先ずは 先日掘ってきた新鮮な<旬の筍>(字が似てるよね…)
A-さんがゴルフの最中に一生懸命掘って下さったので愛情もたっぷりでみずみずしいですね
さてさて、折角なので昔話しを一つ
その昔、我が家に竹林がありまして 幼心に風吹く夜の笹の葉の重なりあう音は それはそれはしっとりと怖さを誘う音でした。
さらに、カーテン腰の月明かりに揺れ動く笹の陰が これまた大怪物にさえ見えてしまう程の恐怖です。
我が家の作りは相当に古く、渡り廊下を歩いて行く先がトイレとお風呂場という水回り (ピチャッ…ポッタン...)
寝静まった家屋に響き渡る恐怖心をあおる音 磨りガラスと襖で仕切られた応接間 剥製や立派な置物とその仲間達 辿り着くまでにはいくつもの難所をくぐり抜けなければなりません。
用を足すまでに色んな思いが満タンになってしまうことも 親兄弟を揺すり起こしに行くこともありました。
そんなある日 庭で遊ぶ子供達の目に 小さな しかも立派であおあおとした穂先が ひょっこり映りました。
近づいて 突っついてみると 硬くて 尖てて びくともしない
ちょっぴり気になり 周りをほじくってみる う~ん・・・・やっぱり 突き刺さってるかも?!
「おとうさん。 なんか お庭に硬くて尖ったモノが刺さってる~」
「でもねでもね、 なんだか 蒼いお色がとっても優しそうなの」
お父さんは大きなクワを片手に キョロキョロ何かを探し始めました
「よしみんな 軍手を着けてお父さんのお手伝いをしてくれるかい?」
「いいよ!」
子供達は クモの子を散らすように 散らばって 各々に出っ張った蒼い先っぽを引っ張り抜こうとしゃがみ込む
「おいおい! 違うよ 今からお父さんが この蒼い正体を見せてあげる! クワで根っこまで掘り出すから、そしたら一気に捕まえるんだよ」
「え”~ 生きてるの? 」
「うん 生きてるよ! 植物も鳥も動物もみんな人間と同じで 死ぬまで生きているんだよ」
「へー じゃーこの突き刺さってるのも 捕まえないと逃げちゃうの?」
「でも、怖くないよ。 これはね、タケノコといって君たちの隣にある その太くて長ーいのと同じなんだ」
「うっそー だって 形が全然違うもん それに動いたりしないじゃん」
「あれ~ 昨日の夜中 お庭に怪獣がいるって大騒ぎしてトイレに行けなくなったのはだれだったかな?」
「ボクだよ! だって ホントにいたんだもん。こんなちっぽけなヤツは怖くないもん」
「今はね! でも、成長すると この青々とした立派な竹に変身するのさ」
「げぇー 信じられなーい。 だって葉っぱが付いてないし、茶色い毛の付いたところはどこ行っちゃうの?」
「よーし! ほら。 ココまで掘れば 持ち上がるだろう 腰を落として引っ張り上げてごらん」
「せ~の! せ~~の” よいしょー」
どてっ・・・・・・
しりもちついたー いたたた
「重ったーい あれー なにこれ~紫色のボチボチしたのが付いてるー それに つるつるすべるー」
「ボクにも持たせてー ホントだー 犬の毛みたいな毛が沢山 こっちとは全然違うよ」
「お父さん すっごい穴が出来ちゃったね 落とし穴作れるね」
「見てごらん これが竹の子といって この茶色の皮を剥がしていくと…ほら! キレイに剥がれるだろ この部分が成長して節になるんだよ」
「節?」
「そうだよ。 この大人の竹のココの部分になるんだ そしてこの紫色のところが根っこ だから根っこは太ければ太い程立派な竹に成長していくんだよ」
「なるほどー じゃー三角形の形をしてる竹の子さんが一番大きく成長するんだね」
