Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

1月6日(金) 異次元の愚策ばかり

2023-01-06 23:11:17 | 日記

岸田さんが年頭の会見で「異次元の少子化対策に挑戦する年にしたい」と言ったことに、甘利幹事長が将来の消費税引き上げに言及したというニュース。どっちも笑っちゃいましたね。とくに甘利さんの「地に足をつけた議論」などとおっしゃるに至っては、どの口がと言いたくなる。

少子化の根底には、賃金の低さ、労働環境の劣悪さなどによる生活の貧困、教育の貧困があるのです。
「異次元の」と言うならば、消費税を5%に戻す、若い世代の非正規雇用をもたらしている法律をもとに戻して正規雇用を基本とする、最低賃金を先進国平均の全国一律時給1500円にする、大企業の内部留保に課税を行って財源をつくり中小企業の賃上げが出来る条件をつくる、学校給食の無償化や返済無しの奨学金制度を含めて教育に抜本的にお金をつぎ込み、保育園から大学まで教育費を無料にするなどの政策をすぐにでも実施することです。その結果、若者が安心して働き、結婚でき、子育てが出来るようにすれば、いくらでも子どもは増える。

そのような環境整備を一切抜きに手当をいくら積もうが、そんな政策にはすぐに限界がくることは目に見えています。
小手先の小細工で子どもが増える社会になるくらいなら、これほど急激な少子化には至っていません。まして、さらに消費税を引き上げて生活苦を大きくするようなら、もうこの国は滅びるしかありませんね。
どれほど若い世代の生活環境や労働環境が痛めつけられているのかに思い及ばないようであれば、異次元の失敗に終わることは必定。世紀の愚策として糾弾されることになるでしょう。

加えて大軍拡、戦争出来る国へまっしぐらに進もうとしているのですから、将来の子ども達にどんな社会を約束しようというのでしょうか。
政府は23年度概算要求で、沖縄の先島諸島に武力攻撃に耐えうるシェルターをつくるための調査費を計上したのだという。そのうち、ウクライナよろしく沖縄本島、さらには本土の米軍基地のある周辺自治体でも、そうした動きが出てくるかもしれない。
そんな国で、安心して子育てを出来るはずがない。それとも、この異次元の子育て支援とは「産めよ増やせよ」の再来??(下の新聞はこちらのサイトより)

この記事についてブログを書く
« 1月6日(金) 冷凍庫の中で... | トップ | 1月8日(日) ピアノ元年 »

日記」カテゴリの最新記事