歌集春雷

生きることはイッヒ・ロマン(Ich-Roman)....
   

残影…

2009-03-28 19:02:07 | Ich-Roman
最後(いやはて)の恋とし思ふ きみが背にのこりし影と隣り合ひつつ
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蒼穹…

2009-03-22 15:10:50 | Ich-Roman
蒼穹(そうきゅう)はまんまろがまま 星の刃に裂かれて夜叉の飛び散る夜も
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光彩…

2009-03-22 14:53:56 | Ich-Roman
きみに似るひとと行き交う街上に ふと菜の花の輝きに会ひ
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激つ…

2009-03-21 15:41:14 | Ich-Roman
激(たぎ)つ日は鬼に抱かれよ 茫々と黄に傾(なだ)れゆく菜の花のなか
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lost time…

2009-03-18 23:58:12 | Ich-Roman
ラスト・ラブ そう言ったよね ずるいよ 時間がそこで 止まっているのに
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晨暉…

2009-03-17 09:25:52 | Ich-Roman
人妻の道は一つと説くなかれ 胸奥(むなど)の晨(とき)をたれしらずとも
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凝り…

2009-03-16 00:54:24 | Ich-Roman
閉ざされる午(ひる)在り 自慰に手を濡らす きみの凝りは今日より離(さか)る
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抱擁…

2009-03-15 22:20:43 | Ich-Roman
抱擁の後の乳房に響(とよ)みくる 鼓動は美(は)しき言の葉に似て
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夕映…

2009-03-14 11:05:20 | Ich-Roman
抱きしめてきみを恋しと告げやらん その夕映えの空は還らず
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地軸…

2009-03-14 03:01:14 | Ich-Roman
今を生(あ)る傷み抱くとは鳴かなくに 地軸を曳きて発ち行く鳥は
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淡光…

2009-03-14 02:07:22 | Ich-Roman
きみに寄す 思いほのかな 恋ににて 淡きかげさすボヘミアン硝子
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白蝶…

2009-03-13 20:37:02 | Ich-Roman
指先に戯れて来し白蝶は 罠を一生(いちげ)の落着となし
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在処…

2009-03-13 20:33:54 | Ich-Roman
わかき夢われの在処(ありど)と重ならず 有漏(うろ)の佇む花のくらやみ
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秘色…

2009-03-13 20:11:06 | Ich-Roman
いちまいの闇に紛れて忍び入る 鬼は秘色の眼裏を灼(や)き
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溶解…

2009-03-12 08:32:06 | Ich-Roman
若き澱(おり)きみの五十路の体管を愛語に抱かれ溶けてゆくかな
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