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修善寺 サンカクスタンド 出張シノギングの様子

今年二回目の修善寺サンカクスタンド出張シノギング。

半年前の一回目は欲張りすぎて時間オーバーしてしまった反省があるので、今回はより近く、よりコンパクトにを意識してみた。

まずは足湯で温まってと・・・。

今回のシノラー志願者は全員初参加で、神奈川、埼玉、愛知、長野と、遠方からの参加があるのはサンカクスタンドさんらしいところ。

挨拶の後はいつものように、小一時間ほど凌とシノギングについて立ち話(笑)のあと、2時限目は地形図を広げて本日凌ぐエリアの確認。

あらかじめ目ぼしいポイントを確認しておくのは基本中の基本。

続いてコンパスの見方を確認。西北西、SW、NNE、東南東、WSW、うぅー、なんのこっちゃ〜と混乱させておく。

シノギングはハイキングコースを歩かない?じゃあ、どこを歩くの?それ、楽しいの?

凌三種の神器の説明をしてお貸出し。このほかにも汗を掻いても蒸れない衣服をお貸出し。クナイとツユハラヒを身に付ければもうシノラー。

装備を整えて、長い前置きからようやく解放され、温泉街を練り歩くシノラーたち。(他の歩行者や車の邪魔にならないように歩いています。)

みかんの季節。

目星をつけていたあたりからコソコソ侵入。凌ぎと言えば神社。取り付きに神社がある確率は高い。

出鱈目に歩くのではなく、ちゃんと地形を読めば歩きやすいところが見えてくる。

シノギングのクライマックスはだいたい最初か最後。今日一番の急傾斜をじりじり詰める。

こんなところを歩くのだから、足まわりすっきり、膝まわりたっぷりの天狗スタイルが動きやすい。これに凌ピッケルがあれば鬼に金棒、シノラーにシノピ。

地図読みではこまめな現在地確認が重要だ。地形の変化、方位の変化を敏感に察知して現在地を更新していく。まわりの地形を見ることも忘れずにね。

ようやく傾斜が緩んできた。歩きはじめの寒さを凌げて急傾斜で汗が噴き出してもそのまま着ていられるのがマタギ尾州マタギ伊太利などの高通気衣服。これらは凌ウェブサイト上で「汗を凌ぐ」に分類されているのでわかりやすい。

荷を下ろして衣装替えをせずに歩き続けられる着こなしを身に付けることも重要だ。自分にはどんな着こなしが合っているのか、よくわからない人は神田honke凌の取扱店に相談してみよう。

平坦地があるのでここで低山小道具研究家の森勝氏のロープワーク講座。シノギングに必要なロープワークは、片結びを組み合わせるだけでできてしまうという、目から鱗のロープワーク。書籍やウェブにはない、目の前にいるからこそ教えてもらえる㊙情報だ。

リッジラインをびんびんに張ることも、

みんな大好きツェルトをビシッと格好良く張ることも、

片結びを組み合わせるだけでできちゃうんですよ~。みんな難しく考えすぎですよ~。

ちなみに、今のように汗を掻いた状態で長く停滞するときには、裏地が汗を透過しない一般的なダウンジャケットや中綿ジャケットを羽織るのではなく、ヨヒヤミのように裏地が汗を透過して中綿で吸収するインサレーションを着ると汗冷えを起こさない。

ロープワークの平坦地から尾根を南に辿って、地形図上で気になるポツンとちっこい「丸」を見に行く。ミチクサするのもシノギングの楽しみのひとつ。それには30mほど急斜面を降りなければいけないが、百聞は一見に如かず。すぐそこなのだから行くべし。

尾根の上からは見えていなかったが、下るとすぐに気持ちのいい鞍部。

そのまま痩せた尾根を辿るとそこには格好いい露岩が「でんっ」と構えていた。そしてその先にはおひとり、おふたり様にちょうどいい別荘があるではないか。

うーん、しびれるね~、たまらん~。

思わぬ別荘を発見して、元の尾根に戻るシノラー達の足取りは軽い。

さあ、ちょうど正午なので休憩にしよう。シノギングでは最低二時間の休憩をとる。

休憩の間にも森勝氏のワークショップは続く。だあれも教えてくれないメタルマッチの使い方。これを知っていればもうアルストをひっくり返さずにメタルマッチで確実に着火できる!

ニヤニヤしちゃうよね~。

素早くお昼を食べてテキパキ片付ける。

アグラスカートはお好きでしょ?もう少し休みましょ?

休憩中楽しいおしゃべり。背景が地味なのはシノギングならでは(笑)

ハンモックのソファに木洩れ日。私はいま別荘にいます。

ハンモックでのんびりタイム。格好いい桜のウッドテーブルに釘付けでした。

沈・・・

どこかでお会いしましたね、その①

だいぶたってから急に思い出しました!

どこかでお会いしましたね、その②

このあと火だるまになりそうに・・・。

ゆっくり休憩をとった後は西に尾根を辿り、踏み跡に惑わされながら隣の尾根へ。

現在地を確認しながら踏み跡を辿るととても気持ちのいい広場に着いた。

ここで最後の講習、タープ張り。タープの大きさがわかる工夫をしておくと張れる場所が一発でわかる。そしてちょっとしたコツを覚えればこんなにタープを美しく張ることができる。自分の道具を使いこなすことも凌の美学。

広場からは北西に尾根を辿って、そのまま出発点近くの温泉街に出て終了。

最後に修善寺周辺の宿題マップを配る。自主練をして今日シノギングで覚えたことを忘れないようにね。

最後に、決して笑ってはいけないやつ。

今回のシノギングに参加して下さったみなさまありがとうございました。

あんなに狭いエリアでも一日遊ぶことができるということを忘れずに、みなさんの裏山でシノギングを楽しんでください。

そして、この企画にご協力して下さったサンカクスタンドさんありがとうございました。

次の開催を楽しみにしています。

 

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