オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

モデルチェンジの意味は?

2008-03-21 11:24:38 | Weblog
今日はイルンゴ社のパッシヴアッテネーター「205ver.SN」の試聴機がやってきました。

当店は日々良い製品探しをしてますが、プリアンプに関しても良い製品が少なく、価格帯別で探している最中。
最近、ムジカのatt200が入荷してから、価格も10万円、音もなかなかバランスが良いのでお奨めのパワーアンプと素直に組み合わせることを推奨しています。

しかし、その上のクラスになるとFMアコースティックのFM155の139万円になってしまう。
(^_^;)

プリアンプの設計はどんな製品よりも難しいことはよく知っていますが、コレほどまでに探しても探しても、良い製品に巡り会わないものはないです…。(-_-;)

そこで、今回昔から話題のあるイルンゴのパッシヴATTを試聴した。
価格は42万円だが、まず出てくる音に「ドキッ!」とした緊張感がある。
こういった音に出会うのは久しぶりだなぁ~。

今後ジックリ聴いてみよう。また、最終的には試聴ルームにて試聴し、各周波数レンジでの位相特性もチェックしてみよう。

そこで、いつも感じること…

それは、「突如として登場した製品に良いものがない」って事です。
良い製品に出会うと、そこにはただならぬ設計者の思いと努力が刻まれていて、それが製品に永く継承していくものだなぁ~と音を通じて感じるのであります。
だから、多くのメーカーの度重なるモデルチェンジに疑問が出てくるんです。

何故、モデルチェンジをするのか(?_?)
オーディオのテクノロジーはほとんどローテクの集まり。
新しい技術が音質に大きく影響するものはないはずです。
もしあるなら、SACDが圧倒的な魅力のあるサウンドを奏でてくれるはずです。
本当は素晴らしいフォーマットなのに、技術を掘り下げて行かないから、そこに盲点が出てくるんだよねぇ~。
オーディオのテクノロジーは「進化」させるのではなくて「熟成」させないといけないと思う…。

製品を通じていつもそんなことを感じます。(^.^)