四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
頭痛知らずのバックパック
日帰りハイキング、テント泊ハイキングにはもっぱらKLATTERMUSENのバックパックを使っている。
その独特のデザインと渋いカラーでご存知の方も多いはず。
これは日帰りハイキング仕様のALLSVINN 30L。
KLATTERMUSENのバックパックは表記している容量よりも小さめなので、このくらい入るだろうと思うほど荷物が入らない。
なのでサイドポケットを付けている。
ほとんどのKLATTERMUSENのバックパックには余計なポケットがない。
代わりに本体に縫い付けられている独特のループ(またはスリット)に別売のアクセサリーが取り付けられる。
ショルダーハーネスにも取り付けられるボトルホルダーはとても便利。
ボトルを入れない時にはコンパス、地形図、メモ帳、ペン、小型デジカメを収納している。
開口が大きいが中のものが落ちにくく出し入れしやすい。
他にも色々なアクセサリーがあるのだが頼り過ぎると見苦しくなるのでほどほどがいい。
本体には魚網をリサイクルした生地に耐水コーティングを施した生地を使っている。
つい先日も2時間ほど豪雨に見舞われたが縫い目からのわずかな浸水だけで済んだ。
北欧ブランドの製品なので手袋をしたままでも扱いやすいように単純明快な造りが基本。
だが、このショルダーハーネスは凝りに凝っている。
凝りに凝っているおかげで肩凝り知らず。
・・・失笑を買ってしまったようだが冗談ではなく本当の話し。
面ファスナー(ベルクロ)で取り外せるショルダーハーネスを肩幅と肩の傾斜に合わせてバタフライブリッジ(V型のアルミバー)が肩の頂点をまたぐように設定すると、バタフライブリッジが肩から首にかけての血流を確保して疲労し難くなっている。
実際、重いバックパックを背負うと決まって頭痛に悩まされるボクはこのシステムのおかげで頭痛知らずだ。
底周りが薄く上部にかけて厚みのある極端な形状のバックパックなので、30Lと小型でありながらトップスタビライザーがついていて荷重のバランスがとりやすい。
トップスタビライザーの余分がブラブラしていると危ないので縛って隠しておいた方がいいだろう。
このショルダーハーネスシステムを採用しているバックパックは以下のモデル。
ARVAKER, ALLSVINN, GRANIT CLASSIC, FLINTA CLASSIC, ROSKVA, GNA,
他に、これとは似て非なる究極のショルダーシステムを持つMJOLNER 2.0がある。