四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
四日市moderate 出張シノギングの様子
土地勘のない私は車移動しているうちにいつの間にか岐阜県に入っていたことにまず驚く。人生初の岐阜県上陸かもしれない。鈴鹿エリアに砂防ダムが多いことは出張シノギングをとおして学んだが、この養老山地周辺は砂防ダム推しのようで、集合場所には砂防遊学館なる施設がある。入り口の脇には1873年に来日した砂防ダムの父と呼ばれるデ・レイケ氏の像。
そしてその反対側には明治期に砂防ダム建設にかかわった薩摩藩(だったと思う)の労働者の像。川を治むるにはまず山をとある。なるほど。
今回の出張シノギングにはシノギングと相性のいいinov8の試し履きがセットされている。試し履きできるっていいよね。
みなさん初参加ということで、まずは凌とシノギングについてのお話しをしてから実践編。低山小道具研究家の森勝氏から地形図の見方の説明。
薩摩藩士? いいえ、MのM氏です。ノラギ縦縞とハカマスカートがとても似合っている。
続いて、コンパスの見方。
初めて見た、気泡が半分のコンパス。ほとんどショック(笑)
これから凌ぐエリアを想像する。
それから、凌アイテムのお貸出し。ツユハラヒとクナイを付ければ、もうシノラー気分。
え?ここから入るの?
新作のノラギ縦縞とクナイで仕上がっています。
なんだか立派な道があるので辿ってみる。
まさか、早くも羊歯地獄?
「いえいえ、そんなことありませんのよ」可愛い菫ちゃんが教えてくれた。
200m圏の鞍部にでたところで現在地確認。シノギングではこまめに現在地確認をすることが大事。少し歩いて汗が出始めた頃だが、脱いだり着たりせずに歩き続けられる着こなしをするのがシノギングの作法。
ちょっと道を外れてみる・・・
山桜、見ごろ。
昨日の雨で落ち葉の下が湿って滑りやすいので注意して進む。
ミツバツツジ、見ごろ。
300m圏の広い尾根で森勝氏による小さいウッドストーブの火起こしと油の木実演。
続いて、片結びだけでできるロープワーク。なんとかノットとかいう難しいロープワークを使わなくてもシノギングに必要なロープワークはできるのだ。
いろいろやっているうちにお昼の鐘が鳴ったのでヌタ場でお昼休憩。
EXPEDハンモックの張りかたを説明。こりゃあ気持ちいいや!
いい笑顔をありがとうございます。しかしながらアウトです(笑)
初めてのハンモックはいかがですか〜?
長野県から参加のお二人。ノラギ縦縞がとても似合っている。
同行してくれたMのK氏。
気持ち良くてつい笑いがこみ上げる。はい、アウト(笑)
ハンモックに座っておいしそうなシチューとパン。アウトですけどね(笑)
長めの昼休憩でゆっくりした後、出発前にバックパックのフィッティングのコツ。
パッキングのコツ。こういうことって実際にこの場にいないと伝わらないよね。
moderateのシノギングは荒れるという説を覆す気持ちのいい天気。呪いは消えたのか・・・。
気になる小ピークを視察するとこじんまりしたハンモックスペースがあった。はい、別荘ゲット。情報は足で稼ぐもの。
急斜面のくだりではためらわずにお助け紐を使おう。安全第一。
絵になるな~。
最後に決して笑ってはいけないやつ @ヌタ場
出張シノギングにご参加いただいたみなさまありがとうございました。
地形図で見るとほんのわずかな距離しか移動していなくても充実した時間を過ごせるものです。
それこそがシノギング。
これをきっかけにシノギングという独自の山歩きにもっと興味を持ってもらえたら幸いです。
シノギングを続けることで山歩きに必要な知識と遭難しない山登りの術を身に付けることができます。
一度のシノギングですべてを吸収することは難しいと思いますが、コツコツと続けることでそれができるようになります。
またどこかで会えることを楽しみにしています。
出張シノギングに賛同いただき、ご協力いただいたmoderateさん、ありがとうございました。
お忙しいなか同行して下さったMのM氏、MのK氏、ありがとうございました!
それから、inov8のK氏、またお会いできて光栄です。
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