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9月24日のシノギング「ハンモックでゆらゆら」の様子。

もう一ヶ月近くぐずついた天気が続いている。
今日の天気もどうなるかわからないが雨が降らないことを祈りつつ我々は小仏行きのバスに乗り込んだ。

日影バス停で下車し林道を歩くと沢の水量はいつもよりも明らかに多い。
これだけ雨が続けば当然だ・・・。

城山東尾根への取り付き。
いつもは石の上を濡れずに渡れる沢だが石は流れの中に沈んでいる。
水の量は多いが危険な水位ではない。


森勝氏はこの時期いつもサンダルだから全然気にしない。
参加者の皆さんは靴を脱いでドロボースタイルで渡る。
いきなりこんなところを歩かせてしまって申し訳ない。

トラバースの道には大きなアケビの皮がいっぱい落ちている。
猿が食べたのかな?
人間の食べる分はもうなかった。


湿気のあふれる濡れた山を歩くのはとても気持ちいい。
ちょっと秋の匂いもして、誰もいなくて、静かな山。
小さな尾根をしばらく辿って尾根の平坦な場所を選ぶ。


バックパックを降ろしてハンモックを張ってみる。
まずは一番ベーシックなTravel Hammockで張り方を説明する。
木の選び方、スリットラインの使い方、地面からの高さ、正しい寝方。
現物を見ながらの説明が一番わかりやすいはずだ。


次にTravel Hammock Duoを張ってもらう。
興味のある人は飲み込みが速い。
完璧に張ることができた。
Travel Hammock Duoは幅が広いのでかなりゆったり寝ることができる。

次は来春発売するTravel Hammock Liteをお披露目。
本体は190gと軽い。
これに使うスリットラインはダイニーマ芯の3mm仕様で従来のスリットラインと比べるとかなり細い。


ここまでは日帰りのハイキングで最も活躍するハンモックだ。

最後に泊まり用のオールインワンモデルScout Hammock Combi ULを張ってみる。
ハンモック本体にはモスキートネットが付いて軽量なタープとスリットラインがセットになっている。
このあたりの山は10月いっぱいは蚊がいるので泊まりの場合にはモスキートネットがあると助かる。



参加者の皆さんにはそれぞれのハンモックの寝心地の違いを感じてもらう。
一般に、軽いハンモックは幅が狭いので若干寝心地が悪い。
日帰りで使うなら十分だが、泊まりまで考えるならば少し幅の広いハンモックを選んだほうがいい。
そういうことも実際に寝て試せるからすぐに理解してもらえる。

Scout Hammock Mosquito Netを取り付け、Solo Tarp、Scout Tarp Extremeも張ってみる。
タープが長屋のように連なる。


あっという間に2時間が過ぎた。
お腹が空いたのでこの辺でお昼にする。

先ほどからポツポツと降っていた雨の勢いが増してきた。
山肌に靄もかかり、雨はどうやら本気で降るようだ。

降りしきる雨がタープを激しく叩く。
こんな雨でもハンモックがあればのんびり過ごせる。
Scout Tarp Extremeは350cm×290cmの余裕の面積。
ハンモックをしっかりカバーして広い前室も確保できる。
ウッドストーブで小さな焚火も楽しめる。


雨の勢いが衰えないまま撤収の時間が来た。
撤収は皆さんに手伝ってもらったのでとても助かった。

せっかくの雨なので、森勝氏と私が持ってきたツユハラヒを試してもらう。
こんな雨の日には一番役に立つアイテムだ。


さっきと同じトラバースの道を戻る。
靴を脱いでもらって、さっきと同じ沢を渡ってもらう。


林道から旧街道に出ると丁度バスが行ってしまった。
しかたがないな、もう少しこの雨の中を歩いて帰ろう。

結果的にほとんど雨に降られてしまった。
そんな中でハンモックを体験してもらえて、とてもいいシノギングだったと思う。

雨を凌ぐこと。
これも低山の楽しみのひとつである。


参加者の皆さんお疲れさまでした。
またの参加をお待ちしております!!

10月のシノギングイベントは地図読みです。
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