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近くの山でシノギング

クリスマスだの年末だのとキラキラニヤニヤしている街から遠ざかって寂しい夜を過ごそう!ということでちょいと近くの山に出かけた。

路線バスを降りて作業道から尾根に取り付く。積もった落ち葉が滑りまくって、いつもながら最初の直登がきつい。


一段、また一段と標高を上げるたびにハンモック適地が現れる。すかさず地形図にHMと書き込みを入れる。午後からの出発だったのでもうすでに日は傾いている。それにしても気持ちのいい尾根じゃあないか。


最後にあえぐような直登をこなして主尾根に飛び出るとそろそろ日が暮れようとしている。


もう疲れたので小ピークをトラバースでかわして凌げそうな尾根を目指す。ここも落ち葉が滑って歩きにくい。


周りを少し整理してウキグモを張りウンカイを広げる。そうそう、到着したらまず広げておくことが大事なのだ。


食事ができるころには暗闇に包まれ、尾根の両側には町のあかりがチカチカしている。一番好きな光景。ここにいるから味わえる空気と静寂を楽しみながら、ぽつりとつぶやくように言葉を交わすだけ。それだけでいい。


夜中にウキグモの上からおケツを獣にかまれてオーイ、オーイと助けを呼ぼうとするがうまく声が出ない。オーイ、オーイ。しばらくしてそれが夢だったとわかる。まわりにはうめき声の様なものが聞こえたようだ。気味が悪かっただろう。この間の九州シノギングでも悪夢にうなされていたらしい。

昨日の鍋のスープが残っていたので野菜とうどんを入れて食べる。そんなに冷え込まなかったが、寒い朝に暖かいものを食べるって幸せなことだ。


下山はざっと2時間だとして、バスの時間までまだ余裕があるのでウキグモでダラダラ過ごす。この時の気温は4℃位だっただろうか?ウキグモのアンダーは1層だけにしてリバーシブルキルトを掛けるだけでも充分に暖かい。そしてこのダラダラがたまらない。


下山は一般道なので目をつむっても歩ける。

まあ、嘘ですが。

途中、小金沢連峰の稜線が端から端まで見える展望もあり楽しいトレイルだ。


南向きに歩くので暖かすぎるが、まあそれはそれでいいかな。


昨日凌いだ尾根を見ながら気分よく下山する。


ちょうど24時間のシノギングだった。ここから家まで一時間半ほど。近くに凌げる場所があるっていいな。


今回使用した「凌」アイテム
AXESQUIN
フユボウシ 絶賛販売中
メグルキセツニ 試作品
ツヅラヲリ 絶賛販売中
カザハナ 絶賛販売中
クイックハラマキ 絶賛販売中
フユガレ 試作品
クナイ kevlar 絶賛販売中
アグラスカート 絶賛販売中
ヤマバッグ 絶賛販売中
ヌノバケツ 試作品
ウキグモ 絶賛販売中
ウンカイ 絶賛販売中

EXPED
Solo Tarp 2018春再入荷予定
Lightning 45L 絶賛販売中

MOUNTAIN EQUIPMENT
Powder Boots 絶賛販売中
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