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3月24日のシノギング「行き止まりの尾根を凌いでみる」の様子。

良く晴れた土曜日の朝。高尾駅北口のバス乗り場は陣馬高原や小仏のバスを待つハイカーの長い列ができている。我々シノラーはそれとは別のバスに乗って八王子市のはずれの方へ向かった。

今回はこの春の新作ヤマニノボッタカモシレナイの他に昨年も好評をいただいたミチクサ、それから年間使える定番アイテムのハゴロモをお試しいただく。これらの3アイテムはそれぞれ通気度が違うので当然ながらそれを着て凌いでいる時の感じ方が違う。ゆっくりミチクサしながら歩き続けるのがシノギングの基本なので、登り尾根でも下り尾根でも同じレイヤリングで歩き続けることができるように、その時の気候やルートの状況に合わせたレイヤードを選ぶのも楽しいものだ。

さてさて、軽く肩慣らしでバス停から尾根の末端の神社まで地形図を頼りに歩いてもらう。


周りはこんなにのどかな風景。


そして、そう、始まりはいつも神社。


鳥居の向こうには急な登りが続く。ツヅラヲリにつけられた、銀色の手すりがやけに腹立たしいのはなんでだろう?


神社から先は楽しい尾根歩き。


それでも現在位置を見失わないように地形図にチェックを入れながら歩く。


リピーターの皆さんはもう当たり前のようにツユハラヒを巻いている。一度使えばよく分かるが、雨以外にも寒さや風を凌ぐことができるので一年中何かと出番が多いアイテムだ。


途中で森勝氏のメタルマッチ教室。


意外と知らないメタルマッチを使った火おこしの方法を体験しながら学べるのもシノギングイベントならでは。


尾根の片側が薪炭林、反対側が杉の植林ということで、誰かのくしゃみをきっかけにあちこちでくしゃみの掛け合いが始まった。
ハークション!
ハクション!
ハークション!
小鳥たちは逃げって行った。


小鳥たちはいなくなったが、気持ちのいい尾根は続く。


・・・と思ったけど。うん、なんだか雰囲気が変わってきた。


急に抜けが良くなってきたと思ったら、目の前にすごい規模の採石場。


戦隊モノとかバラエティの爆破シーンに使われそうな感じ。


予定通り尾根が行き止まってところで昼休憩とする。大人数での休憩にはあまりいい場所がなかったが、何食わぬ顔で適当な木立を見つけてハンモックを張るシノラー達のなんとも頼もしいこと。


採石場と背中合わせにこんなに気持ちのいい場所がある。


行き止まりのためにそのまま主尾根を突っ切ることができないので支尾根を下ることにする。落ち葉の積もった気持ちのいい尾根だ。


ウラヤマには珍しく、わりと緩めのランディングで道路に出た。静かな尾根歩きを楽しめる、八王子のはずれにあるコンパクトな周遊ルートだった。

さあ、お待たせしました。恒例の決して笑ってはいけないヤツ。

(ダメ出しの後の三枚目でした。笑わないって難しい・・・)

シノギングに参加いただいた皆さんありがとうございました!
とても楽しいシノギングでした。
またの参加を心からお待ちしています。

ちなみに私は、ヤマボウシヤマニノボッタカモシレナイ+カザハナ、タドルタドル+ウールタイツという、春と冬をミックスしたレイヤードで凌ぎました。
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