記憶…

2012-07-13 22:44:21 | Ich-Roman
鳥墜ちる少女の予言忘られて原発湾の淡墨桜
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chapel…

2012-07-13 17:00:27 | Ich-Roman
花嫁が心盗まれ消(け)ぬる日も無言のチャペル百日紅炎(も)ゆ
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梅雨…

2012-07-06 17:21:06 | Ich-Roman
あめのをと聞きつつ抱かれ四十路のわたしのなかのをんなが覚める
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夏柑…

2012-07-05 12:36:08 | Ich-Roman
青くさき学ラン脱げば抱きかかるママンの下肢のしめりたるかな
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海街…

2012-07-05 12:31:42 | Ich-Roman
背広着て多情な女奪(と)りあへばふいにママンの胸の温もり
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海霧…

2012-07-05 12:29:42 | Ich-Roman
ひとけなき浜辺の海霧仰向きのママンの裸体女(をんな)し鮮(あたら)し
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初恋…

2012-07-01 01:37:52 | Ich-Roman
重ならぬ記憶の一つ青春の第一小節初恋の人
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