「はい もう一個 こんどはさっきより少し小さめだったね」
「今度はボクが先ー」
こうして 新聞紙の上に沢山の竹の子が並び それに負けず劣らぬ泥んこな子供達の笑顔 笹の葉の音とはしゃぐ声が重なる 春の のどかな庭先を想い出します
穫れたての竹の子を皮付きのまま火で炙り お醤油や 塩をつけてダイナミックに頬張る
キレイに泥を落として湯がいた竹の子で竹の子ご飯 乾燥させた竹の葉におにぎりを包んでもらって お庭でおにぎりピクニック
きゃーきゃー楽しみながらお手伝い 自分で掘って収穫した旬の竹の子に舌鼓をうちながら 心身共に成長できたのは 何でもやらせてくれた両親のお陰。
こんな形で自然と自然に溶け込んで 正体が分かれば怖さも無くなり 竹のようにすくすくと成長してきたのが ご存じはっぴーの兄弟達。
そんな思い出を一人かみしめながら 作ってみました 「炙り筍」
おつ? オ...ッ? どっちでも良いが 昔のように穫ったその場ではなかった為か やはりエグミがでて 結果は『オッ...ッ』でした
気を取り直して 米のとぎ汁で下ゆでした筍を使って庭先のブロッコリーと「肉野菜炒め」
これまた 旬のアサツキを使った 「ささみサラダ」
筋取りした<ささみ>をクズ野菜と一緒に湯でます。
(残ったゆで汁は捨てずに…卵スープ…として再利用→漉した汁に塩味を加え、水溶き片栗粉でとろみを付けてから溶き卵をゆっく~り混ぜる)
粗熱が取れたささみを手でほぐし 4~5cmに切ったアサツキと和える。 味付けは岩塩のみ
(今回はヒマラヤ山脈の赤岩塩使用←ミネラル分が豊富で味わいも風味もピンクのヤツと違う)
旬の食材を使った 『 今夜の晩ご飯 』 でーす
下段中央=レーズン入りカボチャサラダ 下段右=ブロッコリーの芯とさらし生姜のごま油炒め 中央=お新香類にキムマヨ
上段左=豚肉と旬のお野菜筍炒め 上段中央=ささみサラダ 上段右=卵スープ
そして目でも食して頂こうと それぞれの現物ドド~ン ・・・って...ホントは品数の無さをカバーする為の苦肉の策!!では??
目で見て 手に取り 味わって 胃袋でお袋を感じる…ここきておやじギャグ??でちゃったよ (すみません...)
もとい 五感を刺激して満足をしてもらうのが食育だと思っています。 出来る時だけで良い!そう思って今後も取り組んで行きます。
A-さんがゴルフの最中に一生懸命掘って下さったので愛情もたっぷりでみずみずしいですね
さてさて、折角なので昔話しを一つ
その昔、我が家に竹林がありまして 幼心に風吹く夜の笹の葉の重なりあう音は それはそれはしっとりと怖さを誘う音でした。
さらに、カーテン腰の月明かりに揺れ動く笹の陰が これまた大怪物にさえ見えてしまう程の恐怖です。
我が家の作りは相当に古く、渡り廊下を歩いて行く先がトイレとお風呂場という水回り (ピチャッ…ポッタン...)
寝静まった家屋に響き渡る恐怖心をあおる音 磨りガラスと襖で仕切られた応接間 剥製や立派な置物とその仲間達 辿り着くまでにはいくつもの難所をくぐり抜けなければなりません。
用を足すまでに色んな思いが満タンになってしまうことも 親兄弟を揺すり起こしに行くこともありました。
そんなある日 庭で遊ぶ子供達の目に 小さな しかも立派であおあおとした穂先が ひょっこり映りました。
近づいて 突っついてみると 硬くて 尖てて びくともしない
ちょっぴり気になり 周りをほじくってみる う~ん・・・・やっぱり 突き刺さってるかも?!
