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「凌」で思ふこと

「凌」はその言葉を見出すまでに5年を要した。
やりたいことははっきりしていたのだがしっくりくる言葉が見つからないまま月日が過ぎた。

・・・月日という言葉、いい言葉だな。

いろいろな失敗をしてきた。
そしてこれからも別の失敗をする。
失敗はただ時間の無駄遣いではなく、今よりも少し強くなるために必要なコト。

デザインはその目的に対してシンプルでなければいけない。
意見を聞き過ぎたりまわりを見過ぎたりするといいものができない。
それは自分が弱いから。

日本の伝統色は落ち着く。
どの色を合わせてもしっくりくる。
自然に溶ける日本人に似合う色。
いつだったか、アウトドアのモノには合わないと言われたことがある。
その時迷わなかったのは少しは強くなっていたから。

商品名はとても大切な商品のインデックスだ。
それで何を感じてもらえるか?
私と同じことを感じてもらえるだろうか?
ジャケ買いしてもらえるだろうか?(笑)

音楽と似ている。
曲名を付けたり、詩を書いたり、ライブの曲順を考えたり、ふとした瞬間に一致する感情。

バンドをやっていた頃の曲を口ずさんでいることが最近よくある。
曲名とか詩の一部が不思議と「凌」の商品名に合っていることに気が付く。
自分は変わらないんだなと思う。

山に登ったかもしれない 野に咲く花をさして
風に飛んだかもしれない 深い谷間へくるくると

「凌」アイテムにはこんな背景があるんだと少しだけ感情を滲ませてみた。

来週はオフグリ(キャンセルしましたが・・・)、再来週は出張シノギング、である。

来週は四谷のフォーバレー(閉店しましたが・・・)、再来週は吉祥寺の曼陀羅、みたいな感じかな。

これからの月日もこうして凌ぎ続けるのだろう。


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