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冬の須磨アルプスでシノギング

須磨から宝塚まで約56キロに及ぶ六甲連山。
聞くところによると六甲縦走は西から東に歩く人がほとんどだという。
今回はその六甲連山の西の端、須磨アルプスを東から西にのんびりシノギングしてみた。

市営地下鉄妙法寺駅に降りるとそこは住宅地の真ん中で、通勤通学の人々が行ったり来たり忙しそう。
駅からほぼ南に歩き市営住宅の先から山に入る。
山には背の低いウバメガシが生い茂り雲のない藍色の空が広がっている。


急な階段を上って振り返ると妙法寺周辺の住宅地が見渡せる。


ゆっくり歩いて東山に立つと馬の背と横尾山への急な階段が見える。


馬の背付近で毎朝ハイキングのベテランさんたちと多くすれ違う。
やはり西から東に向かう人が多い。
足元の岩の斜面を手足を使って軽々と登ってくるのはベテランの女性。
すごいな、スクランブリングもこなすんだ・・・。
まあ、とにかく元気なベテランさんが多いこと。


急な階段をいくつか超えて横尾山に立つと栂尾山までは気持ちのいい尾根が続く。
温まった身体に西からの冷たい風が気持ちいい。
展望台からの眺めは眼下に高倉台の団地とこれから超えてゆく旗振山方面。
奥のほうには明石大橋と淡路島が見える。


高倉台へと400段あるといわれるコンクリートの階段を降りる。
これを登ってくるベテランさんはさすがにキツそうで、皆ヒーハー言っている。
団地の中を抜けて再び山に入る。
こういうところが六甲らしいところだ。


旗振り山付近ではウバメガシが登山道を覆うように高く伸びている。
常緑樹の多いこの辺りは意外と日影が多くてひんやりしている。




旗振茶屋の眺めは良く、東に須磨の弓形の海岸、西に淡路島が近い。




尾根通しに南西に歩いて適当な場所にハンモックを張って休憩する。
この場所も日差しがあまりなく空気が冷たいのでアグラスカートが役に立つ。
先を急がないでハンモックに揺られるととてもぜいたくな気分になる。


尾根の末端。
六甲連山の西の端は山陽電車、JR、国道を挟んですぐに海に落ちている。


今回の終点塩屋は外国人の古い屋敷が点在し細い路地があちこちに通る静かな町。
シノギングの最後にこんな町をぶらぶら歩くのもいいものだ。
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