「おとうさん。 なんか お庭に硬くて尖ったモノが刺さってる~」
「でもねでもね、 なんだか 蒼いお色がとっても優しそうなの」
お父さんは大きなクワを片手に キョロキョロ何かを探し始めました
「よしみんな 軍手を着けてお父さんのお手伝いをしてくれるかい?」
「いいよ!」
子供達は クモの子を散らすように 散らばって 各々に出っ張った蒼い先っぽを引っ張り抜こうとしゃがみ込む
「おいおい! 違うよ 今からお父さんが この蒼い正体を見せてあげる! クワで根っこまで掘り出すから、そしたら一気に捕まえるんだよ」
「え”~ 生きてるの? 」
「うん 生きてるよ! 植物も鳥も動物もみんな人間と同じで 死ぬまで生きているんだよ」
「へー じゃーこの突き刺さってるのも 捕まえないと逃げちゃうの?」
「でも、怖くないよ。 これはね、タケノコといって君たちの隣にある その太くて長ーいのと同じなんだ」
「うっそー だって 形が全然違うもん それに動いたりしないじゃん」
「あれ~ 昨日の夜中 お庭に怪獣がいるって大騒ぎしてトイレに行けなくなったのはだれだったかな?」
「ボクだよ! だって ホントにいたんだもん。こんなちっぽけなヤツは怖くないもん」
「今はね! でも、成長すると この青々とした立派な竹に変身するのさ」
「げぇー 信じられなーい。 だって葉っぱが付いてないし、茶色い毛の付いたところはどこ行っちゃうの?」
「よーし! ほら。 ココまで掘れば 持ち上がるだろう 腰を落として引っ張り上げてごらん」
「せ~の! せ~~の” よいしょー」
どてっ・・・・・・
しりもちついたー いたたた
「重ったーい あれー なにこれ~紫色のボチボチしたのが付いてるー それに つるつるすべるー」
「ボクにも持たせてー ホントだー 犬の毛みたいな毛が沢山 こっちとは全然違うよ」
「お父さん すっごい穴が出来ちゃったね 落とし穴作れるね」
「見てごらん これが竹の子といって この茶色の皮を剥がしていくと…ほら! キレイに剥がれるだろ この部分が成長して節になるんだよ」
「節?」
「そうだよ。 この大人の竹のココの部分になるんだ そしてこの紫色のところが根っこ だから根っこは太ければ太い程立派な竹に成長していくんだよ」
「なるほどー じゃー三角形の形をしてる竹の子さんが一番大きく成長するんだね」
「はい もう一個 こんどはさっきより少し小さめだったね」
「今度はボクが先ー」
こうして 新聞紙の上に沢山の竹の子が並び それに負けず劣らぬ泥んこな子供達の笑顔 笹の葉の音とはしゃぐ声が重なる 春の のどかな庭先を想い出します
穫れたての竹の子を皮付きのまま火で炙り お醤油や 塩をつけてダイナミックに頬張る
キレイに泥を落として湯がいた竹の子で竹の子ご飯 乾燥させた竹の葉におにぎりを包んでもらって お庭でおにぎりピクニック
きゃーきゃー楽しみながらお手伝い 自分で掘って収穫した旬の竹の子に舌鼓をうちながら 心身共に成長できたのは 何でもやらせてくれた両親のお陰。
こんな形で自然と自然に溶け込んで 正体が分かれば怖さも無くなり 竹のようにすくすくと成長してきたのが ご存じはっぴーの兄弟達。
そんな思い出を一人かみしめながら 作ってみました 「炙り筍」
おつ? オ...ッ? どっちでも良いが 昔のように穫ったその場ではなかった為か やはりエグミがでて 結果は『オッ...ッ』でした
気を取り直して 米のとぎ汁で下ゆでした筍を使って庭先のブロッコリーと「肉野菜炒め」
これまた 旬のアサツキを使った 「ささみサラダ」
筋取りした<ささみ>をクズ野菜と一緒に湯でます。
(残ったゆで汁は捨てずに…卵スープ…として再利用→漉した汁に塩味を加え、水溶き片栗粉でとろみを付けてから溶き卵をゆっく~り混ぜる)
粗熱が取れたささみを手でほぐし 4~5cmに切ったアサツキと和える。 味付けは岩塩のみ
(今回はヒマラヤ山脈の赤岩塩使用←ミネラル分が豊富で味わいも風味もピンクのヤツと違う)
旬の食材を使った 『 今夜の晩ご飯 』 でーす
下段中央=レーズン入りカボチャサラダ 下段右=ブロッコリーの芯とさらし生姜のごま油炒め 中央=お新香類にキムマヨ
上段左=豚肉と旬のお野菜筍炒め 上段中央=ささみサラダ 上段右=卵スープ
そして目でも食して頂こうと それぞれの現物ドド~ン ・・・って...ホントは品数の無さをカバーする為の苦肉の策!!では??
目で見て 手に取り 味わって 胃袋でお袋を感じる…ここきておやじギャグ??でちゃったよ (すみません...)
もとい 五感を刺激して満足をしてもらうのが食育だと思っています。 出来る時だけで良い!そう思って今後も取り組んで行きます。