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ウキグモ&ウンカイ便利帳 凌ぎ方いろいろ編

(注:この投稿の画像に含まれる商品にはサンプルが含まれるため製品とは仕様が異なる場合があります)

ウキグモはダウンモックとリバーシブルキルトに分割することができて、リバーシブルキルトをトップキルトとして使用すれば3シーズン対応になり、アンダーキルトとして使用すれば真冬でも暖かく眠ることができる。リバーシブルキルトをトップに使用してもアンダーに使用しても、両サイドのジッパーでダウンモックと接続できるので使用中にずれることがない。これはウキグモの大きな特徴である。


外気の侵入を妨げる方法
シノギングのフィールドとしている低山も冬はそれなりに寒いので、リバーシブルキルトをアンダーに使用してウンカイなどのトップキルトを掛けることで保温性を確保するわけだが、実際に寝てみると、就寝中のちょっとした動きで生じるトップキルトのわずかな隙間から入ってくる外気がなかなか冷たいものだ。

こんな時の対処法を紹介しよう。

まず、ダウンモックの両サイドのジッパーを開いてリバーシブルキルトを分離する。


そして、リバーシブルキルトの左右をトップキルト越しに合わせてジッパーを閉じる。


こうするとリバーシブルキルトによってできたチューブの中にダウンモックとトップキルトがすっぽりと包まれるので外気の侵入がなくなる。いや、厳密にいうとリバーシブルキルトの頭と足の先には隙間があるのでそこから外気が侵入することがあるが、これは呼気による結露を防止するためのベンチレーションだと考えればいい。どうしても寒ければ着替えや予備のウェアで隙間を塞げばいい。ただしその場合にはそれなりに結露することを覚悟しよう。

結露問題はさておき、こうすると背面のダウンのロフトを充分に引き出した冬用の寝袋に入っているような状態になるのでかなり暖かく、今のところ氷点下10℃まで暖かく眠れることが確認できている。

ダウンモックだけでミニマムに寒さを凌ぐ方法
ウキグモのリバーシブルキルトを外してトップキルトも持たずにシノギングに出れば、荷物はそれだけ軽くなるしパッキングスペースも節約できる。夜を凌ぐ場所についたらウキグモのダウンモックだけを張って左右のジッパーを身体の上で合わせて閉じればこれだけでダウンのチューブに包まれる。

(画像ではトップキルトが中に入っているが、ここではこれがないことを想定している)

ただ、この場合のダウン量は354gで、それで周囲を覆うわけだからそんなに暖かくはない。しかもダウンモックの巾は140cmなのでこれを閉じてしまうと少々窮屈になるがそれも我慢しなければならない。巾が狭いとハンモック面の対角に寝てもフラットな体勢にはならないので私のように身体の固い人は膝の裏の筋が突っ張ってしまうだろう。このミニマムモードは決して快適ではないということを承知していただきたい。それでもダウンモックの重量は645gで、これがハンモック、マット、寝袋の3役を兼ねると考えると少しの我慢が必要だとしても充分な魅力ではないだろうか?


ウキグモだけで寒さを凌ぐ方法
ウンカイのようなトップキルトを使わずに、ウキグモの標準セット(ダウンモックとリバーシブルキルト)で凌ぐ場合は、冒頭の’外気の侵入を妨げる方法’と同じように、ダウンモックの両サイドのジッパーを開いてリバーシブルキルトを分離してから、リバーシブルキルトの左右のジッパーを身体の上で合わせて閉じればいい。こうすることでダウンモックがダウンのチューブに包まれることになり、背面はダウンの層が2重になるのでかなり暖かく、トップキルトがなくても氷点下まで凌ぐことができる。リバーシブルキルトの巾は180cmあるのでチューブ状にしてもある程度の巾が確保できるので対角の振り幅に余裕ができて多少フラットな体勢をとることができる。


身体の柔らかい人であれば、リバーシブルキルトと同様にダウンモックの左右のジッパーも閉じれば、2重のダウンのチューブに包まれることになるので、少し窮屈にはなるが保温性は上がるだろう。


これらを参考にウキグモ&ウンカイで冬の夜を凌いでみてください。
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