歌集春雷

生きることはイッヒ・ロマン(Ich-Roman)....
   

carillonner…

2015-06-27 15:49:49 | Ich-Roman
風とほく傷もつものらみなさびしひとり胸熟(う)む恋しずむ海
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vortice…

2015-06-25 14:53:38 | Ich-Roman
火の色に熟(う)みたる肉(しし)の翼折れますぐに堕ちる情感の海
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morceau…

2015-06-20 23:48:33 | Ich-Roman
傷もてる胸に新し愛あらむ寡婦の剥(む)き身の溺る陽の下
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cicatrice…

2015-06-18 10:21:46 | Ich-Roman
火の色の風響(な)りやまず肉片のみな溶けるまで眠らざる夜
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chaleur…

2015-06-14 22:30:49 | Ich-Roman
十年を於いてかさねるくちびるにひろがりはじむヴィブラフォンの音
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creux…

2015-06-10 23:06:11 | Ich-Roman
透けるほどさびしときあり腔(うつ)の底身を与(あづ)くればまた熱(ほと)りたる
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foudre…

2015-06-09 14:00:11 | Ich-Roman
花の季(とき)交(か)はすひとあり花茜あなたの胸に咲いてゐたらば
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temps…

2015-06-07 23:17:06 | Ich-Roman
ただ一つ倚(よ)りゆくところかへるにはあまりにとほしふたりの時間
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sauge…

2015-06-05 22:22:50 | Ich-Roman
やはらかに快楽(けらく)の記憶蘇(かえ)りくるサルビアの紅下垂(した)る日盛り
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