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累積標高差1800mを凌ぐ - ある日のシノギング ~後編~

前編からの続き。遂に我々は楽園へと足を踏み入れる。。

何たる美しさ。そこに広がるはブナの原生林と苔の群生。このエリアだけ山火事や伐採を免れ、脈々と歴史が紡がれている。

見渡すかぎりのブナブナブナ

苔苔苔

数日前に降った雨のおかげで、緑一つ一つがが本当に生き生きとしている。

この自然の緑には生命の力強さを感じる。同時に活力を与えてくれる。普通に歩けば10分程の区間を、ゆっくりゆっくりと英気を養いながら歩く。

どこまでも続く道。いつまでも続く道。ずっと後世にも残していきたい。そんな道である。

いつの間にか暑さを忘れるほど見惚れていた。ある意味、暑さを凌ぐ事が出来たか。この素敵なエリアを抜けると山頂へと向かう分岐となるが、もちろん我々は山頂をスルー笑。下りに向けて荷物をデポし、少し下った水場に水を補給しに行く。

ここの草むらも何とも気持ちの良い場所だ。

しっかり水は流れていた。決して低くはない標高に水場があるのはありがたい。

余談だがシノラーたる者、不測の事態に備え、浄水器は欠かさず持参すべし。自然の沢や天然の湧き水といえども、必ずしも安全な水源とは限らない。また、ため池の水やドラム缶のため水(実体験)等、精神的に飲みたくないような水でも安心して飲める(実は濁った色や臭いは浄水しても取れづらいが、精神的にも科学的にもかなり違う!)。

さて、無事水も調達できたので、いざ出発。

今回は珍しくピストンだが、来た道をただタドルという流れ作業を打破すべく、行きに気になっていたトラバースした尾根を凌ぐことに。プチシノギングのはじまり~。と、その前にしっかり地形を確認するの図


フミアトのない尾根を、己の感覚と地形図を頼りに進む。

名も無きピークを踏み、立ち止まり、喉をウルオス。

この辺りもブナが綺麗に生い茂っていた。道無き道は続く。

気温も落ち着いてきたがまだまだ暑い。しかし鬱蒼と生える木々たちが天然のカーテンを張ってくれる。風も少し抜けて、心地よく歩ける。

そうこうしていると正規のルートに合流。いやぁプチ凌いだ。この少しの緊張感を持って歩むというのは、短くとも充足感が高い。良いリフレッシュとなった。

ここからは行きの地獄の登りが地獄の下りと化す。とにかく下る下る...いよいよ疲れが蓄積してきた。来た道で見た風景というのもあるが、自ずと写真を撮る手数が減っていく笑

程なくして行きの沢ポイントにたどり着く。満場一致で大休憩を取る事に。

顔をジャブジャブしたり。

ボウシをジャブジャブしたり。

物思いに耽ってみたり。。。

お陰ですっかり気が抜けてしまう。その結果、トラバース~激下りを経て...

異世界からの脱出に無事成功。(端折ってすみません)

後半は完全に蓄積された疲れにやられてしまった。やはり暑さと標高差が祟ったなぁ。随所で凌ぐことは出来たが、相対的には皆、惨敗。しかし敗北を知る事で得られる凌ぎもあり?ある意味有意義な凌ぎと相成ったとさ~

 

今回使用した凌アイテム

柳谷

ナツボウシ 試作品
クビマキ 試作品
ハチジュウハチヤNew ver 試作品
ハカマスカート 絶賛販売中
アヲネロ 絶賛販売中
クナイショート 絶賛販売中
クナイ kevlar 絶賛販売中
ヤマバック 絶賛販売中
タモツ、ウルオス(ボトルホルダー) 試作品

谷島

ヤマボウシ 絶賛販売中
クビマキ 試作品
ハチジュウハチヤNew ver 試作品
ヒトリシズカ wide collar 試作品
ハカマスカート 絶賛販売中
シノビ dryskin 絶賛販売中
クナイ 絶賛販売中
ヤマバック(小)
タモツ、ウルオス(ボトルホルダー) 試作品

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